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「オペレッタにはまっている男」ことFeriのブログ「オーストリアこぼれ話」へようこそ

このブログは、2004年秋から、ウィーンを中心にオーストリアに関連する話題を扱っています。オペレッタやオペラといった音楽の話題から、街角で見かけた(現地の方もあまり知らない)話題まで、幅広い内容を 写真入りで、原則として毎日、お届けしています。

当ブログの記事は、お陰様で5000件近くになりました。「過去の記事」をお探し場合、左下にある「Categories」で、ご興味のあるジャンルを選択すると、カテゴリー毎に記事を絞り込むことができます。どうぞご利用ください。また、会場や公演情報といった継続的にご利用いただける情報については、Austria-fan.comさんにお願いして、情報を掲載してもらっています。合わせてそちらもご覧いただけると幸いです。

なお、最近、SPAMコメントが増えているため、画像認証方式を採用しています。コメントをお寄せになる皆さまにはお手数をお掛けしますが、ご協力をお願いいたします。

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February 17, 2020

レンタルアパートの調理道具雑感

20200216101日本ではコロナウイルスの感染が全国規模で広がり、屋内のイベントが中止になっているようで、仮に日本が感染国に指定されると、日本からの入国が拒否する国が増えるケースが心配です。

こちらでは20日に開催予定のOpernballを前に、色々な話題がマスコミを賑わすようになりました。

さて、今日は、最近利用する方が増えている「レンタルアパートの調理器具に関する話題」をお伝えしましょう。

前回はレンタルアパートのキッチン家電をご紹介しましたが、今回は調理器具編です。

20200216013多くのレンタルアパートで鍋やフライパンなどが置かれていますが、問題は、その大きさ。小さいとスパゲティなどを茹でるのが大変です。

パスタ専用の深い鍋を備えているところは、少ないようですが、ある程度、大きい鍋があると助かります。フライパンは、テフロン加工のものが中心です。鍋やフライパン用の蓋については、兼用のものが備え付けられているケースが多いようです。

20200216014ただ、これらは実際に現地に行ってみないと、どの程度のものがあるのか、皆目見当がつきません。

パスタを茹でると、湯切り用にザルが欲しくなるのですが、備え付けられていないアパートが多いようです。なお、専門家によると茹でたパスタはザルに開けるよりも、ロングパスタの場合はトングで掴んだ方が良いそうです。

20200216018なお、希にパスタレードルがおいてあるアパートもあります。逆にトングがないアパートが多いのが、困りもの‥お玉も必需品ですが、必ずしも常備品という訳ではありません。

包丁については、肉切り包丁やパン用の包丁など、数種類の包丁を備え付けているところが多いようです。

とにかくアパートによって備え付けられている調理器具に大きな差があるため、初めて利用する物件の場合、いってビックリというケースが多いようです。

友人の話によると手動のジューサー(果物を半分に切って果汁を搾るタイプ)は比較的多くのアパートに備え付けられているとのこと‥ただ、友人は使ったことはないという話でした。

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February 16, 2020

2020年のWiener Linien事業計画

20200215003今日は先日発表された「Wiener Linienの2020年事業計画」についてご紹介しましょう。

現在、ウィーン市およびWiener Linienが力を入れている公共交通機関利用促進の切り札「年間パス」の利用者が2019年は過去最高の852000名となりました。

これは、自家用車から公共交通機関へのシフトを意味するもので、Wiener Linienでは年間1.5トンのCO2削減が期待できると発表しています。

写真入り記名式年間パスの料金は365Euro。つまり1日1Euro。ご存じのようにウィーン市内の1回券は2.4Euroですから、その半額以下。1ヵ月パスの料金が51Euroであることを考えると、とてもオトク。1回券を152回使えば元が取れる計算です。

20200215007実際の換算レートとは異なりますが、1Euroは日本の100円に近いイメージ。つまり36500円で東京23区内のJR、私鉄、地下鉄、都営交通、各社バスが使い放題という訳です。

東京の場合、ラッシュ時は公共交通機関が輸送限界に近いですから、モーダルシフトをこれ以上進めるつもりはないかもしれませんので、この手の施策は出てこないと思います。

20200215006ウィーンの公共交通機関の利用率ですが、昨年は38%でした。ちなみにミュンヘンが24%、ハンブルクが22%ですから、高い比率を確保していると言えます。また、昨年、ウィーンの自動車通行量は4%減少しました。

Mobile Split2019を見ると、1993年と2019年の利用交通機関比較グラフが掲載されていますが、この四半世紀の間に公共交通機関の利用者は38%に増加しました(プラス9%)。逆に自家用車は25%に減少しています(マイナス15%)。自転車利用も4%増の7%です。興味深いのは徒歩が30%も占めている点です。さすが、コンパクトシティ・ウィーン。

ウィーンで公共交通機関と自家用車の利用比率が逆転したのは、グラフを見るとわかるように2015年のことです。

20200215011Wiener Linienでは、この流れを加速するため、2020年は3億6800万Euroユーロの投資を行うと発表しました。ちなみに2019年は「トラムの年」でしたが、今年、2020年は「エコバスの年」として、バスの充実に力を入れます。

○2020年は「エコバスの年」
Wiener Linienでは、現在、環境性能に優れたEuro 6バス414台、電気バス12台、自律型電気バス2台を使い、年間2億人の乗客を輸送しています。

環境性能に優れたバスに更新することで、20パーセントのエネルギー消費が抑えられたほか、CO2排出量も44%削減されました。

20200215009このブログでもお伝えしているように現在、旧市街を中心に運用されている電気バスですが、2020年は運用範囲拡大に向けた計画がスタートします。旧市街で使用されている電気バスは8メートルですが、市街地では12メートルクラスが使用されます。

電気バス専用の車庫がSiebenhirtenに建設されることが決まり、2023年には60台の電気バスが運用される予定です。いよいよ旧市街以外でも電気バスが運用されることになるため、大きなマイルストーンになります。

20200215008一方、水素を使った燃料電池式バス(全長12メートル)の実用化試験が、6月から39A(Sievering-Heiligenstadt間)で開始されます。

燃料電池バスのテストが成功した場合、レオポルダウ発電所に隣接した場所にWiener LinienとWien Energieが協同で水素ステーションを建設することになっています。

計画では、39Aは2023年には全車が燃料電池バスに置き換えられる予定です。

20200215010一方、内燃機関を使ったバスについては、エコ燃料の導入を進めます。エコ燃料は、廃棄物から生成されるもので、Wien Energieや民間企業と共同で事業を推進することになっています。

2019年6月以降、Seestadtで運用テストが行われている自動運転バスですが、現在までに4000kmを走行し、4500名の乗客を輸送しました。テストプロジェクトは2020年夏に終了し、テストの検証が行われます。

○停留所の緑化プロジェクト
Wiener Linienでは、都市の温暖化防止にも力を入れています。その一つが、停留所待合室の緑化です。

すでにプロトタイプによるテストも行われています。また、Wiener Linienが管轄するビルディングの緑化も推進されます。

20200215001○U2×U5の建設推進
地下鉄は環境負荷の少ない乗り物であるため、2020年もU2×U5建設が推進されます。両線は都心部がルートになっているため、既存の地下鉄の下に建設されます。オーストリア得意のシールド工法で建設されますが、難易度の高い工事です。

現在、U5については新規建設区間はRathaus-Frankhplatz-Altes AKH間ですが、Hernalsへの延伸も検討課題の一つです。

ただ、こちらについては、連邦政府の認可が必要になるため、再度、プレゼンテーションを行う予定です。

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February 15, 2020

懐かしのWestbahn Hotel

20200214004今日は「ウィーンにまつわる思い出話」です。

Feriが初めてウィーンを訪問したのは1979年のことでした。ただ、この時は、夜行列車でウィーン入りして、1日、市内を回って、再び夜行列車で次の目的地に向かったので、ウィーン市内で宿泊はしていません。

宿泊を伴うウィーン訪問は、その翌年でした。友人と一緒に、ユーレイルパスを使ってドイツ、スイス、オーストリアを鉄道で回っていたので、ウィーン到着は、当然、WestBahnhof。

ÖBBの長距離列車がHauptbahnhofへ移ってしまった今日では考えられないくらい、華やかで賑やかでした。

20200214001当時はバックパッカーのような旅をしていたので、駅の近くに泊まるのが定番。別に予約をしていた訳ではありませんが、駅を出て左側にあったWestbahn Hotelを選びました。

ホテルに荷物を置いて、旧市街へ向かい路面電車などを撮影したのも、今となっては思い出です。その後、しばらくはウィーン訪問時には定宿として利用していました。

先日、Feriの親友から、“そう言えば、西駅の近くにあったWestbahn Hotelは、今でもやっているのかな?”というメールが来ました。

20200214003以前は駅正面の出口を出ると、左側に見えたのですが、再開発で左側に大きな建物(Motel Oneが入っていますね)ができたため、見えなくなりました。そのため、FeriもWestBahn Hotelの存在を忘れていました。

という訳で、先日、所用があってMariahilfer Straßeに行った時、帰りに寄ってみました。まぁ、ネットで検索すればすぐにわかるのですが、やはり現地で確認したいものです。

Westbahn Hotelは現在も営業中でした。中には入りませんでしたが、親友との懐かしい思い出が蘇ってきました。

建物の建て替えは行われていませんが、リニューアル工事を実施したようで、窓周辺のデザインが「今風」に変わっています。

恐らく客室は、大幅にリニューアルされて、快適なホテルになっていることでしょう。しかし、屋上に掲げられた看板は、当時と変わっていないような気がします。

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February 14, 2020

季節外れの暴雨風で鉄道が運休に‥

20200213001日本では、本日、2月14日はチョコレート売場が盛り上がる「バレンタインデー」。このブログでも再三、ご紹介しましたが、こちらは日本のように女性が男性に贈り物をする日ではありません。

日本では2月は消費が冷え込む時期なので、消費拡大を狙った業界の戦略が見事に当たった一つかもしれませんね。実際、コンビニエンスストアの店頭にも、いつもは見かけない高級チョコレートが並んでいるようですが‥

さて、コロナウイルスによる新型肺炎のニュースが中心のため報道されていないかもしれませんが、ヨーロッパでは季節外れの暴風雨に見舞われました。

オーストリアでも被害が出ており、南チロルDrautalでは土砂崩れが発生し、ÖBBの路線が一時、運休となっていました。

復旧作業の結果、線路上の障害物が取り除かれ、2月12日から東チロル-南チロル間(Lienz -InnichenおよびFranzensfeste間)の列車運行が再開されました。

20200213003ÖBBが復旧を急いだ要因の一つは、Antholzで開催されるバイアスロンのワールドカップ(2月12日~23日に開催)に間に合わせるためでした。こちらではバイアスロンも人気のあるウィンタースポーツなので、観客輸送には鉄道は欠かせません。

ただ、今回の被害では、線路だけでなくÖBBのパートナーであるVVT(VERKEHRSVERBUND TIROL)が運用する車両に被害が及んだため、列車の運行に支障が出る可能性がありました。

そこで、ÖBBでは、急きょ、車両をVVTに貸し出して、通常ダイヤによる運転再開を支援しています。なお、この措置は、VVTの車両整備が完了する2020年6月まで継続される予定です。

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February 13, 2020

写真特集 製造が進むX-Wagen

20200212004今日は「Wiener Linienの新型地下鉄製造の模様」をWiener Linien提供の写真でお伝えしましょう。

このブログでも再三お伝えしているWiener Linienの次世代新型地下鉄車両X-Wagen(Type X)。工事が進むU5での使用を前提にSIEMENSで開発、製造が進められています。

X-Wagenは2017年9月、SIEMENSに34編成が発注されました(11編成の追加オプションを含む)。1月末には完成した車体と台車を結合する「車入れ」の写真が公開されました。

車体は、ほぼ完成しているようですが、正面は現在、運用されているType V/vに非常によく似ていることがわかります。

また、ドアもType V/v と同じプラグドアが採用されており、側窓の構造も似ているようです。

20200212002今回は台車の写真も公開されていますが、これを見るとシングルタイプのディスクブレーキを内側に装備しています。

最高速度が80km/hなので、車輪をブレーキシューで抑える通常のブレーキでも問題はありませんが、ディスクブレーキの採用は保守性を考慮しているのでしょう。そう言えば新型路面電車Flexityもディスクブレーキを採用していました。

さて、量産試作編成は2020年春、Wiener Linienに引き渡される予定なので、この写真を見るかがり、製造は順調に進んでいるようです。

20200212001ところで、その後の情報で興味深い事実が判明しました。

U5はウィーンの地下鉄で初めて自動運転が行われることになっていますが、全自動運転時には運転室を折り畳み、客室に転換することができる構造になっています。運転室を客室に転換した場合、定員が24名増加します。

20200212006左の写真はU2/U5展示室に設置されているX-Wagenのモックアップです。新型座席のデモンストレーション用なので運転室の構造はわかりませんが、一応、先頭部のようです。

日本の新交通システムの中には、全自動運転を実施している路線もありますが、この場合、車両の運転台にはカバーが掛けられていると思います。X-Wagenの場合、その他の路線では、通常どおり、運転士が乗務するため、全室構造の運転室になると思います。

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February 12, 2020

水鳥に餌を与えないで!

20200211001オーストリアでは、現在のところコロナウイルスに感染した人は見つかっていません。しかし、ORFをはじめとするマスコミで連日、中国の状況を報道しているため、残念なことですが、こちらでもアジア系の人に対する見方が厳しくなっている気がします。

実際、ORFでもウィーン市内にある約600軒の中国料理店、約300軒の中国食材料店に来店するウィーン子が減っているというニュースを流していました。

また、日本人が外国の人を見て、どこの出身者かすぐにわからないように、こちらの皆さんもアジア系の人を見ても、どこの国の人か、すぐにはわかりません。

オーストリアに限らず、ヨーロッパ全体で、コロナウイルスに対する心理学的および生理学的に異常な恐怖を感じる恐怖症(フォビア)が広がっているようです。

20200211002さて、今日は「自然と生態系保護に関する話題」をお届けしましょう。ドナウ川を擁するウィーンでは河辺を中心に水鳥を多く見かけます。

観察するだけならば何ら問題はありませんが、時々、水鳥に餌を与える人がいます。

寒い冬の時期なので、善意から行っている行為なのですが、ウィーン市(MA 45-WienerGewässerおよびTierschutzombudsstelle Wien)では自然保護の観点から、餌やりを行わないように訴えています。

20200211003とくに穀物、トウモロコシ、パン、人間が食べた食事の残りものなどは、水鳥にとって適切な飼料ではありません。

最悪の場合、水鳥の生命にもかかわります。さらに、餌を与えると、そこに大きな鳥が集まってきて、伝染病の蔓延をはじめ、生態系を崩すリスクがあるそうです。

右の写真はドナウ川沿いに設置されている警告看板です。

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February 11, 2020

ウィーン市の落とし物事情

日本では2月11日は「建国記念の日」でお休みですね。海外の場合、ナショナルデーは国を挙げて盛大にお祝いをすることが多いのですが、日本の場合、どうもイデオロギー対立の関係で、中途半端な祝日になっているのが残念でなりません。

20200210001今日は「落とし物の話題」をお届けしましょう。

日本でも時々、拾われた落とし物が話題になることがありますが、先日、ウィーン市は2019年に回収した落とし物の数が83000件だったことを発表しました。

日本の場合、一般的な落とし物は駅構内や車内で発見されたものは鉄道会社、店舗などの場合は店舗事務所などで一旦、預かり、時期を見て警察に届けるのが一般的だと思います。

最終的には警察で保管しますが、最近では、インターネットを利用した遺失物案内システムも運用されるようになり、届け出があったかどうかを警察に出向かなくてもわかるようになっているそうです。

それに対してウィーンでは市当局(MA48)が落とし物の管理を行っています。

現在、落とし物は、最終的に5区SiebenbrunnenfeldgasseにあるZentrales Fundservice(中央遺失物サービスセンター)に集められます。
センターに到着した遺失物は情報を整理して、インターネット経由で検索できるようになっています。

同センターで1年間保管されますが、所有者が現れない場合、所有権はウィーンに移ります。そして、状態の良い遺失物はMA48が運営する中古品販売店「48er-Tandler」で販売され、収益金は慈善団体に寄付されます。

従来、Wiener Linienのエリアで発見された遺失物は、同社が管理していましたが、2018年からウィーン市が一括管理することになりました。

20200210003さて、2019年に回収された遺失物ですが、上位は、1位がIDカードおよび文書(20881件)、2位が財布(12580件)、3位がスーツケース・バッグ類(8288件)、4位がパソコンをはじめとする電子機器(7268件)、5位は現金(6652件)でした。この他、鍵の紛失も多いようです。さらに帽子、スカーフ、手袋、傘なども約15000件と多くなっています。

数は少ないですが、ベビーカー(35件)、テニスラケット(18件)、ヴァイオリン(7件)などもありました。

興味深いのは、落とし物を見つけた場合の対応です。日本では、施設管理者や交番などに届けるのが一般的ですが、ウィーンでは傘や衣料品など価格の低い落とし物は市内に約100箇所設置されている「落とし物回収ボックス」(Fundbox)を利用し、届け出ることも可能です。

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February 10, 2020

まだまだ現役 連邦軍のSaab 105OE

週末、中国湖北省から6名のオーストリア人が帰国しました。今回はイギリスの協力を得て、武漢からイギリス、ベルリンを経由してウィーンに搬送されました。ベルリン・テーゲル空港からウィーンまではTyrolean Air Ambulanceの患者搬送用用航空機が使用された模様です。

オーストリア政府の発表によると、今回の帰国で、武漢に滞在するオーストリア人は全員、帰国したようです。帰国後の対応は第一陣と同じで、帰国者は14日間、ウィーン市衛生センターに滞在します。

20200209004さて、今日は「連邦軍の軍用機にまつわる話題」です。

オーストリアは小国なので連邦軍(Österreichisches Bundesheer)航空戦力(Luftstreitkräfte)の規模も非常に小規模です。

現在、戦闘機はEurofighter Typhoonを15機だけ保有しており、Zeltweg(ゼルトヴェク)空軍基地に配属されています。先日、フランスからウィーンまで武漢からの帰国者を輸送した中型輸送機C-130K(4機保有)が最も大きい航空機です。

20200209002ヘリコプター以外の飛行機(いわゆる固定翼機)は、上記の2機種以外ではジェット練習機Saab 105 OEとサーボプロップ練習機Pilatus PC-7、Pilatus PC-6などが配備されています。

この中で、最古参の航空機はスェーデンのSAAB社が開発したSaab 105 OE。何しろ初号機の初飛行は1963年ですから、60年近く前に開発された復座型のジェット練習機です。

全長10.50m、翌幅: 9.50 m、全高2,80 mというコンパクトな機体です。オーストリアに導入されたのは1970年で、1972年までに40機が引き渡されました。

20200209003一時期、オーストリア空軍のデモンストレーションチーム「KARO AS」の使用機としても活躍していました。

最も新しい機材でも50年近く運用している訳ですから、ちょっとビックリです。さすがに導入された40機のうち、現在も現役なのは28機ですが、今のところ後継機の話は聞こえてきません。

また、オーストリア空軍では、Saab 105 OEが最も数が多いというのにも驚かされます。オーストリア連邦軍では、ヘリコプターも多数運用していますが、それを加えても、最も数が多いのがSaab 105 OEです。

同機は2人乗りの練習機ですが、一部は、VIP輸送用として4人乗りへ変換可能な仕様になっています。

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February 09, 2020

変わったお店シリーズ166 Badenでタイ料理はいかが?

20200208003今日は「変わったお店シリーズ」をお届けしましょう。

最近ではウィーンでもアジア系の料理を提供するお店が増えてきました。基本的には、単一国の料理を提供するというより、アジア各国の料理をまとめて提供する形態が多いような気がします。

例外は「中華料理店」ですね。何しろ地方でも中華料理店があるくらいですから、中国の皆さまのパワーには頭が下がります。

また、和食風の料理を提供する「なんちゃって日本料理店」も、その一つ。「なんちゃって日本料理店」も中国をはじめとするアジア系の方が営業しているようです。

さすがにそれ以外の国の料理店は、ターゲットが絞られるためか、非常に少ないような気がします。ちなみにVolksoperの近くにはチベット料理のお店がありますが、これなどは例外でしょうね。

20200208002さて、先日、Baden bei Wienに行った時、ÖBBのBaden駅から旧市街の某ホイリゲに向かいました。その時、見かけたのが写真の「Saay Rung」というタイ料理店。看板には「Original Thai-Food」と書かれているので、本格的なタイ料理を提供していると思われます。

以前、Badenに行った時には見かけなかったので、ちょっと調べたところ2019年春にオープンしたようです。ウィーン郊外では珍しいタイ料理の店ということで、地元のマスコミなどにも取り上げられています。

Feriは、タイには行ったことはありませんが、オーストリアの皆さんは、暖かいところがお好きで、タイのプーケットなどへバカンスに出かけることも多いとか‥

そう言えば、ウィーン-バンコク(スワンナプーム空港)間にオーストリア航空が定期便を飛ばしていますね。

Baden bei Wienは引退した富裕層も多く住んでおり、バカンスでタイに訪れた方もいらっしゃるかも‥そのように考えると、意外とタイ料理も人気があるのかもしれません。

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February 08, 2020

地下鉄が暴走?

20200207003今日は「ウィーン地下鉄のこぼれ話」をお届けしましょう。

現在、ウィーン交通博物館(Verkehrsmuseum Remise)HALLE1で「地下鉄建設50年、運用開始40年」(50 Jahre U-Bahn-Bau, 40 Jahre U-Bahn-Betrieb)というパネル展が開催されています。

ウィーンの地下鉄建設は1969年11月3日、Karlsplatzで始まりました。このブログでもお伝えしたようにU3建設中のMariahilfer Straßeの様子をはじめ興味深い写真が多数、年代別に展示されています。

これを見るとウィーン地下鉄建設の歴史や、当時の様子を知ることができます。年代の帯が地下鉄のラインカラーになっている点にご注目。

20200207001一般的に、この手の展示会では基本的には開業式や建設工事中の写真のように「明るい話題」を中心に取り上げると思うのですが、さすがウィーンというか、驚くような写真がちりばめられていました。

その一つが冒頭の写真。1992年のパネルに掲出されていました。写真説明には「26.Mãrz:menschliches Versagen in der U1-Abstellhalle Kagran」と書かれています。

同年3月26日、Kagranの車庫で人的ミスにより車両が暴走し、車庫の壁を突き破った事故の模様です。幸い、地上に落下することはなかったようですが、かなりショッキングな写真です。

当時、U1はReumannplatz-Kagran間の路線でした(Praterstern-Kagran間は1982年9月開業)。終点に高架式の車庫があった訳です。

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