Grüss Gott! ようこそ

「オペレッタにはまっている男」ことFeriのブログ「オーストリアこぼれ話」へようこそ

このブログは、2004年秋から、ウィーンを中心にオーストリアに関連する話題を扱っています。オペレッタやオペラといった音楽の話題から、街角で見かけた(現地の方もあまり知らない)話題まで、幅広い内容を 写真入りで、原則として毎日、お届けしています。

当ブログの記事は、お陰様で5000件を越えました。「過去の記事」をお探し場合、左下にある「Categories」で、ご興味のあるジャンルを選択すると、カテゴリー毎に記事を絞り込むことができます。どうぞご利用ください。また、会場や公演情報といった継続的にご利用いただける情報については、Austria-fan.comさんにお願いして、情報を掲載してもらっています。合わせてそちらもご覧いただけると幸いです。

なお、最近、SPAMコメントが増えているため、画像認証方式を採用しています。コメントをお寄せになる皆さまにはお手数をお掛けしますが、ご協力をお願いいたします。

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August 11, 2020

Christian-Broda-Platzにユニークな日よけが誕生

2020081050日本は「お盆休み」に入っている方が多いと思いますが、ウィーンでは、この時期、市内で道路工事が目白押し。

これは夏休み期間で、人の動きが少なくなるため、この時期に工事を集中実施するという「風物詩」みたいなものです。

さて、賛否両論があった「Gürtelfrische WEST」が予定どおり8月8日にオープン。好天に恵まれ、施設のメインであるGürtel-Poolは、週末、たいへんな賑わいになりました。

2020081055この他、上流の増水による水質悪化で遊泳禁止となっていたNeuen Donauの水浴場ですが、8月10日、MA 39の衛生研究所による水質調査を完了し、水質が回復したことが確認されました。

検査結果を受けて、即日、Neuen Donauでの遊泳禁止は解除され、再び賑わいを取り戻しています。

という訳で、冒頭は暑中見舞いを兼ねて、涼しげな写真をご紹介しました。水着のお姉さまの写真はFeriが撮ったら「セクハラ」になってしまうので、ウィーン市提供の「公式写真」です。

今日は「WestBahnhof付近の話題」です。このブログでもお伝えしたように、今夏、ウィーン市では暑さ対策の一環として、日陰を積極的に作る政策を行っています。

行政はもちろん、民間にも日陰を作ることを奨励しています(「Wiener Schatten」というプロジェクト)。

2020081051そんな中、Christian-Broda-Platzにユニークな日陰が完成しました。Christian-Broda-Platzは、皆さま、ご存じのようにMariahilfer StraßeとWestBahnhofの間にあります。

ここから地下通路でWestBahnhofは行くことができます。

ウィーン市では、基本的には樹木による日陰づくりを推奨していますが、物理的に樹木の植栽が困難な場所があります。

Christian-Broda-Platzも、その一つ。というのは、この場所の地下にはU3の駅や地下ガレージ、地下送電線などがあり、プランターによる植栽は可能ですが、地面に直接、樹木を植えることは困難です。

2020081052しかも広場はコンクリートで、非常に暑くなります。そこで、人工的な日よけを広場の上空に設置することで、日陰を作ることになったものです。

Christian-Broda-Platzには、照明を兼ねたポールが立っています。これを活用して、日よけテント5張り取り付けました。

街並みとの調和を考慮して、MA19がデザインし、Donaustadtで製造。この日よけテントですが、実は固定式ではなく、日中、太陽が照りつけて気温が20度を超えると自動的に展開し、夕方には、照明が自動点灯すると、それに合わせて折り畳まれます。

 2020081053また、この手の日よけテントは風の影響を受けやすいのが難点。そこで、風速が毎時50メートルを超えると、自動的に畳まれます。これは、風速計と連動しているのでしょう。

この日よけテントですが、常設ではなく、夏季限定。秋には解体されて、整備の上、保管され、来夏に備えます。

なお、Christian-Broda-PlatzはCoole Straßeにもなっており、スプレーミストシステムなども仮設されています。

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August 10, 2020

写真特集 Feierliche Eröffnung - 6. August 2020「Königreich der Eisenbahnen」

2020081012日本では、今日、8月10日は「山の日」でお休みですね。本来は11日ですが、2020年は東京五輪・パラリンピック特措法により、オリンピック閉会式翌日の8月10日に変更されたものでしたね。

さて、8月6日にプラーターにオープンした「Königreich der Eisenbahnen」ですが、オープニングセレモニーの様子を含む当日の写真を同社が公開しました。

また、プラーターのホームページにも、新しいアトラクションとして大々的に紹介されています。

2020081003今日は同社の新しい写真を紹介しながら、施設の印象を語ってみたいと思います。

建物の外観ですが、3枚目の写真をご覧になるとわかるように現時点では巨大な倉庫のようなイメージ。「何とか間に合わせました」という感じですが、今後、付帯設備の増設に合わせて、変化することでしょう。

まぁ、建物の外側より、中身勝負ですから、この選択は「吉」。

同社のホームページによると、現在の専務が5歳時、鉄道模型に接したことが、このプランの源泉になったとのこと。子供の頃からの夢を実現した方に脱帽です。

2020081002ある意味、お好きな方が計画に深く関与していることが、施設の完成度を高めることにつながっていると思います。

まず、Feriが施設の全体写真を見て強く感じたことはウィーン・セクションに関しては、明らかに「街の情景を楽しむこと」をコンセプトにデザインされているです。

今までクローズアップ写真が中心でしたが、ウィーン・セクション全体の写真を見ると、正直、数々の建物の迫力に圧倒されます。そして、「ウィーンの街」の雰囲気が見事に再現されています。

2020081006先日もお伝えしたように、いくら巨大とは言え、ジオラマの建設スペースには限りがあります。

架空の都市を造るのであれば、問題は少ないのですが、「実在の都市」を再現するとなると、来館者の見方も大きく変わってきます。

違和感なく見せるのは、プランナーの腕の見せ所ですが、良い意味での割り切りができているように思います。

2020081008日本人の場合、雰囲気よりも、「実物に忠実かどうか」という点にこだわる傾向があるような気がしますが、この施設を見ると、雰囲気を大切にするためには、あえて実物をデフォルメするという手段を大胆に採用しています。

全体写真を見ると国立歌劇場も見事に再現されており、旧市街の作り込みは、さすがです。反面、意外だったのはKärntner Straßが省略されていると思われる点です。

2020081013実際に施設を見学した訳ではないので、明言は避けますが、国利歌劇場の右側に建物がつながっており、他の角度の写真を見ても、Kärntner Straßに相当するスペースはないようです。

また、シュトラウス像で有名なStadParkは外せないランドマークですが、同公園にあるクアハウス・ウィーンは再現されているものの、公園そのものはかなり狭くなっています。

2020081018この他、楽友協会、カールス教会、ベルヴェデーレ宮殿(上宮)は当然、再現されています。ベルヴェデーレ宮殿前のPrinz-Eugen- Straßeにはしっかり路面電車が走っています。

このような矛盾点は、恐らく沢山あると思いますが、雰囲気を再現することを優先したのでしょう。

この考え方は施設のメインである鉄道にも反映されています。

2020081020ÖBBの長距離列車に使用される客車は25メートルなので、1/87スケール(HO)では28cm程度になります。

現在、ヨーロッパの鉄道模型も精密化が進み、フルスケールの模型が中心になりつつあります。ところが、一世代前までは、実用性を重視し、客車などは長さだけ1/100スケールにしたものが中心でした。

これは、家庭でジオラマ(日本の鉄道模型界ではレイアウトと言いますが)を作って楽しむためには、曲線がきつくなるため、長さを短縮せざるを得なかったのです。

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August 09, 2020

8月7日は“Tag des Bieres”

2020080810最初に音楽関係のニュースから。開催が9月18日に延期されたSommernachtskonzert der Wiener Philharmonike(ウィーンフィル・サマーコンサート)ですが、今年は無観客で開催されることが決まりました。

開催当日は18時から会場となるシェーンブルン宮殿の庭園が閉鎖されます。なお、少数の観客が招待者として招かれるようです。

例によってORFの生中継やライブストリーミング配信が行われます。

指揮はValery Gergievさん、ソリストにはJonas Kaufmannさんが登場する予定です。今年は、「LIEBE」をテーマに、映画音楽、オペラ、オペレッタ、バレエなどのジャンルから曲目が選ばれます。

2020080806さて、今日は🍺「Bierの話題」をお届けしましょう。皆さんは8月の第1金曜日が「International Beer Day」だったのはご存じでしょうか。

発祥の地は、オーストリアではなく、アメリカ。2007年、カリフォルニア州サンタクルーズで開始さました。「友人たちと集まってビールを楽しみ、醸造会社やビールを提供する人など、ビール製造・提供に関わる人たちに感謝をする日」です。

当初は、アメリカ西部の小規模なイベントでしたが、現在は207都市・80ヵ国・6大陸にまたがる世界的な記念日に成長しました。

2020080801オーストリアでは、“Tag des Bieres”に合わせて、Land'schafft Lebenという組織が、ビールに関するトリビアをホームページに公開しています。

なお、オーストリアで人気があるのはLAGER-MÄRZEN系で、54.7%を占めています。

「ビールのつまみに最適」な話題が多数(笑)。

2020080802🍺 気候変動で、家畜飼料飼料がビールの原料に
麦芽には大麦が必要で、大麦には栽培に適した天候が必要。しかし、気候変動はオーストリアの伝統的な夏の大麦麦芽の生育に大きな影響を与えており、現在では冬の大麦の使用が増加傾向にあります。

オーストリアでは冬に収穫される大麦は、主に家畜の飼料として使われていたもの。

春に収穫される大麦より、約半年前に栽培されるため、湿度の高い時期を利用でき、干ばつや暑さの影響を受けにくいという大きな利点があるそうです。

 🍺 ホップと大麻
ホップは大麻と同じく大麻科に属します。しかし、大麻と異なり、ホップには麻薬成分テトラヒドロカンナビノール(THC、向精神薬)は含まれていません。

一方、ホップにはカンナビノイドの一つであるカンナビジオール(CBD)が含まれています。ただ、CDBには中毒性がないため、多くの国で、規制対象から外しています。

2020080804🍺 1人当たりのビール消費量は世界第2位
意外に思われるかもしれませんが、オーストリアの1人当たりのビール消費量は年間107リットルで、世界第2位です。

ちなみに1人当たりのビール消費量チャンピオンはチェコで。141リットルです。しかし、ビール大国と思われているドイツ(102リットル)を抑えての「堂々の2位」です。

2020080805なお、オーストリアでは1人当たりの消費量が最も多かったのは1990年(121リットル)で、それ以降は109~107リットルで推移しています。気になる日本は40リットルほど。オーストリアの半分以下です。

ところで、これは「1人当たりの消費量」で、国全体になると人口の多い中国がトップです。

🍺 「Tschechern」という言葉はチェコ由来ではありません
オーストリア(主に東部)では、“日常的にアルコールを沢山飲む人”(いわゆる“飲んべえ”)を「Tschechern」(チェコ人)と表現することがあります。ヘイトと騒がれそうですが‥

実は、「Tschechern」は、チェコ人のビール消費量の多さを揶揄して、チェコから生まれたものではありません。

実は「飲む」(Trinken)という意味のヘブライ語「ショカール」(Schochar)に由来しています。

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August 08, 2020

EURO-Brunnen”に代わる新しい愛称を募集中

2020080702ちょっとお疲れモードのFeri。という訳で、今日は短めの話題でご容赦ください。

連日、猛暑が続くウィーンですが、今日は「移動式水飲み場のネーミングに関する話題」です。

このブログにも度々登場する全高3メートルの移動式水飲み場(mobilen Trinkbrunnen)。街中にある消火栓の上にすっぽりかぶせて、配管を施せば、即、使用できるというスグレモノです。

Feriも、以前、たまたま設置場面に出くわしたことがありましたが、このアイデアには脱帽です。

飲料用の水を提供するだけでなく、スプレーシャワー機能も備えており、暑い日には便利な設備です。

実は、この移動式水飲み場が登場したのは、2008年にウィーンで開催された欧州サッカー選手権(Fußball-EM 2008 in Wien)の時でした。

2020080701多くのファンがヨーロッパ各地から真夏のウィーンにやってくるため、この設備が新設されたものです。

余談になりますが、この時はフーリガンの来週に備えて、ヘルデンプラッツなどにある銅像が、破損防止のため、すべて囲われましたね。

大会にちなんで、愛称も“EURO-Brunnen”(ユーロの泉)と名付けられました。大会終了後も、夏季には観光客や住民の渇きを癒やすため、継続して市内に設置されるようになったものです。

今夏は50基が市内に設置されており、活躍中です。一般的にヨーロッパの水道は飲料に敵さないと言われていますが、ウィーンの場合、アルプスの水を使用しているため、水道管に問題がなければ、美味しく頂けます。

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August 07, 2020

「Königreich der Eisenbahnen」オープン

2020080601当ブログのコメント欄でもお問い合わせ頂いたプラーターに建設中だった「Königreich der Eisenbahnen」ですが、予定どおり、2020年8月6日14時にオープンしました。

気になる巨大ジオラマですが、今回、オープンしたのは第一期となるウィーン市とニーダーエスターライヒ州の一部(実際にはウィーンが中心で、ニーダーエスターライヒ州はウィーンに隣接する関係で入っているようです)。面積は約270平方メートルです。

2020080609今回、公開された公式写真を見ると、まだ人や自動車のモデルは配置されていませんが、Feriが気にしていた建物の色(特に屋根)がウェザリングされており、非常に良い雰囲気になっています。

同施設のホームページによると、ジオラマではÖBBの列車をはじめWiener Linienの路面電車などの鉄道を中心に、実際の都市機能を支える警察、消防、救急などの仕事がミニチュアで再現されています。

2020080611来場者がボタンを押すことで、アクションが始まるシステムも導入されています。これは、人気があるのですよね。

更にドナウ島フェスティバルのようなアミューズメント施設など、住人の生活に関係ある様々な施設やイベントが再現されているようです。

興味深いのはVR技術を使い、来場者がジオラマの中に入って、人形と同じ目線で見ることができるシステムを導入した点でしょう(VRフィーチャーラボ)。

2020080607今後、単にジオラマの景色を楽しむだけでなく、様々な学習ができるプログラムが組まれるようです。

ジオラマの総床面積は3974平方メートル。第一期のWienは270平方メートルで、再現された主要なランドマークは72。

ウィーンは「ランドマークだらけの街」ですから、選択が大変だったことでしょう。

2020080608今後、730平方メートルのエリアで第二期の建設工事が進められる予定です。なお、同社によるとオーストリアを東から西に建設するようです。

改めて今回、公開された写真を見ると、列車の編成は実物よりもかなり短くなっていますし、曲線もきつくなっています。

2020080606これは広いと言っても狭いスペースに主要なランドマークを建設するため、ある種の工夫(妥協)の結果だと思います。

日本の鉄道博物館では新幹線はフル編成で走らないと、興ざめしてしまう子供さんがいると思います。

2020080610それに対して、この施設は、鉄道が中心ですが、あくまでも「街での生活」を再現することに重きをおいているために、このような形になっているのでしょう。

そのため、Hauptbahnhofもイメージは見事に再現されていますが、プラットホームが短い、駅前広場が狭いなどといった構造になっています。

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August 06, 2020

街中に仮設プールを開設

2020080507最初に心配なニュースから。上流の大雨によりウィーン市内でもドナウ川の水位が上昇。洪水の危険性を回避するため、当局は水門による制御を開始しました。この関係で、Neue Donauの水浴場は遊泳禁止になっています。

さらにCopa-StegとWaluliso-Stegが水位の上昇(および水量制御による一時的な水質悪化)によって閉鎖されています。なお、左の写真は遊泳禁止のフラッグです。

2020080501今日は「街中に仮設プールを開設という話題」です。

猛暑のウィーンですが、公営プールはソーシャルディスタンスを確保するため、既にご案内したように入場制限がかかっています。

そこで、6月に公営プールを補完するプロジェクト「Gürtelfrische WEST」が発表されました。

これはWestbahnhof近くに仮設プールを中心としたリラクゼーション施設を設置し、住民に利用してもらおうというもの。

2020080502Neubau(7区)とRudolfsheim-Fünfhaus(15区)が共同で進めているもので、図のように環状道路Neubaugürtelの中央分離帯をリラクゼーションエリアにしようというもの。

現地をご存じの方はわかると思いますが、この区間は、Innerem GürtelとÄußerem Gürtelが離れており、中央分離帯が非常に広いのが特徴。これを生かしたアイデアです。

3枚目の写真が施設が設けられるNeubaugürtelで、左側が件の緑地です。

リラクゼーション施設は今週末の8月8日からオープンするため、8月4日から工事が始まり、この区間に関しては、Innerem Gürtel(Stollgasse)とÄußerem Gürtel(Felberstraße)を結ぶ道路が通行止めとなりました。ちなみに、この交差点はウィーンでも交通量が多いことで知られています。

2020080504「Gürtelfrische WEST」の目玉施設は長さ11メートル、幅3メートル、水深1.5メートルの仮設プール(Pop-up-Freibad)。

プールの周りには、芝生、デッキチェア、シャワー、飲み物と軽食を提供するキオスクが設置されます。

さらに隣接するギュルテルの緑地帯には、コンサートや朗読会、ダンスなどを行うための木製ステージが設置されます。期間中、様々なイベントも予定されています。

また、ワークショップや休憩所として利用可能なバス(改造されたWiener Linienの連節バス)が置かれます。なお、このバスですが、希望者は宿泊も可能とか‥

2020080505本プロジェクトの運営を担当しているart:phalanx社の担当者によると、"水質はウィーンの野外プールと同等です”と述べています。

また、新型コロナウイルス感染拡大防止策についても、ガイドラインを遵守しているのは言うまでもありません。

「Gürtelfrische WEST」は無料で利用でき、8月8日から30日まで、毎日10時00分~22時00分まで営業しています。

ちなみに本プロジェクトの予算は15万Euroです。両区が主導しているということは、原資は税金でしょうね。

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August 05, 2020

18日ごとに新しい公園が誕生する街ウィーン

20200803ss000028月に入り、ウィーンは36度を超える猛暑に見舞われており、ドナウ川の水浴場や公営プールがお客さまで混雑し、「密」になっているようです。

新型コロナ感染拡大防止に関する距離ルール(ソーシャルディスタンス確保)により、通常は10万人が同時に利用できるところが4万人に減っています。そのため、猛暑になるとキャパシティオーバーという事態に‥

一方、オーバーエスターライヒ州では週末に集中豪雨がありました。Amstetten とGmündでは洪水が発生し、家屋や道路が冠水し、消防隊が排水作業に当たりました。

オーバーエスターライヒ州周辺では、週明けも大雨が降るという予報が出ており、ザルツカンマーグート地方も影響が出る可能性が示唆されています。

さて、今日は「ウィーン市が力を入れている公園の話題」です。気候モデル都市ウィーンは、世界で最も住みやすい街ですが、現時点で世界で最も「緑の多い都市」 だそうです。

2020080401ウィーンでは、地基地面積に占める緑地の比率は52%です。公園の数は約1000箇所で、過去10年間に204の公園(合計65ヘクタール)がリニューアルまたは新設されています。

これを数字に置き換えるとタイトルの「18日ごとに新しい公園が誕生する」という訳です。

ちなみに、ウィーン市内の緑地は、Wiener NeustadtとKremsを合わせた面積に相当するとは、当局の弁。

2020080403この他、公園以外にも市内には、市有林が8000ヘクタール、冷却用街路樹が50万本あり、毎年約4500本の木が市有林に植樹されています。

ウィーン市は現状に満足している訳ではありません。今後、数年間で13万7000平方メートルの公園が新設される計画です。

2020080404これらの公園のうちの1つが、ウィーン初のクーリングパークEsterházypark (6区)です。
Haus des Meeres近くにあるEsterházyparkは、中央に30平方メートルのミストシャワー(高さ3メートル)2基を備えたCoolspotが設置されます。

当局は、この設備により、周囲の温度を最大6度、下げることができると発表しています。現在、工事が行われており、夏の終わりにはリニューアルオープンする予定です。

左の写真はEsterházypark を上空から撮影したものです。中央はご存じ水族館「Haus des Meeres」。

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August 04, 2020

祝 親友の定年退職に思う

2020080301今日は「Feriの個人的な話題」です。8月に入って、40年来のFeriの親友Sさんが、務めていた会社を定年退職しました。

実は本年、2月に定年を迎えたのですが、会社側から仕掛かりのプロジェクトがあること、後任者への引き継ぎなどのため、半年間、勤務して欲しいとの要請を受けて、7月いっぱい、勤務していたものです。

Feriの友人も、続々と定年退職を迎える時期になりました。今回、定年退職したSさんは、学卒で入社した会社を勤め上げています。Feriが就職した当時は、「入社した会社を勤め上げる」というのが一般的な価値観でしたが、途中から、転職が増えてきました。

2020080303友人の中で、最初に勤務した会社を勤め上げた仲間はSさんも含めて5名、途中で転職した仲間は4名。ちなみにFeriも入れると転職組はプラス1となりますが‥

しかも転職組は、前職と全く関係の無い業種へ移っています。これも時代の流れかもしれません。

実はSさんとは、20代にオーストリアを含むヨーロッパ(主に東西ドイツ、スイス、イタリアなど)を毎年、巡った仲です。

7月から8月という「夏の時期」でしたが、一緒にウィーンも訪問したことも‥ もちろん、当時、40年後、Feriがウィーンに入り浸りになるとは誰も思っていなかったことでしょう。

ちなみに左の写真は、1981年のKärntner Straßです。

2020080302

最初の頃は、ユーレールパスを使い鉄道で移動していましたが、後半はオーストリアでは地方を回ることが多くなったこともあり、レンタカーでの移動が増えました。

旅行中は、今だから笑える失敗談も多数。それだけに色々な思い出を共有しています。

30代中盤以降、Sさんが会社の要職につき、まとまった休みが取れなくなったこと、Feriが転職したことなどから、日常的に会って一杯やることはあっても、一緒に海外旅行をすることは叶いませんでした。

2020080304その間、一緒に訪問したドイツ民主共和国(DDR)が無くなってしまうなど、この40年間には色々なことがありました。

Sさんと一緒に久しぶりに海外を巡ったのは、昨年のアメリカ遠征。ただ、あの時は、複数の友人と一緒だったこと、現地で合流したこと、ハードスケジュールだったことから、Sさんとゆっくりと語り合う時間はとれませんでした。

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August 03, 2020

Josefstädter Straßeのミーティングゾーン(Begegnungszone)計画

2020080207今日はウィーンで「緑の党」が発表した「JosefstädterStraßeのミーティングゾーン化計画」をお伝えしましょう。

今秋のウィーン市議会議員選挙を前に、各政党とも住民が注目する政策を発表しています。先日はMichael Ludwig市長(SPÖ、オーストリア社会民主党所属)が突如、CityBikeのステーション運営をWiener Linienに委託するという決定を下しました。

一方、「緑の党」に所属するBirgit Hebein副市長は、旧市街の自動車乗り入れ禁止を実施する計画を進めています。

この「緑の党」が新しい政策を発表しました。それは8区のメインストリートJosefstädterStraßeから自動車を締め出し、歩行者専用道路(ミーティングゾーン)にしようというものです。

2020080201「緑の党」ではGumpendorfer StraßeやLandstraßer Hauptstraßeにミーティングゾーンを開設する運動を進めていますが、今回、8区のメインストリートであるJosefstädterStraßeが加わりました。

作戦名は「Leuchtturmprojekt」。もちろん、今秋、行われる市議会議員選挙に向けてのプロジェクトです。

このブログでも進捗状況を逐次お伝えしたウィーンを代表するMariahilfer Straßeも段階的に自動車の乗り入れが禁止され、現在では事実上、歩行者優先道路になりました。

2020080208正直、Feriは、Mariahilfer Straßeの歩行者優先化計画が発表された際、実施はかなり困難だろうと思っていましたが、「緑の党」が主体となって、実現してしまいました。

環境保護政党を榜する「緑の党」は、連邦政府の政権与党になってから、ウィーンでも自転車専用レーン拡充をはじめ、自動車を目の敵にした政策を次々と発表し、実行に移しています。

今回の計画では、地図のようにLange Gasse( Josefstädter Straße-Hugo- Bettauer- Platz間の120メートルが2018年にミーティングゾーン化、右図の点線区間がミーティングゾーン、右の写真)の交差点から、Palais Strozzi付近までが対象です。

2020080210現在、JosefstädterStraßeには1日1万台の自動車が通行していますが、その90%は8区の住民以外だと言われています。

「緑の党」のMartin Fabisch氏によると、“商店が多いJosefstädterStraßeを歩行者専用道路にすることで、散策する人が増え、売上増に貢献する”と述べています。

Feriは、以前、先輩が8区にお住まいだったこともあり、JosefstädterStraßeは馴染みの通り。確かに色々な商店が軒を連ねています。

2020080203また、比較的、富裕層が多いエリアなので、伝統的なお店が多いのも特徴です。最も最近は、ご多分に漏れず店が変わったところも増えていますが‥

この計画に否定的なのがWiener Linien。というのはJosefstädterStraßeには路面電車2系統が通っているからです。

ヨーロッパでは、歩行者専用道路に路面電車が走るトランジットモールを採用している国が沢山あります。

2020080211 オーストリアでは、グラーツの旧市街のトランジットモール(左の写真)が有名ですが、何故かウィーンでは実績がありません。

トランジットモールを設置するためには、歩行者の安全を確保するため、ある程度、道路の幅が必要です。

2020080205ところがウィーンの場合、トランジットモールに適した道路がないことが要因だと思います。

JosefstädterStraßeは道幅が狭いため、現状でも自動車の軌道敷内通行禁止ができません。つまりトランジットモール化した場合、歩行者の安全を確保するのが難しいというのがWiener Linienの意向です。

実際、毎年、秋に開催されるJosefstädterFestの際には、右の写真のように路面電車を運行を取りやめています。

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«Twin City Liner運航再開 Red Ticketで需要を喚起