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「オペレッタにはまっている男」ことFeriのブログ「オーストリアこぼれ話」へようこそ notes

このブログは、2004年秋から、ウィーンを中心にオーストリアに関連する話題を扱っています。オペレッタやオペラといった音楽の話題から、街角で見かけた(現地の方もあまり知らない)話題まで、幅広い内容を camera 写真入りお届けしています。

当ブログの記事は、お陰様で4500件を越えました。「過去の記事」をお探し場合、左下にある「Categories」で、ご興味のあるジャンルを選択すると、カテゴリー毎に記事を絞り込むことができます。どうぞご利用ください。また、会場や公演情報といった継続的にご利用いただける情報については、Austria-fan.comさんにお願いして、情報を掲載してもらっています。合わせてそちらもご覧いただけると幸いです。

なお、最近、SPAMコメントが増えているため、画像認証方式を採用しています。コメントをお寄せになる皆さまにはお手数をお掛けしますが、ご協力をお願いいたします。

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September 22, 2018

CIRCUS RONCALLI Wien公演中です

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日本では24日が「秋分の日」で祝日となりますから、2週続けて3連休という方も多いのではないでしょうか。

自然災害が多発した今年の日本ですが、是非、元気になってもらいたいものです。

さて、今日は「CIRCUS RONCALLIの話題」です。

先日、「サーカス団の列車移動」の話題をお伝えしましたが、その際、ご紹介したCIRCUS RONCALLIが、現在、WienのRathausPlatzで好評公演中です。公演は9月13日から10月14日までの1ヵ月間。

最近では新しいスタイルのサーカス団が生まれていますが、CIRCUS RONCALLIは、いわゆる伝統的なスタイル。

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昔の姿を今に伝えるサーカス団なので、こちらでは、一定の人気があるようです。

もちろん、パフォーマンスについては、昔ながらのもに加えて、新しいスタイルも取り入れて、常に進化しているようです。

まぁ、Feriは実際の公演を観た訳ではないので、内容面でのコメントは差し控えますが‥

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サーカス列車の記事をまとめた直後だったので、実際、公演会場で色々と観察すると、興味深い事実に気づきました。

RONCALLIはテントで公演を行うのですが、収容人数は1500名という巨大なものです。高さも16メートルほど。

このテントを組み立てる工程が、同サーカス団のホームページに公開されていますが、非常に手間がかかるようです。既存のホールなどを使えば楽なのでしょうが、この当たりが「こだわり」なのだと思います。

ところでヨーロッパ発祥の伝統的なサーカスと言えば、象や馬といった動物を使ったショーが人気を集めていたと思います。

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September 21, 2018

U6「Nicht drinnen:Essen」プロジェクト

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今日は、このブログでも何回かお伝えした「U6の車内飲食禁止プロジェクト」の現状をお伝えしましょう。

U6の車内での飲食禁止ですが、車内環境改善を主目的に9月1日から正式にスタートしました。まず、対象となるU6の車両には、ドア部分に「縦にピクトグラム」が張られています。

上から「禁煙」「禁食」「禁酒」で、その下は「犬には口輪を」です。従来と異なり、ピクトグラムごとに色が異なっているのが特長です。また、同じピクトグラムが車内の連結部分の壁にも張り出されています。

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現在は啓蒙期間中なので、他の地下鉄路線も含めて「車内飲食禁止」のポスターが張り出されている他、主要駅に設置されているディスプレイにも、ニュース映像やコマーシャルと並んで、同じデザインの映像が放映されています。

このポスター(映像も同じですが)のデザインは、警察が犯罪時に鑑識班が行う遺留物捜査を模したもので、なかなか優秀。食事には、いつくかのバリエーションがあります。

つまり、「車内に残された食事の残骸から、食べた人物を特定し、検挙する」というWiener Linienの強い姿勢が伝わってきます。

そして、駅のプラットホームに張り出されている詳細な案内表示にも「禁食」が加わりました。ちなみに過料は設定されています。

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このようにWiener Linienの「気合い」を感じることが出来ます。FeriがU6に乗車したときは、当局による取り締まりはありませんでしたが、どの程度、行っているのか、興味があるところです。

ところで、お客さまの方ですが、失礼な言い方になりますがU6の利用者は民度が低い人が多いため、プロジェクトの効果が十分発揮されているとは言えないようです。

実際、WestbahnhofでU6を待っていたら、到着した列車からハンバーガーを頬張った子供が出てきました。

また、駅のプラットホームで真っ昼間から、ワインをラッパ飲みしているおっさんを発見。プラットホームは車内でないからOKなのかどうかは、知りませんが、少なくとも規制は順調とは言えないようです。

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September 20, 2018

先週末、WienはFestで大賑わい

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「Die Csárdásfürstin」Premium Reportが続いたため、「気の抜けたビール状態」になってしまいましたが、先週末、Wienで行われたFestの模様をお伝えしましょう。

何しろ、9月は週末ごとに色々なFestが繰り広げられています。

StreetlifeFestival2018
15日と16日に行われたのが「StreetlifeFestival2018」。会場は旧市街に隣接したBabenberger StraßeとMariahilfer Straße。

ウィーン市が中心となって行われた、このイベントですが、「道路を自動車に占有させるのではなく、住民が多角的に活用できる場にしよう」といった考え方に沿ったものです。

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会場には仮設舞台が設営され、各種のバンド演奏をはじめ、大道芸、物品販売、ワークショップなどが行われていました。

また、関連する団体のブースも多数出展されており、それぞれ活動や商品などをアピールしていました。

今年はCityBikeが15周年を迎えたこともあり、例年以上にCityBikeをはじめとする自転車の利用をアピールしていたのが印象的でした。

さらにWiener Linienをはじめとする公共交通期間もブースを出していますが、Wiener Linienでは、建設が始まったU5とU2に関する展示を行っていました。もちろん、グッズの配布も‥

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この中で面白いのが、毎年、恒例になっている「Slowbiking」。自転車でコースをいかに長い時間をかけて走るかというレース。Citybikeが主催者です。

時間をかけてゆっくり走ったライダーが優勝。このFestの考え方を体現しているようなイベントですね。

また、現在、注目されている無人自動運転電気バスも登場しました。こちらについては、別の場所でデモンストレーションを見る機会があったので、改めてお伝えすることにしましょう。

日本では、街頭イベントというと公園などの広場を利用するのが一般的かと思います。それに対して、Wienでは、道路を閉鎖して開催するStraßenfestを奨励しています。

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これは、道路を「住民交流の場」として活用しようという発想で、2017年には、前年より26箇所増えて、456箇所で開催されています。また、使用された道路の長さも総計45270メートル(前年比プラス6238メートル)になりました。

当然、Straßenfestは道路は交通規制が入ります。路面電車や路線バスが走る道路も対象となるため、当然、迂回またや部分運休となります。

そこまでしてStraßenfestの開催を奨励するというのは、ある意味、文化の違いなのかもしれません。

この「StreetlifeFestival2018」は、Straßenfesteを奨励するためのモデルイベント的な生活も強いようです。

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September 19, 2018

「Die Csárdásfürstin」Premium Report(その4)

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熱心なオペレッタ・ファン以外の皆さま、申し訳ございません。思い入れの多い作品なので、4回になりました。
今日は、注目の3幕とPremiere出演者の個人評をお届けします。

暗転で、3幕へ移りますが、間奏曲「これが恋というものさ」と「僕は踊りたい」が流れます。戦争を伝える新聞やニュース映像が投影されます。どうもエドウィンは、本当に戦地に送られたようです。

3幕 ブダペスト・オルフェウム劇場の楽屋
オリジナルは、ウィーンのグランドホテルのバーでしたが、今回はブダペスト・オルフェウム劇場の楽屋です。楽屋には、すでにフェリ・バチとボニ、シルヴァ、踊り子達がいます。

支配人が楽屋にやって来て、踊り子達を舞台に行くように指図します。楽屋でフェリ、シルヴァ、ボニの3人だけになったところで、3幕のお楽しみ「ヤイ、ママン」になりますが、今回は、ジプシー楽団は登場せず、ピアノ伴奏です。

そのため、フェリの「ジブシーよ、ヴァイオリンをとれ」が変な感じでした。

3幕のクライマックスだけに、従来はリフレインで盛り上がる場面ですが、今回は3人がそれぞれ歌ったところで、支配人がやって来てシルヴァに出番を告げます。

また、前演出では、舞台に立つこと拒否しているシルヴァを勇気づけるために、フェリ・バチが一芝居打つ(歌う)という想定ですが、すでに楽屋でシルヴァがスタンバイしているので、やけになっているとは言え、「ヤイ、ママン」の位置づけが変わってしまいました。

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どうも、戦争の影が色濃くなってきたため「今を楽しまなくては」というニュアンスで「ヤイ、ママン」を歌うというストーリーのようでした。

ご存じのように、前演出では、リフレインはドイツ語版、ハンガリー語版、英語・日本語版の3回行われたこともあります。お客さまが最も楽しみにしているシーンだけに、頭を抱えてしまったFeriでした‥

3人が歌い終わると、場面は劇場に転換します。ここで踊り子やお客さまも参加して「ヤイ、ママン」の大合唱。すでに戦争が始まっているため、お客さまに中にも軍服姿の方も‥

また、踊り子もヘルメットをかぶっています。人数は増えていますが、ちょっと物足りない感じ。皆さん、戦争でやけになって歌っているというイメージが強く出ています。正直、“えーっ、これで終わりなの”という印象でした。

踊り子やシルヴァ、お客さまがいなくなると、そこへエドウィンがやってきます。

何と、エドウィンは部隊から許可無く抜け出してきたのです。エドウィンは侯爵の息子ですから、将校のハズ。将校が戦場を離脱するのは、まずいですよね。

エドウィンはボニに、“何故、シルヴァを自分の妻だなどと言ったのだ”と食ってかかります。ボニは事情を話します。本演出では、そこへ、早々にアナスタシアがやってきます。従来は、ボニが電話でスタージを呼び出していましたが、エドウィンとボニを追ってやって来たようです。

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September 18, 2018

「Die Csárdásfürstin」Premium Report(その3)

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週末のウィーンでは、様々な行事が行われました。実は、そちらも、しっかり見ているのですが、まずは「オペレッタにはまっている男」なので、「Die Csárdásfürstin」Premium Reportを続けます。

そう言えば、RedBullのエアレースもWiener Neustadtあったのですよね。日本の室屋選手が出場しているので、行きたかったqのですが、航空ファンのFeriも、そこまでは、手が出ませんでした。なお、室屋選手は2位に入りました。

今日は休憩後の「Die Csárdásfürstin」、2幕のレポートです。本当は3幕と一緒にするはずでしたが、長くなってしまったので、2幕だけでまとめました。

2幕 ヴァイラースハイム侯爵邸、ウィーン
冒頭、当時のニューヨークの映像が流れます。劇場の外側も写るのですが、しっかりシルヴァの名前が出ています。芸が細かいところ。

幕が開くと、侯爵邸のサロンにエドウィンとアナスタシアがいます。アナスタシアは、エドウィンに“シルヴァのことが好きなの?”とたずねます。

エドウィンは、“それは終ったことだ”と答えますが、彼女から“私達の婚約発表は今日のパーティの席上で行われるはず”と聞くと、“今は婚約できない。大切な報せを待ってからでないと”と言うのでした。

アナスタシアは、それがシルヴァに関する報せなのだと勘では分るのですが、彼の過去の清算がつくのなら幼なじみの彼と結婚してもいいと考えているのでした。

そして「燕の二重唱」、「私は大きな奇蹟を待っている」を歌います。そして有名なワルツ「燕がするように巣を作りましょう」へ‥

2人が立ち去ると侯爵夫妻が現れ、夫人は“息子のエドウィンが、今夜の結婚発表は秘密の報告を聞くまでできない”と言っていたと、侯爵に告げます。

侯爵は早合点して“それはきっと何処かで子供を作ったにちがいない”と頭をかかえます。夫人は“その場合は、子供をあずかって田舎に送りましょう”と、その対策を話し合います。

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このあたり、役者のRobert MeyerさんとSigrid Hauserさんのお芝居が光ります。

そこへボニとシルヴァがやってきますが、このパーティに招かれているのはポニ伯爵だけなので、シルヴァはボニ夫人として、このパーティに参加します。

侯爵夫妻が現れ、ボ二を迎えます。ボニは“急に結婚しましたので、妻も飛び入りで連れてきました。お許し下さい”と挨拶。

そこへアナスタシアがやって来ますが、ボニは一目惚れ。本来、ボニとアナスタシアは幼なじみという設定ですが、今回は雰囲気が違うようです。

なお、ボニが一目惚れしたシーンでは、何故か雷鳴が響き渡ります。雷に打たれtような衝撃だったのでしょうね。

そのため、昔、ハンガリーで過した子供の頃の歌を歌って昔をなつかしむ場面は、ボニとアナスタシアを追いかけ回す演出に変わっています。

オリジナルでは、侯爵の友人のビリング元大便がボニ夫人を見るなり、“最近ニューヨークで見た歌姫とそっくりです”と驚く場面がありますが、本演出でも、これはありません。まぁ、前演出からありませんでしたが‥

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今回の演出では、シルヴァの素性を知るのはローンスドルフ男爵だけという設定。

そこにエドウィンが来ます。彼はシルヴァがここにいるので驚きますが、父親からポニ夫人と紹介されて、2度びっくり。

そしてこの事情を訊こうと、ポニと二人だけになると“いったいどうしたことだ”と問い詰めます。ここで、ボニの身体を揺する演出は、何故か継承。

エドウィンは、ニューヨークに行ったシルヴァとボニに何度電報を打っても返事がもらえず'帰ってきたと思ったらボニとシルヴァが結婚していたなんて裏切だと責めますが、ボニは、あれは偽りだとも言えず、“昨日結婚はしたが、実質的なお床入りはまだだよ”と言って彼をなだめるのでした。


エドウィンと二人になったシルヴァは、“最初の結婚は冗談だったのね。貴方は他の女性と約束していたのですものね。侯爵夫人になれないならせめて伯爵夫人になりたかったのよ”と言います。そこまで言われてエドウィンも何も言えず、ただ昔を思い出すだけ‥

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September 17, 2018

「Die Csárdásfürstin」Premium Report(その2)

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今日は、新演出の展開に沿ってVolksoperの「Die Csárdásfürstin」の内容をご紹介しましょう。完全、ネタバレなので、気になる方は、ご覧にならない方が良いと思います。なお、今回はプログラムに「日本語版あらすじ」が復活していました。

ところで、シルヴァのコスチュームですが、皆さまもご存じ、この絵をモチーフにしえいることは間違いなさそうです。

1幕 プロローグ「ヴァイラースハイム侯爵邸、ウィーン」
前奏曲の途中から、当時の「ウィーンの風景」がフィルムで緞帳に投影されます。フィルムの最後はヴァイラースハイム侯爵邸。そして、幕が開くと、舞台はヴァイラースハイム侯爵邸のサロン。

エドウィンとアナスタシアがサロンで話をしています。しかし、何となくよそよそしい感じ。それは、エドウィンは、ブダペストのシルヴァが気になっているからです。そこへ侯爵夫人もやって来て、二人の婚約の段取りに‥

侯爵夫人が立ち去ると、遠くから「ハイヤ、ハイヤ、私の故郷は山の中」が聞こえてきます。ここで雷鳴が響き渡り、驚いたスタージが退場。

場面は、暗転でブダペストのヴァリエテ劇場「オルフェウム」になります。恐らくブダペストへ行き、シルヴァに会いたいエドウィンの心情をプロローグで表現したのでしょう。

なお、このサロンは、最近のフォルクスオーパーのオペレッタでは珍しい写実的なものでした。これはFeri好み。

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○ブタペストにあるヴァリエテ劇場「オルフェウム」
キャバレーと演芸場を兼ねたようなヴァリエテ劇場「オルフェウム」。場末の怪しげな劇場という雰囲気が漂っています。上から踊り子が乗った看板も降りてくるなど、派手な演出。言葉は悪いですが、ストリップ劇場のような怪しげな雰囲気‥何しろ衣装も、かつてのマドンナ風。

シルヴァのニューヨーク公演が決まり、そのため2ヶ月間ヨーロッパから離れるための「お別れ公演」。今までは、エドウィンが遅れてやってくる設定でしたが、今回は、最初から劇場にいます。

ここで、シルヴァ登場の歌「ハイヤ、ハイヤ、私の故郷は山の中」が歌われます。最初からタイトルロールの実力が試される場面。

正直、ここでシルヴァ役の歌手の実力がわかってしまいます。さて、シルヴァの仕上がりは‥正直、「絶賛もの」ではありませんでした‥

常連の中でも粋人で通っているフェリは、彼女が乗る列車が早朝に出発するため、皆は夜明かしをして飲むことを提案するのは、従来どおり。

そしてフェリと共に来ていたシルヴァの熱烈なファンであるボニが、「俺達みんな遊び人」を歌います。この時、すでにシルヴァとエドウィンは、姿を消しています。

場面は、オルフェウムの楽屋に転換。シルヴァとエドウィンはベッドインの真っ最中。かなりストレートな演出です。

エドウィンはシルヴァに「シルヴァ、僕は君だけを愛している!」と歌います。

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シルヴァは、“沢山、美しい女性の中で、どうして私一人だけを愛してくれるの”と訊きます。エドウィンは“どうしてだか分らないが、愛いと思う娘は何人もいるのに、本当に恋をしてしまったら、たった一人の君しか目に人らなくなったのだ”と切々と愛を訴えます。

シルヴァは少し冷静で、“早く燃え上がる恋の炎は、燃えつきて残るのは灰だけよ。貴方の恋の傷だって時が癒してくれるわよ”といなしますが、エドウィンの甘い言葉にいつしか酔ってしまいます。

そこへ、ボニとフェリがやってきます。従来、楽屋で、4人が歌う場面がありましたが、今回はかっとされたようです。

続いて、ローンスドルフ男爵が登場。エドウィンに“召集令状がきたので、即刻ウィーンに戻って下さい”と告げます。

そして、“アナスタシア伯爵令嬢との結婚の正式発表をご両親が急いでおられる”と伝えるのでした。

エドウィンが立ち去り、ローンスドルフとボニだけになると、ここで、ボニが「やっぱり女がいなけりやこの世はつまらない」を踊り子と一緒に歌います。

この曲もジャズ風に編曲されており、振付もアメリカ風。ただ、リフレインはありませんでした。ただし、なかなか立ち去らない堅物ローンスドルフに踊り子を仕向けて、退場させます。

そして、内輪のお別れパーティが開かれる劇場の場面へ。

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September 16, 2018

「Die Csárdásfürstin」Premium Report(その1)

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2018/19シーズン、Volksoper120周年という記念すべきシーズンに演出改訂が行われた「Die Csárdásfürstin(チャールダーシュの女王)」のPremiumが9月16日に行われました。

Feriがオペレッタにはまった2作目の作品が「Die Csárdásfürstin」。Sándor Némethさんが演じるFerenc Ritter Kerekesこと、フェリ・バチの「粋なおやじ」ぶりに魅せられから、20年近い歳月が流れました。

前回の日本公演が、前演出での「最後の上演」となりました。Feriも、次に上演される時は、必ず新演出になると踏んでいたので、「ついに、この日が来た」というのが正直な感想です。

個人的な見方ですが、Volksoperでは、最近、いわゆる「定番オペレッタ」の改訂は、失敗する傾向が強いのが心配の種‥

制作陣は、以下のとおりです。

-演出:Peter Lundさん

-舞台装置:Ulrike Reinhardさん

-ビデオ:Andreas Ivancsicsさん

-衣装:Daria Kornyshevaさん

-振付:Andrea Heilさん

-合唱指揮: Holger Kristen さん

演出を担当しているPeter Lundさんは、過去にVolksoperでは、2013年に「Frau Luna」、2016年には「Axel an der Himmelstür」の演出を担当しているドイツ出身の若手です。

ついに定番の演出改訂に抜擢されてという訳です。定番の演出だけにプレッシャーはあったでしょうね。

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指揮はAlfred Eschwéさん。主な出演者は、以下のとおりです。

-Leopold Maria, Fürst von und zu Lippert-Weylersheim(レオポルト・マリア):Robert Meyerさん

-Anhilte, seine Frau(アンヒルデ):Sigrid Hauserさん

-Edwin Ronald, beider Sohn(エドウィン):Lucian Krasznecさん

-Anastasia Komtesse Eggenberg(アナスタシア):Juliette Khalilさん

-Eugen Baron Rohnsdorff(オイゲン):Christian Grafさん

-Boni Graf Káncsiánu(ボニ):Jakob Semotanさん

-Ferenc Ritter Kerekes, genannt Feri Bácsi(フェリ・バチ):Boris Ederさん

-Sylva Varescu(シルヴァ):Elissa Huberさん

-Sándor von Kiss(公証人):Nicolaus Haggさん

では、全体的なお話から‥

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September 15, 2018

只今、電気自動車充電中

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一雨ごとに秋が訪れているウィーンですが、13日は、久しぶりに「夏日」になり、気温も30度を超えました。その余波で14日も、若干、気温が高めでした。

今日は「ウィーンの街角の話題」をお届けしましょう。このブログでも、何回かお伝えしていますが、オーストリアでは電気自動車の普及に力を入れており、そのためのインフラ整備にも気合いが入っています。

従来、電気自動車用の充電スタンドは、有料駐車場やホテルの駐車場などに限られていましたが、ウィーンでは、最近、街角に充電スタンドが設置されるようになりました。

先日、Ottakringの駅近くにある充電スタンド前を通りかかったところ、何と充電中の電気自動車を発見しました。
実際に使っている人がいるのには、びっくり。

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内燃機関の場合、燃料の補給は分単位ですから、これを考えると、電気自動車のエネルギー補充は、信じられないくらい時間がかかります。

そのため、充電中の自動車にはドライバーさんは不在でした。「駐車しながら、充電する」というのが基本スタンスのようです。

今までホテルの駐車場で充電している電気自動車は見かけたことがありますが、路上で充電中の電気自動車は初めて見ました。ちなみに車はTesla, IncのモデルSでした。

モデルSは、三相交流モーターを使用しており、床下にはパナソニック製のリチウムイオン電池を搭載しています。

バッテリー容量によってタイプが分かれているようで、60モデルの場合、最高航続距離は約400kmと発表されています。

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September 14, 2018

開業30周年を迎えたTaurachbahn訪問記(下)

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今日は、昨日に引き続き開業30周年を迎えた「Taurachbahnの話題」をお届けしましょう。

今年、見事に復活を果たした元Salzkammergut-Lokalbahn(ザルツカンマーグートローカルバーン、略称SKGLB)の22号機。

この機関車は、元SKGLBでも大型で、5軸動輪。狭軌鉄道では珍しい炭水車を連結た蒸気機関車です。

オーストリアの狭軌鉄道で使用される蒸気機関車は、クラウス・リンツ製が多いのですが、この機関車はドイツのボルジッヒ(Borsig Lokomotivwerke GmbH)という会社で、1939年に製造されたものです。

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試作機的な意味合いが強かったようで、ドイツやオーストリア内を転々として、1945年にSKGLBにやってきたようです。そのため、SKGLBには同型機はいません。

台枠が車輪の外側にあるアウトサイドフレームが特徴。やや無骨なデザインですが、力があることから、SKGLB時代も長い編成の列車を牽引するなど、便利だったようです。

22号機はSLBLが1957年に廃止されてから、チロルのZillertalbahnに移っています。ちなみに「Aquarius C」という愛称はZillertalbahn時代に付けられたと言われています。

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同機は、1980年にドイツに売却されました。その後、ドイツ内を転々としていたようですが、2016年にClub760が購入。

2017年からオーストリア内(Pinzgau LokalbahnのZell am See工場と言われています)で本格的な修繕が行われ、今年の7月、Taurachbahnにやってきました。

7月中旬には、盛大なお披露目運転も行われたようで、Feriの友人も、長駆、日本からやって来ました。Feriもお披露目運転に来ない‥と誘われたのですが、都合がつかず断念。8月下旬に初めてご対面となりました。

現役時代は蒸気機関車の定番カラーである黒だったようですが、今回は鮮やかなブルーになりました。現役時代の写真を見ると、塗装以外は、ほぼ当時の姿を踏襲しています。

ただ、現在は空気ブレーキシステムを使用しているため、エアーコンプレッサーが取り付けられています。

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September 13, 2018

開業30周年を迎えたTaurachbahn訪問記(上)

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今日は「保存鉄道の話題」をお届けしましょう。

Salzburg州Lungauには、元MurtalBahnの廃線跡を活用した狭軌保存鉄道Taurachbahn(Mauterndorf―St.Andrä間、9.6km)があります。線路の幅は、こちらの狭軌鉄道では一般的な760mm。

この保存鉄道は、鉄道ファンの団体Club 760が1988年に運営をはじめたもので、今年、30周年を迎えました。

運転期間は、年によって若干、異なりますが2018年の場合、4月2日から9月27日まで、週末を中心に蒸気機関車による列車が運行され、人気を集めています。

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10km弱の路線ですが、途中に4つの駅があり、片道40分かけて運転します。こちらの保存鉄道では不可欠なBarwagenも連結されており、ソフトドリンクだけでなく、BierやWineなども販売しています。

ちなみにクラブ名の「760」という数字は線路の幅(軌間)からとっているものです。

有償でお客さまを乗せるため、「観光旅客鉄道」(touristikbahnmäßigen Personenverkehr)として公的な認可も得ています。そのため、Taurachbahn-G.m.b.H.という法人組織になっています。

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Club760は、元々Murtalbahnの蒸気機関車運転を支援するために設立された団体のようですが、その後、自前で保存鉄道を運営するようになったというのは、たいしたものです。

現在、州営鉄道として運営されている狭軌鉄道Murtalbahnとは、名目上は線路が切り離されているのですが、実は定期運行がないだけで、St.Andrä-Tamsweg間の線路はつながっています。

そのため、臨時列車がMauterndorfからMuruまで運転されることがあります。

実は、最初にFeriが、訪問したのは、同鉄道が開業直後。まだ、情報が行き渡る前、レンタカーで移動中、偶然に見つけたというもの。

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«路面電車の停留所雑感