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「オペレッタにはまっている男」ことFeriのブログ「オーストリアこぼれ話」へようこそ

このブログは、2004年秋から、ウィーンを中心にオーストリアに関連する話題を扱っています。オペレッタやオペラといった音楽の話題から、街角で見かけた(現地の方もあまり知らない)話題まで、幅広い内容を 写真入りで、原則として毎日、お届けしています。

当ブログの記事は、お陰様で5000件近くになりました。「過去の記事」をお探し場合、左下にある「Categories」で、ご興味のあるジャンルを選択すると、カテゴリー毎に記事を絞り込むことができます。どうぞご利用ください。また、会場や公演情報といった継続的にご利用いただける情報については、Austria-fan.comさんにお願いして、情報を掲載してもらっています。合わせてそちらもご覧いただけると幸いです。

なお、最近、SPAMコメントが増えているため、画像認証方式を採用しています。コメントをお寄せになる皆さまにはお手数をお掛けしますが、ご協力をお願いいたします。

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November 13, 2019

「ベルリンの壁」崩壊、30年に思う

201911120011今日は「ベルリンの壁が崩壊して30年」に関しての雑感です。このブログでも以前、お伝えしたようにFeriは、ドイツ民主主義人民共和国(DDR、東ドイツ)へ何回か入国したことがあります。もちろん、「ベルリンの壁」はもちろん健在で、東西冷戦下でのこと‥

最初に訪問したのは1979年でした。当時、ドイツ連邦鉄道(DB)では本線用蒸気機関車は引退していましたが、東側のドイツ国鉄(DR)では健在でした。この機関車を撮影する目的で、友人とともに訪問したのが最初です。

当時、日本からドイツ民主主義人民共和国へ入国するためには、事前の手続きが複雑でした。まず、同国内で外国人が宿泊できるインターホテルを日本の旅行代理店経由で予約し、バウチャーを発行してもらいます(支払いはドル建て)。

201911120018その後、このバウチャーを添付して、在日ドイツ民主主義人民共和国大使館でビザを発給してもらうというものです。Feriの場合は、ビザの発給も旅行代理店に依頼しました。

その際、入国に当たっての注意事項が書かれたリーフレットが手渡されます。ここには持ち込みが禁止されている品々が列挙されています。

今では考えられませんが、「西側の印刷物(雑誌、書籍など)」、「未撮影のフィルム」もリストに加わっていました。いずれもツーリストならば、必須のアイテム。

国境では厳格なイミグレーションが行われていましたので、最悪の場合、官憲に拘束される可能性がありました。

201911120014ただ、通常は見逃している(黙認している)のですが、当局が怪しい人物と判断した時には、「禁制品を持っていること」が拘束する「正当な理由」になる訳です。予め「罠が仕掛けてある」という訳です。

Feri一行は、まず夜行列車で西ベルリンに入りました。そして、Berlin-Zooから東ベルリンへ入国。当時、東ベルリンに関しては、日帰り観光も可能で、この場合、複雑な手続きは必要ありませんでした。

しかし、Feri一行の場合、その後の行程があるため、入国手続き後、最初に行うことは所持している外貨の申告です。これは外国為替管理法に基づくためで、出国時にも、同様の手続きを行います。

201911120017この差額が、同国内で消費した金額になっていれば問題ないのですが、当時、問題になっていたのが闇両替。同国では主に外国人が利用するドルショップがあり、オストマルクしか通用しないショップと異なり、豊富な商品が並んでいました。

ここはドイツ民主主義人民共和国の国民でもドルを持っていれば利用可能だったため、闇でドルを手に入れたいという国民が多かったようです(今で言うマネーロンダリング)。

そのような行為を取り締まるため、外国からの旅行者には所持している外貨の申告が義務づけられていたのです。

201911120019ちなみに地元の皆さまが利用できるお店は、品物も限られているのか、いつも行列ができていたことが印象的です。

入国した当日はベルリンに滞在。その翌日、列車でDresdenへ向かいました。Berlin-Dresden間も一部の列車は蒸気機関車が牽引していた時代です。

Dresdenでは、日本の援助で建設された高層ホテルに宿泊。このブログでもお伝えしたことがありますが、夕食では同ホテルの日本料理店を利用。

翌日はDresden近郊の狭軌鉄道を撮影してから、当時、大型蒸気機関車が集結していた小さな「鉄道の街」Sallferdへ。余談になりますが、数年前、音楽鑑賞でDresdenを訪問した際、この狭軌鉄道を30年ぶりに訪問しました。201911120015

現在は観光鉄道になっており、周囲の景色も一変しており、時代の流れを強く感じたものです。写真は2014年に訪れた時のものですが、向かって左側は昔の面影を残しているものの、右側は駅や線路も新しくなり、全く別の場所のようです。

Sallferdで現役、本線用蒸気機関車を堪能しましたが、駅の陸橋で写真撮影をしていると地元の方から声をかけられました。曰く、“あなたたちはNorth Koreaから来たのか?”。

当時、ドイツ民主主義人民共和国に来る東洋人は、圧倒的にNorth Koreaの方が多かったようです。もちろん観光ではなく、技術習得などのための留学(派遣実習)です。

201911120016実際、その後、同国の店を見学した際、North Korea製の文房具などを数多く見つけて、両国のつながりが深いことを知りました。
Sallferdで2泊したFeri一行は、国際列車でNürembergへ向かいました。西側ではユーレイルパスを使っていましたが、当然、東側のドイツ国鉄(DR)では使えません。そこで、現地通貨(DM)で国境駅Probstzellaまでの乗車券を購入しました。Berlinでは駅構内を歩いて入国したのですが、今回は列車での出国なので、雰囲気が全く異なります。

国境の駅では、各種検査のため長時間停車します。まず、係員が客室を回りパスポートをはじめとする必要書類のチェックを行います。この時、必要書類が揃っていないと、列車から降ろされて事務所での取り調べというパターンも‥ 

その間、密出国者をチェックするため、列車の下は軍用犬(ドイツ語の命令しかきかないジャーマンシェパード)が巡回しています。列車の周囲は、武装した国境警備隊が取り囲んでおり、物々しい雰囲気。

Feri一行は、Sallferd滞在時、本来、所轄のVOKS POLIZEI(市民警察)に出頭し、滞在許可を得る必要がありました。

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November 12, 2019

実は屋根は木造です

201911110001日本の話題が続いたので、今日は本来の「オーストリアの話題」に戻りましょう。2019年4月、パリのノートルダム大聖堂が火災で焼失したのは、皆さまもご存じのとおりです。

日本の方から見ると、石造りの大聖堂が大規模な火災で焼失したという事実に驚いた方も多いかも知れません。

こちらの古い建物は石造りのものが多いですが、実は屋根などは木造になっています。ノートルダム大聖堂の場合も、鐘楼は木造であったため、火災により焼失してしまいました。

ウィーンでも市内を歩いていると古い建物の改築工事を見かけることがあります。

201911110002最初にお目にかけるのはOttakringの某所で見かけた古い集合住宅です。伝統的なスタイルで、屋根部分も住まいになっているようです。

ちょうど、足場を組んで正面の改修工事を行っていますが、屋根の部分を見ると、両側にある塔の間は、木造であることがわかります。

改修工事の最終段階では、この上に屋根材を貼り付けるため、できあがってしまうと構造体が木造であることはわかりません。しかし、また、煙突も取り付けられています。

201911110003煙突は耐熱構造になっているので、ここから出火することは、希だと思いますが、居室で火災が発生した場合は、この木造屋根に引火して、一気に焼け落ちる可能性があります。

2ケース目も集合住宅ですが、最初の物件よりは新しく、シンプルなデザインです。恐らく第2次世界大戦後、新しく建設されたものだろうと思います。シンプルなデザインですが、屋根部分にご注目ください。

中層の建物ですが、三角屋根になっています。そして、三角屋根の構造体は、こちらも木造です。

201911110004アップにするときれいな木組みの構造がよくわかります。

この建物は、煙突は煉瓦造りになっているため、それを取り囲む形で屋根の構造体が組まれていることがわかります。そして、その下にはブルーのシートが見えますが、養生シートだろうと思います。

何しろ、現状、屋根は構造体だけで屋根材が貼り付けられていないため、雨が降ったら水を防ぐ手段はありません。そこで、工事中、内側に養生シートを貼っているのでしょう。ここでも足場を組んで工事を行っています。

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November 11, 2019

番外編 カボチャドキヤ国立美術館と館長さん

20191110011

昨日、日本では台風の影響で延期になっていた天皇陛下の即位を祝うパレード「祝賀御列の儀」が晴天の下、行われたようですね。

さて、今日は番外編として、日本の北九州市内にある「カボチャドキヤ国立美術館」と、その館長さんをご紹介しましょう。

「日本の中に別の国がある」‥もちろん、一流のユーモアです。北九州市門司という街は、昔、港町として大変賑わいました。その頃の貴重な建物が市内に残っています。しかし、時代の変化により、風情のある古い建物は次々と姿を消していきました。

そんな中、「門司レトロ基金の会」が設立され、古い建物の保存活動を始めました。

20191110018さて、門司区谷町というところに三角屋根の洋館がありました。大正7年に建築されたもので、三菱倉庫が社員の保養所として使っていたそうです。しかし、痛みがひどく、解体されることに‥ 

ここで「門司レトロ基金の会」が、保存に向けて活動を開始。この建物を引き取ってくれるご夫婦が現れました。

ご夫婦は、「街の人々が喜んでくれるのなら、私たちが買いましょう。子供たちが喜ぶような、小さな美術館にしてください」というメッセージを託しました。

20191110013三菱倉庫と地域住民の前位が集まって美術館は誕生しました。

多くの方の善意が集まって生まれた美術館なので、運営も地元の皆さんの力をお借りしながら地域に根付いた、ささやかな、しかし、世界のどこにもない美術館にしたい‥という館長さんの想いで、現在、運営されています。

館長さんのお名前はトーナス・カボチャラダムスさん(ペンネーム、もちろん日本の方)。

トーナス・カボチャラダムスさんは、絵画やエッチングなどを制作する芸術家です。作品はお名前からも推察できるようにカボチャをモチーフにしたものが中心です。

20191110015館内を彩るステキなオブジェはもちろん、徹底的に描き込まれた作品の細密かつ大胆なタッチは、独自の世界観を生み出しています。

ちなみに 1階は油絵、2階では銅版画が中心に展示されています。

また、完全オリジナルの作品も多数ありますが、興味深いのはヨーロッパの名作をモチーフに、独自の解釈を加えた作品があることです。

20191110016例えば、ウィーン美術史美術館に所蔵されているブリューゲルの作品。これをモチーフにしたのが、「かぼちゃのブリューゲル」。

よく見ると北九州在住の皆さまなら、ご存じの商店街や市場、お店の名前が‥地元を知っている方なら、思わず、色々と探してしまいます。

この他の作品も、地元・北九州に対する強い想いが感じられる作品が多数、展示されています。

と、ここまでは普通の美術館ガイドですが、実は、トーナス・カボチャラダムスさんは、大のオペレッタファン。当然、現地、Volksoperでもオペレッタを色々とご覧になっています。

20191110014ただ、最近はウィーン遠征がままならず、ご自宅でDVDを観賞することが多くなっているようです。

先日、森野由みさんが、ここでミニコンサートを開くため、お伺いした際、たまたまFeriのことが話題に上ったそうです。

すると、オペレッタ仲間の方から、Feriの話を耳にしていたようで、“オペレッタにはまっている方で、「チャールダーシュの女王」に出演する粋なおじさまからハンドルネームをつけたのですよね。素晴らしい。是非、お目にかかりたい”とおっしゃっていたとか。

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November 10, 2019

森野由みさんリサイタル「THE BOOK」

20191110001今日はFeriの友人、森野由みさんの話題をお届けしましょう。最近はオーストリア国内に留まらず、ヨーロッパ各国で活躍している彼女ですが、毎年、秋から年末にかけては日本でのリサイタルを欠かしません。

2019年もご出身地の北九州を始め、神戸、東京でのリサイタルが予定されています。

北九州では「森野由みさんを支援する会10周年記念行事」として、「森野由み ソプラノリサイタル 本編~THE BOOK~さまざまな愛の歌」が11月9日、北九州市「ウェルとばた」(中ホール)で開催されました。

20191110002「森野由みさんを支援する会」のメンバーから、当日の模様をお知らせいただいたので、当ブログでもご紹介しましょう。

最近、彼女は自分自身が中心となって、ジャンルを超えて北九州出身のアーティストに声をかけて、新しい試みを繰り広げています。精力的な活動に頭が下がります。

今回のコンサートは、2年間に亘る「一つの物語」として構成されており、今年は、その本編「The Book」。

20191110003「大いなる愛」をテーマに、去年は「われを創りたまいしもの」ということでプログラムを組み、これまでの軌跡をたどるような形で、彼女の高校の合唱指揮と指導者だった完戸真人先生と音楽の刺激を与えて下さったピアニスト吉冨淳子先生をお招きし、あのころからずっと歩んできた合唱の仲間と舞台を共にしています。まさしく彼女の本領発揮という舞台だったようです。

20191110004今年は、去年からのテーマ「愛」がいよいよ「人物像」に昇華。いろいろな曲やオペラからのシーンから楽曲が披露されましたが、全体を通して、「ひとつの物語にしたい」という彼女の思いがあり、声楽の師匠、福嶋敬晃先生のご子息である福嶋康礼さんに台本を作っていただいたとのこと‥

康礼さんは画家・陶芸家として著名だけでなく、幼少の頃からクラシック音楽に囲まれた環境の中で成長され、豊かな感性と類まれなる才能から活動の領域を音楽にも広げ、90年代には日本を代表する声楽家勝部太氏、大野徹也氏、大久保真氏、ピアニスト楠本隆一氏らのコンサートの企画運営を手掛けてこられた方。

20191110005彼女は、ここ数年間、これからのコンサートのあり方、形について幾度となく話しを重ねて、今回の10周年記念事業に際し、「THE BOOK~さまざまな愛の歌」という脚本に結び付いたのでした。

“紐解く人によって見えてくるものが変わるという不思議な本。その本を手にした女優の実花さんが見る世界とは‥”

去年も舞台を共にした女優 高山実花さんがストーリーテラーを務めました。

出演者の皆さまもピアニストの宮崎由紀子さん、マリンバの島田亜希子さん、ダンスの徳野一也さん・下河邊衣津子さん(ペア)という幅広い皆さまが集まりました。

20191110006コンサートは三部構成で、第一章は「恋が生まれる街」、第二章は「ラテンの情熱」、第三章は「捧げられた愛」、エピローグは「時限を越えて」でした。オペレッタやオペラのアリアをはじめウィンナリートなど、今回は幅広いジャンルから楽曲がセレクトされていました。

第二章ではピアソラの作品が取り上げられましたが、写真をご覧になるとわかるように、いつもの彼女と違った雰囲気で、新境地開拓といったところでしょうか。

単体の楽曲を楽しむリサイタルではなく、新しい一つの物語に各楽曲が華を添えるという展開は、ある意味、新しい試み。

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November 09, 2019

日本オーストリア修好150周年記念切手

20191108006最初にRathausplatzに搬入されたWeihnachtsbaum設置の模様を紹介する画像が入ってきました。

大型クレーンを使って11月5日に設置された後、専門家によりツリーの形を整える剪定作業が行われています。剪定作業終了後、電気技術者により照明用LEDの設置が行われます。これでクリスマスマーケットの準備も急ピッチで進むことでしょう。

さて、今日は「記念切手の話題」をお届けしましょう。

日本は、郵政省の頃から様々な行事にあわせて記念切手を発行していたのは、皆さま、ご存じのとおりです。そして、10月16日、日本郵便株式会社から、「日本オーストリア友好150周年記念切手セット」が日本全国で発売されました。

20191108001友人が現物を購入してくれましたが、Feriの手元には、まだ現物がありません。そこで、写真と情報を送ってくれました。

ちなみに友人の話によると、発行後、半月ほど経過しても地元の特定郵便局では販売していたという話です(日本郵政の発表では、発行枚数は70万シートだそうです)。

今回、発酵されたのは封書用の84円切手10枚の特殊シートです。切手には図柄の説明は入っていませんが、オーストリアがお好きな皆さまならば、すぐにわかるものばかり。

20191108002まず、上段の左側は新王宮(ホーフブルク)。ヘルデンプラッツ側から見たおなじみの構図です。手前はオイゲン公の騎馬像ですね。

右側は旧市街のシンボル、シュテファンドーム。グラーベン側から見上げた定番の構図です(笑)。

2段目の左側はシェーンブルン宮殿。中庭側からの構図になっています。庭は季節に合わせて草花が植栽されるので、草花がきれいな時期、恐らく初夏のイメージでしょうか。

右側は、市庁舎前のクリスマス市。Feriが一番好きな完全に暗くなる前、「黄昏時」の絵柄になっています。ただ、最近のものというより、ちょっと前の風景のように見えます。

20191108003いずれも日本人観光客の皆さまにも「定番の観光スポット」なので、親しみを感じる方も多いと思います。

3段目の左側は、オーストリアを代表する著名人モーツァルトの肖像画。左側は日本でもファンが多いクリムトの代表作「接吻」です。この段は芸術路線ですね。

4段目の左側は、ザッハトルテとメランジェ。カフェ文化の代表として選ばれたのでしょうか。正直、Feriはザッハトルテが切手になるとは想像していませんでした。

20191108004右側はウィーンから離れたオーストリア・アルプスの谷のようです。さすがのFeriも、場所は特定できませんでしたが、ちょっと特徴がないのが残念。

もし、Feriだったが、オーストリアの自然を紹介するのであれば、ザルツカンマーグートの真珠ハルシュタットか、グロースグロックナーへ通じる道にある美しい街ハイリゲンブルート(Heiligenblut am Großglockner)あたりを選ぶと思います(あくまでも個人的な見解ですが‥)。

そして、下段の左側は、ザルツブルクの旧市街が背景ですが、オーケストラが描かれています。日本郵政の説明ではウィーンフィルハーモニー管弦楽団だそうです。

Feriは、最初、プラッツコンツェルトかと思ってしまいましたが、言われてみれば、皆さん、スーツ姿でした。ということは、ザルツブルク音楽祭をイメージしているのかもしれません。

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November 08, 2019

サンドイッチショップの移動販売車

20191107002今日は「移動販売車の話題」をお届けしましょう。

最近は日本でも、従来の「屋台」に変わって、自動車に調理器具などを搭載した移動販売車増えているようですね。友人に話によると、色々なイベントに登場する機会も増えているとか。中には今まで日本では馴染みの浅かったケバブの移動販売車(運営しているのは外国の方)などを見かけることも多くなったという話です。

オーストリアでは、これからクリスマスマーケットが始まると、マーケットには小屋形式の屋台が見られるようになります。木製の組立式(いわゆるプレハブですね)で、専門のメーカーもあるようです。

20191107003それとは別に、移動販売車も時々見かけます。こちらは、クリスマスマーケットだけではなく、その機動性を生かして、色々なイベントに顔を出します。

今日、お目にかけるのはウィーンでは有名なオープンサンドチェーンTrześniewskiのもの。Trześniewskiは、日本語のウィーンガイドブックにも掲載されているので、ご利用になった方も多いと思います。

Franciszek Trześniewskiというポーランド生まれの料理人が、1902年にウィーンで操業したもの。現在は家族の手を離れているそうですが、屋号は健在です。色々な種類のオープンサンドを販売しているのが特徴で、ちょっと小腹が空いたときには、絶好の「上品なスナック」です。

さて、そのTrześniewskiの移動販売車が写真のミニバン。この手の移動販売車には、フランス車が、なぜかしっくりくるのですよね。このミニバンもエンブレムを見ればおわかりのようにCitroën製。最新モデルではなく、古いモデルを転用しているところに風情を感じます。

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November 07, 2019

不思議な道路

20191106005先日、市庁舎前のクリスマス市用ツリー搬出の話題をお届けしましたが、毎年、観光客の皆さまで賑わうシェーンブルン宮殿でも、クリスマスツリーの設置が行われました。

ウィーンもアドベントに向けて、準備が急ピッチといったところでしょうか。

20191106003今日は「道路の話題」をお届けしましょう。

ウィーンにお越しになって、街歩きをした方はご存じかと思いますが、この街は一方通行が非常に多いのが特徴です。並行する道路がある場合、それぞれ進行方向が異なるケースもよく見かけます。

そして、一方通行にして余裕が出た車線を駐車スペース(もちろん有料)にするパターンも多いような気がします。

そのため、正直、Feriもウィーン市内は自動車で走る自信がありません。まぁ、Feriの場合、車を使う必要性がありませんから、もっぱら公共交通機関のお世話になっています。

20191106001さて、今日は「ちょっと変わった道路のお話」です。先日、所用があってOttakringへ行った際、目的地まで地下鉄の駅から徒歩で向かいました。

Hasnerstraße(ハスナーシュトラーセ)という道路は、一方通行ではありません(片側1車線)。ちょうど、オーストリアタバコの施設(JTIのオフィスも入っています)の近くです。

Feriは都心側に歩いていたのですが、途中で、Hettenkofergasse(ヘッテンコーファーガッセ)という道路との交差点に差し掛かりました。ところが交差点手前の車道には、写真のようにポールが設置されているではありませんか。

20191106004つまり、この道路、Hettenkofergasseの交差点で分断されているのです。交差点の先(都心側)についても歩行者専用ではなく、普通に自動車も走ることができますが、行き止まりのため、沿道に済む住民の車か、道路の駐車場に止める車くらいしか走っていません。

なお、都心側からOttakring方面に向けても片側1車線です。とくにOttakring-Hettenkofergasse間については、都心側で他の道路とも接続していないため、実質的には道路というより路上駐車場という感じです。

ウィーン市が公開している地図を見ると、別段、注意書きはありませんが、拡大するとHettenkofergasseから都心側が狭くなっています。実際には、こんな感じなのですが、GoogleMapでは、もっと強調されていました。

分断されているにもかかわらず、Hasnerstraßeという通りの名前も同じで、道路そのものはつながっているのですが、何故、交差点が進入禁止進入禁止になっているのか、Feriには「その理由」がよくわかりません。

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November 06, 2019

地下鉄の保線用重機

20191105001今日は「地下鉄の話題」をお届けしましょう。

このブログでも、度々、お伝えしているようにウィーン地下鉄U4は、現在、大規模改修工事を実施しています。9月には夏休みを利用し、路線を一部運休にして行われた工事も終了し、全線での運転が再開されました。最もPilgramgasse駅については、U2駅新設工事が同時に行われているため、現在も休業中ですが‥

運休中は、大型重機を入れて路盤の改修工事が行われていたことが、Wiener Linien提供の写真でもわかりました。

20191105004さて、先日、出先から馴染みのホイリゲに行くため、U4でHeiligenstadtまで出ました。Heiligenstadt駅は、既に大規模改修工事も完了し、きれいな姿になっています。また、併設する車両基地も運用を開始しています。

FeriがHeiligenstadt駅に到着した列車からプラットホームに降りて、びっくり仰天。

何と反対側の保線用重機が留置されているではありませんか。奥に留置されていたのは、日本でもおなじみの保線重機Plasser & Thurer社製のマルチプルタイタンパー。マルチプルタイタンパーとは、日々、列車の走行によって生じたレールの沈下や歪みを矯正する保線重機です。

20191105003レールを持ち上げて、タンピングツールという爪をバラストに落とし込み、枕木の下を締め固めていきます。マルチプルタイタンパーを製造しているメーカーは世界でも3社で、Plasser & Thurer社はオーストリアの会社です。

同社は1953年に設立された会社で、本社はウィーン、工場はリンツにあります。ヨーロッパ各国の鉄道はもちろん、ロシア、アフリカ、中南米、アジア、日本にも輸出している世界規模のマルチプルタイタンパーメーカーです。

日本のJRや民鉄でも、同社製のマルチプルタイタンパーを採用しているところが多数あります。まぁ、地元ですから、当然なのですが、興味深いのは所属がWiener Linienではなく、工事会社になっている点でしょうか。

20191105002ただ、車体に貼られていた銘板を見ると、機械そのものはWiener Lokalbhnen Cargo GmbHが所有しているようです。さらに興味深いのはWiener Linienの車検証が貼られている点です。

恐らく同社の車検証がないと、Wiener Linienの路盤で作業することができないのかもしれません。

この他、Feriが気になる目新しいピクトグラムも‥「架線接触注意」と「走行中、車外添乗禁止」のようです。最もU4は第三軌条方式なので、マルチプルタイタンパーの上に登っても架線はありませんが‥

 

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November 05, 2019

現地レポート Reumannplatzの今

20191104005今日は路面電車軌道敷きを公園に改装中の「Reumannplatzの今」をお伝えしましょう。

2017年9月、U1のOberlaa延長開業に伴って路面電車路線の再編成が行われました。その関係で、U1駅直上にあった路面電車のターミナル(67系統が利用)は廃止されました。

FeriはU1のOberlaa延長開業に立ち会ったので、ここに開業記念のオールドタイマーが走っていたのを、今でも鮮明に覚えています。せっかくなので、2017年9月のU1延長開業時の「Reumannplatzの様子」もご紹介しましょう。

行き先も人が多いOberlaaである上に、地下鉄との乗り換え駅だったので、多くのお客さまで賑わっていましたが、今は、写真をご覧になるとわかるように、工事用の重機が動いているだけで、閑散としています。

20191104007地図をご覧になるとわかるように、公園そのものは扇形で、向かって右側にはAmalienbadという市民プール(Hallenbad der Stadt Wien)があります。そして、従来は公園の中央を路面電車の路線が走っていた関係で、公園は分断されていたことがわかります。

それから2年の歳月が経過しました。日本だったら、速攻で、何らかの工事が始まりそうですが、恐らくマスタープランの検討と地元との合意形成に時間を要したのだと思います。

20191104006最終的な結論は、このブログでも、以前、お伝えしたように路線の廃止に伴い、軌道跡を道路に転用するのではなく、公園を拡張することになったものです。

左右の公園を一体化することで、緑、豊かな公園として再生しようというものです。都市部の温暖化防止が叫ばれている今日、道路への転用などは、もってのほか‥ということでしょうか。

20191104002Amalienbadですが、Feriは利用したことはありませんが、ウィーン市の資料を見ると大規模な屋内型プールで、メインプールには飛び込み台も設置されています。

また、サウナも併設されているため、色々な楽しみ方ができそうです。屋内型なので、ウィンターシーズンでもスイミングを楽しむことができます。

FeriがReumannplatzを訪問した時は、旧路面電車の軌道敷きを掘り返しているところでした。

20191104003写真を見るとわかるように、停留所のプラットホームは、既に完全に取り除かれているところもあります。

レールは撤去済みのようですが、こちらの路面電車は軌道がしっかりしているため、ある程度、掘り返してから整地をすることになるようです。事前に公表されている工程とほぼ一致しているところから、工事は順調に進んでいるようです。

また、従来、路面電車のターミナルとして商店なども併設されていましたが、今回の公園拡張工事にあわせて、廃止(恐らく別の場所に移転だと思います)されるようです。

20191104004まだ、撤去工事の途中なので、その全容はわかりませんが(そもそも公園の最終デザインが完成するのは2020年に入ってからですので‥)、2020年の夏には「緑豊かな公園」に生まれ変わることは間違いないでしょう。

そして、ここにOberlaaへ行く路面電車が発着していたことは、皆さんの記憶に残るだけになることでしょう。

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November 04, 2019

経営が厳しいオーストリア航空

20191103016日本では、昨日、日曜日が「文化の日」で祝日だったため、今日は振替休日。お天気も良く、秋の行楽にお出かけの方もいらっしゃるのではないでしょうか。最も台風や水害で被害に遭われた皆さまは、それどころではないとは思いますが・・

さて、今日は「オーストリア航空の話題」をお届けしましょう。

20191103012現在、ルフトハンザの傘下に入っているオーストリア航空ですが、経営的には、かなり厳しい状況に置かれているようです。オーストリア航空は、LCCとの価格競争に巻き込まれており、ルフトハンザからは、今後、1億Euroの経費削減を要求されています。

先に実施された経営合理化プログラムは、今ひとつ、効果を上げなかったようです。その結果、更に厳しい要求を突きつけられた形です。

20191102013具体的には「人件費と設備費の削減」が俎上に上がっており、パイロット、客室乗務員、地上職員など500名の削減が予定されています。現在、オーストリア航空には7000名近い従業員が在籍していますので、1割弱の人員削減ということになります。

この他、運航費削減のため、ターボプロップ機DHC-8(10機)を、A320(8機)に置き換える計画も進められています。

20191103011しかし、DHC-8とA320では機体規模が異なりますので、路線の再編成を意味することは明白です。具体的な計画は発表されていませんが、場合によるとDHC-8で運航されている路線の廃止や減便といった可能性も考えられると思います。

確かに機材の統一は、コスト削減に大きく寄与するので、そういう意味では期待できる思索ではありますが‥

9月末にはルフトハンザ・グループのLCCユーロウィングスとオーストリア航空が、役割分担を変更することが発表されました。オーストリア航空は、同社のハブ空港であるウィーン線に資源を集中し、それ以外のオーストリア各地の空港に関してはユーロウィングスが担当する方向で協議が進められています。

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«Wiener Linienの車庫を宅配便配送の拠点に