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「オペレッタにはまっている男」ことFeriのブログ「オーストリアこぼれ話」へようこそ notes

このブログは、2004年秋から、ウィーンを中心にオーストリアに関連する話題を扱っています。オペレッタやオペラといった音楽の話題から、街角で見かけた(現地の方もあまり知らない)話題まで、幅広い内容を camera 写真入りお届けしています。

当ブログの記事は、お陰様で3300件を越えました。「過去の記事」をお探し場合、左下にある「Categories」で、ご興味のあるジャンルを選択すると、カテゴリー毎に記事を絞り込むことができます。どうぞご利用ください。また、会場や公演情報といった継続的にご利用いただける情報については、Austria-fan.comさんにお願いして、情報を掲載してもらっています。合わせてそちらもご覧いただけると幸いです。

なお、最近、SPAMコメントが増えているため、画像認証方式を採用しています。コメントをお寄せになる皆さまにはお手数をお掛けしますが、ご協力をお願いいたします。

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August 21, 2017

Geburtstag Special Feriの世界一周旅行記(その1)

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今日は「Feriの○回目の誕生日」です。しかし、今年は、ホイリゲでの誕生会のような大きなイベントはありません。

という訳で、今から10年ほど前、誕生日の時期に合わせて挙行した「世界一周旅行のレポート」をお届けしましょう。

今は現役を引退して、日本への帰国を果たしていますが、当時Feriの親友が、アメリカのロサンゼルスに住んでいました。

日本法人のアメリカ駐在員として、ご家族とともにアメリカ滞在中。滞在も既に20年近くになっており、住んでいる場所も何箇所が変わっています。

時々、日本本社への出張に際して、友人一同が集まって、懇親会を開催していたのですが、いつも“私が現地に住んでいるうちに、一度、アメリカに来いよ”が彼の決め台詞でした。

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Feriは独立の際、アメリカに法人登記を行い、その日本法人という形で、会社を立ち上げました。そんなこともあり、一度、本店所在地を訪問したいと思っていたので、アメリカ行きを決めました。

しかし、仕事が減る8月以外にアメリカへ出かけるのは難しいため、毎年、恒例のオーストリアへの里帰りとアメリカ訪問をドッキングさせて、結果として、世界一周旅行にしました。

ご存じの方も多いと思いますが、スターアライアンス、ワンワールドという航空連合は、加盟各社の便を活用した世界一周運賃を設定しています。

運賃も比較的リーズナブルなので、この時はANAが加盟しているスターアライアンスのチケットを利用して、アメリカ経由、オーストリアと言う計画を立てました。

幸い、親友もアメリカ滞在中は全面的にサポーを約束してくれました。

○1日目

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第1レグは、成田発、ロサンゼルス行きの全日空6便(B777-381ER)。初めての太平洋横断です(笑)。

フライトタイムは10時間ほどですが、ロサンゼルスに到着して最初に驚いたのは、空がクリアなこと。正に「カリフォルニアの青い空」です(笑)。

しかし、成田空港周辺が雷雨に見舞われて、成田出発が1時間30分ほど遅れることになりました。最初から「珍道中の予感」が漂う旅立ちになりました。

そこで、成田からメールで親友に連絡し、ジャストタイミングで、空港に迎えに来てもらいました。

色々と歓迎プランを用意してくれていたのですが、到着時間2時間ほど遅れたこともあり、Feriが好きな鉄道と航空機に的を絞って、2箇所の博物館を案内してくれました。

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とくに郊外のチノにある私設の航空博物館(フェーム・オブ・フライト)では、日本では観ることができない第2次世界大戦時代の日本機を間近に見ることができ、初日からテンションが上がりっぱなし。

その後、片側5車線もあるフリーウェイを走り、親友の自宅へ。その晩は奥さま手作りのお料理で「歓迎の宴」と相成りました。

アメリカの個人宅を見るのも初めてだったので、宅内を案内してもらいましたが、とにかく広いのにびっくり。一室が彼のホビールームになっていて、アメリカ生活の一端を垣間見た思いでした。

○2日目
本来は、ロサンゼルス観光となる訳でしょうが、翌日はさっそく、ロサンゼルスを後に、友人とともにオハイオ州デイトンに向かいました。

まず、驚いたのはロサンゼルス空港の巨大なこと。何しろ駐車場からターミナルまで、シャトルバスに乗って移動する訳ですから‥しかも、ターミナルが沢山あり、Feriが乗るユナイテッド航空はターミナル7でした。

ただ、今回はシカゴ経由です。第2レグはロサンゼルス発シカゴ行きのユナイテッド航空106便

シップは日本でもおなじみのB767-322です。早朝、空港に到着しましたが、同時多発テロが発生した後あったこともあり、セキュリティチェックが厳しかったことをよく覚えています。

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August 20, 2017

Spaghetti Frutti di Mare

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今日は「スパゲティの話題」をお伝えしましょう。

Feriは、基本的に麺類が好きで、日本でも和洋中など織り交ぜてよく食べています。

ウィーンのアパートでもパスタは比較的簡単に作ることができるので、良く作っています。

夏の旅行中は外食になりますが、肉料理だけだと正直、もたれるので、パスタもよく食べます。オーストリアはイタリアに隣接していることもあり、本格的なPizzeriaが多く見られる国だと思います。

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特にアルプスよりも南側になると、その傾向が強いように感じます。まぁ、本場のイタリア人がバカンスでやってくる訳ですから、美味しくなければ商売が成り立たないことでしょう。実際、オーナシェフがイタリア人というケースも多いようです。

さて、Lungauの某街にある「Ristorante Pizzeria Toscana」というお店にフラリと立ち寄ったことがあります。

シュパイゼカルテを見せてもらうとスパゲティの欄には、Bolognese、Aglio Olio e Pepperoncini、Pomodoro e Basillico、Carbonaraなど、日本人のFeriにも馴染みが深い名前が並んでいます。

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その中で、Feriが始めて見たのが「Spaghetti Frutti di Mare」。説明を見ると、どうも海鮮スパゲティのようです。

山の中にあるPizzeriaで海鮮スパゲティというのは、山間の旅館で刺身を食べるようなもの‥正直、邪道かもしれませんが、試しにオーダーしてみました。

しばらくして出てきたのが、写真のお料理。だいたいFeriが予想したとおりのものです。

味付けはトマトベースですが、トマトソースを使っている訳ではなく、玉ねぎとニンニクを炒めて、唐辛子を使って味を調えているので、あっさりとした味です。

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August 19, 2017

Hier Bin ich Der BOSS!

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今日は、所要が重なってしまい時間がとれないため、短めの話題でご容赦ください(言い訳モード‥)。テーマは「ペットにまつわる話題」です。

ブルゲンラント州Rustは観光客で賑わっていますが、中心部以外は閑静な住宅地になっています。特に日中は暑いため、住宅も静まりかえっているような印象を受けます。

以前もご紹介したように窓にはシャッターが付いているため、余計にそのような印象を受けるのかも知れません。

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そんな街を歩いている時、あるご家庭の門(実際には門柱に取り付けられている郵便受けですが)に、写真のようなプレートがかかっていました。

きっとペットを飼っているご家庭なのでしょう。

手前は犬、奥は猫ですが、猫の方はイラストの横に「Hier Bin ich Der BOSS!」という文字が‥

きっと愛猫がボスのように振る舞っているのでしょうか。ぜひ、実際の愛猫を見てみたいところですね。どんな振る舞いをしているのか、関心がありますよね。

一方、手前の犬の方には「Hier Wache Ich!」。そして、下には「Betreten auf eigene Gefahr」の文字が‥日本の「猛犬注意」と相通じるものがありそうです。

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August 18, 2017

Playmobilの世界観

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今日は「おもちゃの話題」をお伝えしましょう。

最近は大手メーカーの統合が進みましたが、日本のおもちゃメーカーも高い実力を誇っていると思います。

ただ、伝統的におもちゃが強いのはオーストリアのお隣、ドイツ。古くから様々なおもちゃが開発され、独自の世界を築いています。

その中に、Playmobil(プレイモビル)というシリーズがあるのは、日本の皆さまもご存じのとおり。ドイツ・バイエルン州に本社を置くGeobra Brandstätter、Geobra Brandstätter GmbH & Co. KGという会社が製造・販売している「組み立て式のおもちゃ」で、統一された縮尺と、世界観によってジオラマを作ることができるものです。

Feriが子供の頃にはありませんでしたが、仮にFeriが子供の頃に出会っていたら、間違いなく「はまっていた」と思うような規格内容です。余談ですが、Feriの子供の頃は、レゴをはじめとするブロック玩具がやっと出てきた時代でした。

基本となる製品は、身長7.5cmの人形(子どもは5.5cm、赤ちゃんは3.5cm)で、手や足、頭などを動かしたり回転させたりすることができます。また、手に各種の道具を持たせることができるようになっています。

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人と建物、動植物、各種の道具などをセットにしたものが基本です。この基本セットですが、メーカー側で、ある程度、ストーリー性を持たせているのがポイントです。

小さい子供さんが興味関心を示しそうなシチュエーションが多く、鉄道や空港はもちろん、警察、消防、レスシュー、病院、農家、海賊、宇宙など、幅広いジャンルが設定されています。そして、セット内容によりCity Actionといったシリーズに分類されています。

オーストリアでもおもちゃ屋さんの店頭に飾ってあるケースが多いので、Feriも時々、眺めることがありますが、その世界観に発想の違いを感じることがあります。

例えば、今回お目にかけるCity Actionシリーズの「銀行」には、Bankomat(日本のATM)の模型が付いており、小さな紙幣などが出るようになっています。

これだけならば、日本人でも考えそうなことですが、ストーリーの基本は「拳銃を持った銀行強盗が行員に金を要求している」という場面なのです。犯人は黒いサングラスをかけ、いかにも怪しそうな感じ。そして、銀行強盗を想定しているのか、天井には監視カメラがしっかり付いています。

わざわざ犯罪シーンを再現しなくてもよさそうなものですが、子供の頃から「現実」を直視させる姿勢が反映しているのでしょうかね。

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August 17, 2017

バカンスも終わり‥さぁ、自宅へ‥

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日本では、夏は「お盆休み」が一般的ですが、長いところでも1週間程度でしょうか。また、最近では365日、24時間営業している業態もあるので、「お盆休みもお仕事」という方も大勢いらっしゃると思います。

さて、今日は「バカンスの話題」をお届けしましょう。このブログでも、何回か取り上げていますが、こちらの皆さまは、長期間の夏休みをとるのが一般的。

その昔、オーストリア各地を1泊程度で回っていた時、ザルツカンマーグートの某ロープウェイで一緒になったドイツ人親子に“私たちは、ここの1ヶ月滞在している。下の湖にはボートも持ってきているよ。君たち日本人は忙しいねぇ”と揶揄されたことがあります。

まぁ、貧乏性のFeriですから、ご指摘はごもっとも‥

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その後、だんだん、Feriも嗜好が変わり、同じ場所に1週間程度(といっても、こちらの方から見れば短期間)滞在するようになりました。

地方の小さなホテルでは、1週間も滞在すると朝食の時、いつも同じ顔ぶれ。お互いに、軽くあいさつを交わして、爽やかな1日が始まります。

ザルブルク州Lungau地方はタウェルン山脈の南側に展開しているエリアなので、イタリアからのお客さまが多いのが特徴です。

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もちろん、ドイツやスイスからのお客さまも見かけますが‥ いずれもアウトバーンA10を利用すれば、自家用車Sで簡単に来ることができます。

Feriから見れば、イタリアにも風光明媚な良い場所が沢山あると思うのですが、なぜか、イタリアの方はオーストリアがお好きなようです。

いくら「長いバカンス」と言っても、必ず「終わり」がある訳で、たまたまイタリア人のグループがバカンスを終えて、撤収する場面を目撃したことがあります。

このホテル、Feriは、いつも10号室という1階の部屋がアサインされるのですが、この時は、なぜか2階になりました。

実は、2階の部屋には湯船のある風呂がついていて、ご機嫌なのですが、シャワーでも十分なので、いつもは部屋を替えてもらうことはしません。

で、2階の窓から、イタリア人グループがお帰りになる様子を拝見‥

2組の家族だったので、車も2台。ご覧のように1台はミニバン、もう1台はハッチバックタイプの乗用車です。

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August 16, 2017

戦死者を弔う

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昨日、8月15日、オーストリアは「Mariä Himmelfahrt」(被昇天のマリア、聖母マリアの日)で、祝日になっています。

「聖母マリアが地上の生活を終え、死後3日して、霊魂も肉体もともに天に上げられた」‥この被昇天にあずかった日が、8月15日であると信じられているからです。カトリックの信者が多いオーストリアらしい祝日です。

一方、日本では祭日ではありませんが、8月15日は「終戦記念日」でしたね。

政府主催の全国戦没者追悼式が、天皇、皇后両陛下御臨席の下、日本武道館で開かれていると思います。

式典では、日中戦争と太平洋戦争で犠牲となった約310万人のご冥福を祈り、平和への誓いを新たにする行事ですが、戦後、72年を経過し、世代交代を迎えているという話を耳にしました。

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その昔、オーストリアを訪問して一つ、驚いたことがあります。それは、小さな街にも、必ず戦死した地元出身者の名前を刻んだ慰霊碑が建立されていることです。

場所については、教会の敷地内に建立されているケース、街の中心部にある広場に建立されているケースなど、様々です。

皆さまもご存じのようにオーストリアは、第1次世界大戦、第2次世界大戦ともに、いわゆる敗戦国になりました。

特に第1次世界大戦後、オーストリアはハンガリーとの二重帝国が解消され、ハプスブルク家が追放されるなど、厳しい結果になりました。

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August 15, 2017

アウトバーンの自動化ゲート

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日本では、お盆休みを終えた皆さまのUターンラッシュが始まっていると思います。当然、高速道路は大渋滞‥ ドライバーの皆さまは、本当にお疲れさまです。

さて、今日は「アウトバーンの自動化ゲート(Videomaut)の話題」をお伝えしましょう。

ご存じのように、こちらのアウトバーンは有料ですが、事前に定額制の料金を支払う方式(車両に料金支払を証明するステッカーを貼ります)のため、インターチェンジに料金所はありません。

そのため、レンタカーなどを使っていると「完全無料」のような錯覚に陥りますが、実は事前に料金を支払っているだけで、利用料金は支払っている訳です。

ちなみにお値段ですが、2017年の場合、「Österreich PKW Vignette 1 Jahr」(1年間有効)が、86.4Euroです(10日間は8.9Euro)。

さて、それとは別に、料金が必要な区間があります。主に峠をアンダーパスする長大トンネル区間です。これは、長大トンネルの維持管理に費用がかかるための措置のようです。

という訳で、長大トンネル区間の前後には料金所が開設されており、ピーク時には「渋滞の元」にもなっています。

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料金所も最近では近代化が進み、Feriが最初に利用した頃は係員がブースに待機しており、対面で通行料金を支払う方式でした。

その後、自動販売機方式に変わり、無人化され、レーンも増えました。この自動販売機は、現金はもちろん、クレジットカードも利用できるタイプです。

しかし、「一旦停止して、料金を支払うと、ゲートが上がる」というシステムには変わりありません。そのため、逆に自動販売機方式になってからの方が、通過に時間がかかるようになった気がします。

そこで、登場したのが「Videomaut」という自動化ゲートです。1991年から試験的に導入が始まりました。当初は年間パス所有者を対象としていましたが、現在では1回券での利用も可能です。

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日本電子料金収受システムETC(Electronic Toll Collection System)と似たようなシステムですが、ETCが専用機器とカードを搭載しないと使用できないのに対し、Videomautは「Video」という名前が象徴するように、画像認証システムが採用されているのです。

具体的には、利用前に高速道路運営会社ASFINAGのwebサイトで、料金を支払い、使用する自動車を登録します(国籍とナンバー)。なお、カードはガスステーションやサービスエリアなどでも購入が可能です(登録は必要ですが)。

登録が完了すると、利用する自動車事態には何も付属装置を付けることなく自動化ゲートを利用できます。

なぜなら、自動化ゲートでは、対象車のナンバープレートを読み取って認証しているためです。そのため、レンタカーや海外からの利用者も簡単に自動化ゲートを使うことが可能です。

ただし、ナンバープレートが汚れているとビデオ認証ができないため、きれいにしておくことが求められます。写真をご覧になるとわかるように、Videomaut専用ゲート通過時の速度は、30km/hに制限されています。

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August 14, 2017

変わったお店シリーズ128 小さな街のChina-Restaurant

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今日は変わったお店シリーズの一つとして「あるレストランの話題」をお届けしましょう。

日本では、ラーメンをはじめとする「独自の進化を遂げた中華料理」があるため、日本全国で中華レストラン(ラーメン店を含む)を見ることができますよね。

また、日本は「海外発祥の料理」が「家庭料理」として定着している「希有な国」なので、中華料理は、ある意味、日本人にとってポピュラーな料理の一つになっていると思います。

さて、オーストリアはどうでしょうか? 当たり前ですが、普通の「オーストリア人の家庭」では、中華料理が家庭料理として入り込んでいるケースはないようです。

しかし、中華料理店は比較的多く見かけます。日本食をはじめとするアジア料理全般を扱っているも「なんちゃって系の中華レストラン」もありますが、いわゆる本格的な中華レストランも多数、展開しています。

一般的に中国系の方が多く集まる都市に本格的な中華レストランが店を構えるというのは、理にかなっていると思うのですが、今日ご紹介するのは、そういったケースではありません。

今から30年ほど前、始めてザルツブルク州のイタリア側にあるLungau地方を訪ねた時のことです。

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この地域には大きな街は少なく、小さな街が点在しています。その中でも、行政機関や学校などが集まる比較的大きな街がTamswegです。

「比較的大きな街」と言っても、これは周囲の街と比べれば‥という話で、実際には典型的なオーストリアの地方で見かける「小さな街」です。

観光で訪問する人は、隣接するイタリア人やドイツ人が多く、Feriのようなアジア系の人はほとんど見かけません。

当然、地方の小さな街で、大きな企業がないため、住んでいる人の大多数はオーストリア人です。

そんな中、始めて訪問した時に見つけてビックリしたのが、立派な中華レストランです。

写真のようにオーストリア風の建物の1階に入っており、屋号は「China-Restaurant MANDARIN」。ごていねいに「呂家園」という漢字の表記も‥

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さすがにLungauまでやってきて、中華料理はないだろう‥という感じなので、利用することはありませんが、興味があったので、店頭に出ているMenüを見てみました。

すると日本人にも馴染みがある本格的な中華料理の名前が並んでいるではありませんか。つまり、「なんちゃって系」ではない本格的な中華レストランだったのです。

この付近に中国系の人が多く住むコミュニティや企業は存在しないので、恐らく利用者は地元のオーストリア人だろうと思われます。場所は、街の中心部にある広場の裏側で、人通りは決して多くはありません。近くには行政機関の事務所は警察署、学校はありますが‥

営業時間は、11時30分から14時30分、17時00分から23時00分までの2部制です。

30年前、初めて見たときは、正直、Feriは“場所柄、経営が厳しそうだな”と感じたのですが、何と、その後、30年間、閉店することなく、営業を続けているのです。

なお、建物の1階総てがレストランになっている訳ではなく、左側は別の店舗になっていますが、こちらは何回か、業態が変わっています。

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August 13, 2017

郷土料理「Bauernschmaus」を作ろう!!

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今日は「郷土料理の話題」をお伝えしましょう。

このブログを始めた直後の2005年8月に「Bauernschmaus」(バウワンシュマウス)という料理をご紹介したことがあります。

Feriは、これを親愛の情を込めて「農夫のご馳走」と名付けています(正確には「農家のご馳走」ですが‥)。

オーストリアの田舎で手軽に手に入る材料を使って、地元の皆さまがちょっと贅沢な食事をしよう‥そんなニュアンスが伝わってくる料理です。

主役はSpeck(ベーコン)、Schinken(ハム)、Wurst(ソーセージ)などの豚肉加工品。それにSauerkraut(サワークラウト)、Knödel(クネーデル)、Kartoffel(ジャガイモ)などが一皿に盛り付けられています。この「一皿に盛り付ける」というのが、田舎料理らしいところかもしれません。

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本来、地方の郷土料理ですが、ウィーンのバイスルや、庶民的なレストランなどでもメニューに載っていることがあります。

お値段の割のボリュームがあるので、Feriも、若かった頃は、旅行中に食べていたものです。

さて、以前、日本オーストリア食文化協会の世話役をしている方とお目にかかった際、“Feriさん、日本でも材料選びを間違えなければ「Bauernschmaus」は簡単に作れますよ”というアドバイスを頂きました。

そこで、教えて頂いた方の了解を得たので、「Bauernschmausの簡単な作り方」をご紹介しましょう。

まずは、材料集めから。ベーコンは、こちらではポピュラーな「田舎風皮付きのもの」がベストだそうですが、日本では入手が困難。そこで、一般的なものを「厚切り」で代用します。

ハムに関しては、ロース部分を使った「カスラーリッペン」がベストだそうです。なお、代用品はロース肉のローストポーク。

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August 12, 2017

内燃機関自動車の未来は?

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今日は「環境と自動車のお話」です。

皆さまもご存じのように、7月6日、フランスのユロ・エコロジー大臣(環境連帯移行大臣)が、2040年までに、二酸化炭素の排出削減のため、国内におけるガソリン車およびディーゼル車の販売を禁止すると発表しました。

また、26日には、イギリスも2040年までにガソリン・ディーゼル車の販売を禁止する方針を打ち出しました。

それに呼応するかのように日本でも、トヨタがマツダに出資し、関係を強化して電気自動車の開発を進めるというニュースも流れてきました。

こちらでも、現在、電気自動車は走っているものの、ごく少数です。そのため、20年後にガソリンエンジンやディーゼルエンジンを搭載した自動車を完全に排除できるのか疑問の声も上がっているようです。

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とくに電気自動車の走行距離やバッテリー寿命など技術的課題、さらに給電インフラ整備や、産業構造転換など経済的課題もあるため、実現は難しいとする見方が一般的です。

確かにドイツや日本など、自動車産業が基幹産業となっている国では、大変な構造転換になるので、難易度は高いと思います。

オーストリアの自動車産業は、Magna Steyr Fahrzeugtechnik AG & Co KG(マグナ・シュタイアー)が代表です。

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同社は100年以上続く車両生産と、幅広いサービス提供を行っていますが、独自ブランドを表に出さないエンジニアリングパートナー、かつOEMの製造パートナーです。

2002年にはダイムラー・クライスラー社のEurostar車両製造施設を買い取り、年間20万台の生産を行っています。

また、メルセデス・ベンツ車の四輪駆動方式(4MATIC)を開発し、メルセデス・ベンツ・Eクラス・4MATICの組み立てを全数担当しています。

仮に、ヨーロッパでガソリンエンジン車の販売が禁止されることになると、オーストリアでは、同社が最も影響を受けると思われます。

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