「ヴェネチアの一夜」はオペレッタの未来形か?

2003/2004シーズンから始まった新演出の「ヴェネチアの一夜」ですが、いわゆる
「普通の演出」でご覧になった方は、“えっ、これが「ヴェネチアの一夜」?”と思
うかもしれません。
もちろん、ヨハンシュトラウス二世の地元だけに、ウィンナワルツは気合いが入った
演奏ですし、メロディーラインは、流石にウィンナワルツの地元、フォルクスオパー
です。
ただ、舞台を見るとオペレッタと言うよりは、「新作ミュージカル」の趣が…。
この手の新演出には、賛否両論があるようです。
実際、私が前シーズンに見たときには、途中の休憩時間にいなくなってしまったお客
様(地元のご年配の方)もいらっしゃいました(ご夫妻のうち、奥様は喜んでいましたが
ご主人が第一幕からむっとしていたように思います)。
ところで、私はアンニーナがAkiko.NakazimaとR.Pitscheideの両方を見ていますが、好
みが分かれるところかもしれません。
ただし、個人的な見解ですが、中嶋さんが出演されたバージョンも見事でした。
中嶋さんについては、色々な見解をお持ちに方がいらっしゃるようですが、私の実感で
は、「存在感」が出てきて、違和感なくフォルクスオパーに舞台にとけ込んでいると思い
ます。私も日本人なので、応援したい一人です。
中には、「こんなに演出をいじるのなら、新しいオペレッタを作った方がいい」という
ご意見の方もいらっしゃるようで、なかなか難しいですね。
ぜひ、オペレッタがお好きな皆様のご意見をうかがいたいところです。
仮に日本公演で、この新演出で上演したら、どのような批評がでるのか、楽しみで
す(ちょっと、ひねくれていますが…)。
ところで、2004/2005シーズンでは、同劇場で、レハールの名作「メリーウィドウ」の
リニューアルされます。さて、どんな演出になるのか、興味は尽きません。
<写真はフォルクスオパーの年間プログラムです>
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