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October 15, 2004

ご機嫌なパトロールカーと警察

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数年前、ちょうど5月1日の「メーデーの日」にウィーンに滞在していたことがあります。「ウィーンのメーデー」は、デモ行進中、リングが自動車通行止めになるなど、最近の日本では考えられないほど、規模の大きな「催し」です。このデモ行進については、興味深い情報があるので、いずれご紹介しましょう。

今日は、その時、シュタットオパーの前で見たパトロールカーのお話です。言葉で説明するよりも写真をご覧ください。新型ビートルを使ったパトロールカーが止まっていました。すかさず、写真を撮影したのは言うまでもありません。この写真、デジタルカメラで撮影したので、翌日、日本にいる友人に電子メールで送りました。彼もいたく気に入ったようで、折り返し「壁紙にしたよ」というメールが届きました。

日本でも、デモンストレーション的な要素が強い「特殊なパトロールカー」が各警察本部に配置されているようですが、さすがに新型ビートルはいないでしょう。このパトロールカーですが、白にオレンジのラインがユーモラスに感じるのは私だけでしょうか。

ところで、以前から疑問に思っていたことに、警察車両や警察署の表示が二種類あることです。一つはGendarme(ゲンダルメリエ)、もう一つはPolzei(ポリツァイ)です。
ちなみにGendarmeの車両は、白と緑のツートンカラーだったと思います。

実は、Gendarumeとは、国家憲兵隊という組織だそうです。ヨーロッパには、いわゆる国家警察の他に、国家憲兵隊という組織がある国が多いようです(フランス、オランダ、イタリアなどにあるようです)。
普通、「憲兵隊=軍隊に所属する警察」というイメージがありますが、オーストリアの場合、内務省の所属で、任務も完全に警察組織となっているようです。現在のGendarumeは地方管轄の警察組織で、首都・大都市(国家警察の管轄)以外のすべての地域を管轄する組織とのことです。

余談ですが、オーストリアには「コブラ」(GEK COBRA)という対テロ特殊任務部隊がありますが、この部隊もGendarmeに属しています。国家憲兵隊ですが、軍事色が無いため、実は日本の警察特殊部隊SATも研修に訪れているようです。そういえば、時々、日本のテレビでも「コブラ」の訓練風景などが紹介されます。ちなみに、オーストリアのGendarumeに特殊部隊が創設されたかというと、1975年にパレスチナ解放人民戦線が、ウィーンで開催中の石油輸出国機構の会合を襲撃、2名を殺害、 大臣たちを人質に取る事件が起こったことがきっかけとのことです。

あまり、この手の部隊が活躍する場面が訪れることがないのを祈るばかりです。

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