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October 17, 2004

“山ラッコ”

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今日も「ピカチュー」に続いて、動物くんの話題です。

「アルペン・マーモット」(Alpine marmot)という動物をご存じですか? リス科の草食動物で、大きさは成長すると40~60センチになります(草木を噛み切る、鋭い歯を持っています)。毛は茶色で、日当たりのよい斜面に巣穴をつくり、生息しています。また、“ピュー”“キュー”というような泣き声をあげることがあります(私は聞いたことがありませんが…)。

ところで、「マーモット」(Marmot)とは、フランス語で「山ネズミ」のことを指すそうです。英語読みだと、「モルモット」とも読めますが、これはモルモットがヨーロッパに持ち込まれたとき「アルペン・マーモットに似ているから…」と付けられた名前だとのことです(私は最近まで、逆だと思っていました)。

名前のとおり、ヨーロッパ・アルプスに生息しているのですが、オーストリアで、一番有名な「アルペン・マーモット」の生息地は、グロース・グロックナーでしょう。とくに今や一大観光地となったフランツ・ヨーゼフ・ヘーエでは、展望台の下に「アルペン・マーモット」がおり、観光客に愛嬌を振りまいています。私が、初めて本物の「アルペン・マーモット」を見たのは、やはり、このフランツ・ヨーゼフ・ヘーエでした。今から、15年以上も前のことです。展望台から下をのぞくと、巣の穴からちょろちょろ出てきて、斜面を走り回っていました。観光客が投げるエサを喜んで食べている姿も印象的です。意外とすばしっこいため、写真を撮ろうと思うと、すぐいなくなってしまう…そんな印象があります。

ところで、オーストリアは日本と同じく、いわゆる「観光みやげ」が非常に多いと、私自身は思っています。とくに有名観光地になると、その土地にちなんだ「観光みやげ」(さすがに「○○まんじゅう」はありませんが)がたくさん販売されています。ここ、フランツ・ヨーゼフ・ヘーエでは、やはり「アルペン・マーモット」は、重要なキャラクターのようで、Tシャツやステッカー、絵はがき、ぬいぐるみなど、色々な商品に登場しています。
また、グロース・グロックナー・ホッホアルペン街道沿いの町でも、「アルペン・マーモット」は人気者のようで、写真のように噴水などにも使われています(これはハイリゲン・ブルートで見つけたもの)。地元の人が親しみを込めて使っているのか、それとも「観光客うけ」をねらっているのは定かではありませんが、重要な「観光キャラクター」であることには違いありません。

実は、日本にも数少ないながら「アルペン・マーモット」がいます。その代表が、長野県の大町山岳博物館です。この博物館には、大町市と友好提携しているインスブルック市アルペン動物園から贈られた「アルペン・マーモット」がいます。以前、私の友人が、この博物館を訪ねた際、わざわざ「アルプス・マーモットがいるよ」と教えてくれました。同博物館のホームページで確認したところ、2004年6月現在、オス1匹が飼われているとのことです(日中は巣に入っていて、出てくることは少なく、友人も「現物」は見ることができなかったとのことです)。

http://www2.city.omachi.nagano.jp/sanpaku/alpine.htm

また、こちらは未確認ですが、千葉県にある「市原ぞうの国」にも「アルペン・マーモット」がいるようです。こちらは、最近、「入荷」したようです。

いずれにしても、日本では馴染みのない動物ですが、現物を見ると、なぜか印象に残る「アルペン・マーモット」なのです。

さて、ここまでふれてこなかった表題の「山ラッコ」ですが、初めてフランツ・ヨーゼフ・ヘーエで「アルペン・マーモット」を見た時、当時日本で人気を集めていた「ラッコ」に似ていたため、一緒に旅行をしていた友人と「勝手に命名したもの」です(ちょっと、別の意味もあるのですが、あまりにも個人的な話題なので、ナイショ)。そう言われれば、似ていると思いませんか?

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