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October 03, 2004

番外編:ウィーン国立歌劇場日本公演始まる

原則として、オーストリア旅行中の経験を綴ることを趣旨としていますが、今回は「番外編」としてウィーン国立歌劇場日本公演のことを書きつづりたいと思います。

今回の日本公演は、「小澤征爾氏の凱旋公演」という「ふれこみ」であったため、公演チケットの入手が前回(2000年)よりも極めて困難でした。私(家族も)も抽選制にもエントリーしましたが、「ドン・ジョヴァンニ」は全滅でした。
ウィーン在住の方にお話しすると、「値段も高いようだし、劇場もかなり違うでしょ。そんなに無理してみるほどの価値があるの?」というご意見をいただくことがありますが、出演者を見ると、「見逃せない公演」です。

「ドン・ジョヴァンニ」の場合、ドン・ジョヴァンニはトーマス・ハンプソン、騎士長がアイン・アンガー、ドンナ・アンナがエディタ・グルヴェローバ、ドン・オッターヴィオがミヒャエル・シャーデ、ツェルリーナがアンゲリカ・キルヒシュラーガーですから…。
さすがに、「お金持ちの国 日本」の面目躍如です。もちろん、主催の日本舞台芸術振興会の実力と「コネ」がものを言っているのは言うまでもありません(この団体にいらっしゃる佐々木氏の著書を拝見すると、大物歌手を招聘するために色々と工夫されていることがわかります)。
また、今回の「ドン・ジョヴァンニ」は、現在、ウィーン国立歌劇場で上演している演出ではない(旧演出)という点も、興味が引かれます。

実は、その後、某インターネットオークションでチケットを入手し、本日の「初演」を家族が見てきました。
さすがにエディタ・グルヴェローバのドンナ・アンナは見事で、声がしっかりと客席まで届いてくるのがわかったと言っていました。うぅーん、さすがグルヴェローヴァ。

ところが気になったのは、例の「拍手のフライング」です。今回もエディタ・グルヴェローバのアリアの後、すぐに拍手が起こっていたようです。当然、オーケストラの演奏はまだ続いているわけですから、これは指揮者の小澤征爾氏やウィーン国立歌劇場管弦楽団に失礼ではないでしょうか。
本来は、アリアを歌い終わり、演奏が静かエンディングを迎え、その余韻を1秒くらい楽しんでから、盛大な拍手をするのが「マナー」だと思うのですが…
プロ中のプロであるウィーン国立歌劇場の皆様から、日本の観客のレベルを…これ以上、書くのは無粋ですね。

ところで、最近、ウィーンでも「拍手のフライング」が多くなってきたようです。私の経験では、ウィーンシュターツオパーの方が多いようです。これも、観客に現地の方よりも外国人が多くなってきたためかもしれません。

先日、鑑賞したウィーンフォルクスオパーのガラコンサートでは、「拍手のフライング」がほとんどなく、大変見事な鑑賞姿勢だったことが、強く印象に残っています。

さて、日本では某有名新聞社が主催者に名を連ねていることもあり、「マスコミの評」は、「絶賛系」になることが十分予想されます。そこで、興味があるのが、「辛口」で知られるウィーンの新聞評です。とくに今回は、この時期、ウィーンでも結構良い出し物をやっています。層の厚さを感じるとともに、日本公演の布陣も含めて、ウィーン在住の皆様からの「現地評」に関する情報をお待ちしたいと思います。

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