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October 08, 2004

三位一体教会

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日本では、何やら政府の構造改革で「三位一体の改革」という話が良く出てきます。しかし、「三位一体」とは、元々は、ローマ・カトリック教会の中心的教義(ラテン語で、Trinitas:トリニタスと言うそうですが)です。つまり「宗教用語」ということになります。それにしても、インターネットの日本語サイトで「三位一体」を調べると、宗教用語の解説が出てくるところが、少なく、もっぱら「政府の構造改革」のお話で…
さて「この三位一体」とは、キリスト教の根本教理の一つです。「父なる神、子なるイエス・キリスト、聖霊の三者は、等質で不可分とする」という説のことで、よくお祈りのときに出てきます。
私はキリスト教を専門に研究している学者ではありませんので、詳細な解説は控えますが、キリスト教の信仰が厚い方なら、皆ご存じの言葉です。

ところで、ウィーンには「三位一体教会」(三位一体協会ではありません。これだと「構造改革の総本山」みたいになってしまいます)があります。先日、ウィーン滞在中、時間が空いたので、たずねてきました。オーストリアは各宗派の教会が多く、教会巡りも興味深いものがあります。大変失礼な言い方ですが、「この規模の町に、立派な教会だなぁ」という場面に何度も出くわしました。これもオーストリア人の信仰と関係が深いのでしょう。

ウィーンにある三位一体教会は、フリッツ・ヴォトルーパという方が設計された非常に有名な建物のようです。普通の教会は町の中にありますが、三位一体教会は郊外(といってもウィーンの住宅地)にあります。私は、地下鉄U4でシェーンブルン動物園の最寄り駅であるHietzingへ行き、ここで、路面電車60系統に乗り換えました。Maurer Hauptplatzで、バスの60A系統に乗車して4分ほどで、三位一体教会の最寄り停留所、Kasemgasseに到着です。最初は、「この停留所の向かいにでもあるのだろう」と思っていましたが、見あたりません。しかし、そこはウィーン。しっかり案内表示が出ており、これに従って丘の上を目指すと、10分ほどで目指す教会に着きました。ところで、このように停留所だけわかっていて、ルートは今ひとつはっきりしない時に威力を発揮するのが、ウィーン市交通局のWebサイトにあるルート検索システムです。出発地の停留所(もしくは駅)名と目的地の停留所(もしくは駅)と出発時刻(もしくは到着時刻)を入力すると、オンラインでルートと時刻が表示されます。もちろん、利用はインターネットにさえ接続できれば、無料です。

さて、教会の建物ですが、私の予想に反してモダンな建築で、教会のシンボルである十字架も表からは見えません(祭壇にはありますが)。かなりユニークな形です(これは写真をご覧になって頂くのが一番でしょう)。

オーストリアでは、通常、特別な教会は別にして自由に中にはいることができます。しかし、この三位一体教会ですが、土曜日と日曜日に時間を指定して、ガイドツアーで回るようになっています。祭壇も、カトリック式のきらびやかなものではなく、非常にシンプルなものでした。訪問した日は、平日だったので、人が少なかったのですが、周りの静けさも含めて「ウィーンらしい場所だなぁ」感じながら、周辺を散策しました。

余談ですが、「三位一体」は、今までキリスト教関係の方以外、正しく読めなかったのですが、構造改革政策のおかげで、正しく読める方が増えたのは結構なことです。

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