« 突然出てきた日本公演プログラム | Main | 交差点とロータリー »

October 11, 2004

フルーク・プラッツ

316-1664_IMG.JPG


ドイツ語では一般に「空港」は、「フルーク・ハーフェン」(Flughafen)と言いますが、地方をドライブしていると、地図や道路標識に「フルーク・プラッツ」(Flugplatz)という標識を見ることがあります。この「フルーク・プラッツ」ですが、航空路が設定されていない町にあるのが一般的です。私が毎年、夏に訪れるザルツブルク州の「とある町」にも「フルーク・プラッツ」があります。たまたま、予定もなかったこともあり、興味半分で、道路標識に沿って、車を進めました。すると、私の車の上空をグライダーが颯爽と降りてきました。道の終点が「フルーク・プラッツ」です。そこの駐車場には、ウィーンやドイツナンバーの自家用車や、グライダーを搭載してきたと思われるトレーラーなどが並んでいます。
「フルーク・プラッツ」とは、スポーツ航空用の飛行場だったのです(日本では、滑空場という名称で呼ばれている飛行場に近いものです)。

そのため、事務所は、日本で言うところの「飛行クラブ」になっているようです。駐機場には、個人(もしくはグループ)で所有しているグライダーが並んでいます。最近は自力で上空まで昇っていくモーター・グライダーという機種も増えているようで、この「フルーク・プラッツ」にも両方が駐機していました。また、滑走路は普通の飛行場のように舗装されたものではなく、芝生になっていました(舗装された滑走路を持つフルーク・プラッツがあるかもしれません)。そのため、のどかな雰囲気が漂っています。

たしかに、この町は谷にあるため、上昇気流があり、グライダーのフライトには絶好の場所なのかもしれません。また、グライダーを上空まで曳航する小型機も常駐しており、離発着を繰り返しています。何と「優雅なスポーツ」ですね。
また、駐機場に隣接した庭には、ビーチパラソルとデッキチェアがあり、皆さんで楽しくグライダー談義に花が咲いているようです。

余談ですが、「ドイツは第一次世界大戦後、軍用機の使用が禁止された関係で、グライダーが非常に盛んになった」という話を、どこかで聞いたことがあります。

美しい谷の上空に広がる青空を飛ぶグライダー、私も乗ってみたいのですが、グライダーのオーナーに友人がいない限り、難しそうです。
ある年、この谷にある町で、ある催し物のポスターを発見しました。この「フルーク・プラッツ」で開催される「フルーク・フェスト」のものです。内容を見ると、飛行場の開放を中心に、グライダーの体験飛行など楽しい催し物が盛り込まれています。あいにく、私が日本へ帰ってから開催される日程であったため、見学することはできませんでしたが、一度はオーストリアの空をグライダーで飛んでみたいものです。

ちなみに、現実的な話題で申し訳ありませんが、日本国内でグライダーによる航空スポーツにチャレンジする場合、グライダー・クラブでの操縦ライセンス取得に60~100万円、クラブ所属費用が10~15万円、そしてフライトにかかる経費がグライダーで30分間、 7000円~1万円程度とのことです。果たして、オーストリアでは、どのくらいの料金で楽しめるのでしょうか。

|

« 突然出てきた日本公演プログラム | Main | 交差点とロータリー »

Comments

The comments to this entry are closed.

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/52873/1646563

Listed below are links to weblogs that reference フルーク・プラッツ:

« 突然出てきた日本公演プログラム | Main | 交差点とロータリー »