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November 01, 2004

「鉄道博物館」、その実態は…

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ウィーン郊外に「鉄道博物館」(Eisenbahn Museum Strasshof)があります。この鉄道博物館は、オーストリア鉄道150年(1987年)の行事にあわせて整備されたものです。

ちなみにオーストリア最初の鉄道は、1837年に開通したカイザー・フェルディナント・ノルト・バーン(Kaiser Ferdinands Nordbahn)です。

さて、この鉄道博物館へは、ウィーン・ミッテからS1に乗り、30分ほどで、最寄り駅のSilberwaidに到着します。注意が必要なのはStrasshofという駅が手前にあるのですが、ここで下車すると、博物館まで徒歩で40分ほどかかります。ちなみにSilberwaidからは5分ほどです(何で知っているのか…それはヒミツです)。

私は、2002年の9月に初めて訪問しました。平日だったので、お客様の姿が、まったくありませんでした。一瞬、営業しているのかと心配になりました。ちょうど、その時、係員が通りかかり、“博物館に来たのか”と声をかけてくれ、無事入場することができました(入場料当時4.5ユーロ)。車庫の中も、屋外展示場も、少数の係員以外、誰もいません。私の「貸し切り状態」です。普通ならば、写真撮影や見学に最適の環境なだけに、大喜びするのですが…

ところが、回ってビックリ仰天。というのは、いわゆる「博物館」というよりは、保存車両の集積地といった感じなのです。もちろん動態保存の車両もありますが、とりあえず「集めてあるだけの車両」や、「整備待ちの車両」の方が圧倒的に多いのです。しかも、屋外の車両はかなり傷んでいます。

実は、オーストリア国鉄も150周年記念の行事にあわせて、歴史的車両の整備を大々的に実施しました。その際、当時、西駅近くの産業技術博物館(Technisches Museum)で展示されていた機関車を引き上げています。その中から、動態に復元されたものも、多数存在します。そして、9月にStrasshofに隣接する特設会場で、大々的に車両パレードが開催されたのでした。

しかし、現在では、予算不足のためか、そのころに比べると、明らかに保存状態が低下しています。また、展示の仕方も、余り展示を意識している様子はなく、「とりあえず置いてある」といった状況です。ただし、保管されている車両の数は非常に多く、仮に「完全に整備」されたら、見事な博物館になると思います。
もちろん、現在でも一部は動態保存されている蒸気機関車などもあり、時々特別運転で登場します。しかし、普段は火が入っていないので、「生きている車両」という感じはしません。

当初、ここで昼食をとることを考えていましたが、平日なのでカフェも休業中でした(悲しい…)。
幸い、自動販売機で飲み物を買うことができたので、助かりました。ところで、ここ自動販売機、珍しくビアを売っていました。ホテル以外の場所で、ビアの入った自動販売機を見たのは、ここが初めてです。

鉄道ファンの方でも、特別行事でもない時は、お奨めしかねますが、ご興味のある方は、下記のサイトで情報を収集することができます。

http://www.heizhaus.com/

なお、開館は4月から9月中旬(2004年は、4月1日~9月26日)の10時から16時となっています。博物館の定番「月曜休館」(Montag geschlossen)となっています。

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