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November 04, 2004

「倍々ゲーム」

今年の日本は異常気象や地震などで、オーストリアから来日されたウィーン国立歌劇場の皆様も、さぞや驚かれたことと思います(でも、また来てくださいね)。

さて、以前、「ウィーンなんでも情報」でも紹介された「オーストリアの習慣」に「倍々ゲーム」というものがあります。様々な募金活動の際、企業では従業員が自主的に集めた募金を所属企業に渡すと、企業で同じ金額を加えて募金するというものです。

また、クリスマスの時期にオーストリアを訪問すると、テレビで「募金番組」を生放送しており、びっくりしたことがあります(確か「闇に光を」といったようなニュアンスの活動だったと思います。正確な記録がなくて申し訳ございません)。これは電話で募金を受け付けるもので、スタジオの電話オペレーターはボランティアの皆さんのようです。そう言えば、軍人さんもいらっしゃいましたね。金額や募金した方の名前などが、リアルタイムで放送される番組です。こうして集まったお金を、今度は放送局(ORF)が倍にして、募金するのでしょうか。

正直、今回の新潟中越地震の報道などを見ていると、親しい人が被災者だったこともあり、「震災に関係ない人が興味半分で見るために放送している」としか思えない内容が多く、心が痛みます。
なぜ、日本ではオーストリアのような、募金番組を某公共放送が実施しないのでしょうかね。

そんな中、今日、地元のスーパーであるジャスコ(イオングループの中核スーパー)に買い物に行った時のことです。店内放送で、“台風や震災に遭われた方に対する募金をレジで行っています”という放送が流れてきました。最近では、コンビニエンスストアでも実施しており、珍しいことではないのですが、その後、“お客様からお預かりした募金は、私どもで、ほぼ同額を加えて被災者の皆様にお届けします”とのアナウンスが…
いゃー、驚きました。日本でもついにオーストリア伝統の「倍々ゲーム」が始まったのです。惜しいのは、買い物にきているお客様の関心が薄いことでしょうか。

今日の日本では、被災地以外からの救援が可能です。従って、災害初期は別として、これから必要になるのは、正直、資金です。こんな時こそ、外国の皆様も大好きな「日本の円」の出番ではないかと思うのですが…

今回の災害では、被災地に詐欺や車上荒らし、さらに震災で避難した住宅に空き巣が入っているとか。日本の人心荒廃もここまできたのか…と悲しくなります。

ぜひ、日本でも「倍々ゲーム」が定着することを祈るばかりです。

そんな中、出張のためにインターネットで航空券の予約をとっていたところ、ANA(全日空)のマイレージクラブで「新潟県中越地震被災者の方への義援金として10000マイルで1万円分の寄付」という「新しい寄付システム」が始まりました。インターネット上の手続きで、いわゆる手数料等もかからず、寄付ができるというものです。惜しいのは、よく見ないと、このような寄付ができることが、わからない点です。もっと、積極的にPRしても良いと思うのは、私だけでしょうか。

そして、被災者の皆様が、早く安心してお休みになれるようになることを、心からお祈りしております。

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