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November 30, 2004

ウィーン路面電車博物館(Strassenbahnmuseum)

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ウィーンに一度でも行った方は、赤と白のツートンカラーの路面電車が印象に残っていると思います(この配色は、ウィーン市の旗と同じ)。ウィーンは町並みが美しいので、外が見えない地下鉄よりも路面電車の方が、観光客には楽しめます。

さて、ウィーンには「路面電車博物館」(Strassenbahnmuseum)という施設があります。
場所はU3か、路面電車18系統(こちらは終点)のSchlachthausgaseの近くにあります。駅から見えないので、「本当にここにあるのかな?」と思いますが、駅にある周辺地図を見て行けば、迷うことはないでしょう。5分ほどで到着します。

開館は5月~10月の土曜日、日曜日、祝日に限定されているため、注意が必要です。入場料は大人2ユーロで、入口近くにある事務所で支払います(ここは売店も兼ねていて、以前ご紹介した路面電車や地下鉄の模型、書籍などを販売しています)。

この博物館、昔の車庫を転用したもので、路面電車のみならず、ウィーン市内で活躍していたバスや馬車など、90両以上が保存・展示されており、同館によれば「世界最大の路面電車博物館」と言われています(真偽のほどは確かめておりません。あしからず)。

展示されている路面電車の中には、「電気鉄道100周年」にあわせて、動態に復元された車両もあります。なお、通常、保存車両は、屋外に出されることがなく、車庫内保管が原則となっているので、状態は良好です。また、保存を優先するため、車内などには入ることはできません(一部は見学用のデッキから車内をのぞくことができますが)。
路面電車以外では、二階建てバスや、ちょっと前に旧市街を走っていたシティ・バス(結構ユニークな形をしていて、一度見たら忘れることはできません)なども保管されています。

路面電車ファンにとっては、歴史的な車両が多く、魅力あふれる博物館なのですが、狭い車庫にぎっしりと詰まっているため、写真撮影にはあまり向きません。私も過去、何回か訪問していますが、最近の方が保存車両の復元も進み、状態も良くなっているようです。

ところで、ウィーンには一時アメリカ製の路面電車が走っていた時期があります。これは、第二次世界大戦後、爆撃で破壊された路面電車を補充するため、占領国だったアメリカが送り込んだものです。色はウィーン・カラーですが、車体のデザインはアメリカ・スタイルで異彩を放っていました。

また、動態で保管されている路面電車が、各種イベントで市内を走る機会があります。鉄道ファンの皆様にとっては、こちらの方が魅力的でしょうね。

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