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December 27, 2004

野外オペラの舞台裏…

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2004年に始めてサンクト・マルガレーテンのオペラ・フェスティバルを鑑賞しました。メルビッシュに近いこともあり、「掛け持ち派」も多いようです。このサンクト・マルガレーテンの会場は、メルビッシュと異なり、石切場を上手に利用したものです。もちろん、人工的に手が加えられていますが、巨大な石切場跡が「劇場」になっています。とくに舞台の背後は、大きな「石の壁」となっている点が特徴です。この点、人工的なスタジアム方式のメルビッシュとは、趣が異なります。もっとも「屋外」なので、どちらも座席は金属製なので、クッションの持ち込みは欠かせませんが…

メルビッシュの場合、ルストなどから臨時船が出ているので安心ですが、こちらサンクト・マルガレーテンは、公共交通機関がありません。つまり、付近の町からは自家用車で行く以外方法がないのです(ウィーンあたりからはバスツアーがありますが)。そこで、いきなり本番の夜に行くのも不安だったので、当日の昼、「偵察」に出かけました。もちろん、会場の中に入ることはできませんが、駐車場へのアプローチや入口などは確認できます。

あいにく駐車場に車を入れることはできませんでしたが、アプローチ道路に「路上駐車」することができ、付近を散策しました。同じようなことを考えている人も多いようで、けっこう人が来ていましたね。また、ここの丘からは、ノイジードラーゼーが一望できることもわかりました(展望台跡がありました)。

オペラが始まってしまうと、関係者以外立ち入り禁止になってしまうような舞台裏も、ちょっとだけですがのぞくことができました。写真は、舞台側から見ると最上部にある舞台装置です。遠くから見ると良くできていますが、裏側から見ると、いわゆる「張りぼて」です。おそらく他の舞台装置も似たり寄ったりでしょう。ただし、サンクト・マルガレーテンの場合、周りが石で、燃えるものがないことから、通常の照明に加えて、火をふんだんに使っています。実際に舞台をご覧になった方はわかりますが、2004年上演の「アイーダ」の場合、「土の舞台」上はもちろん、宮殿の至る所に「かがり火」が焚かれていました(舞台は像や馬が走り回るため土製です。ですからバレリーナなどは大変です)。

舞台裏に回ってわかったのですが、この「かがり火」の元、実はプロパンガスなんです。一箇所にガスボンベが集中して配置されており、ここから各装置にガス管でガスが供給される仕組みです。たしかにガスの場合、短時間で火を付けたり、消したりすることができますから、この手の舞台にはうってつけでしょう。当然、電気と違って近くには係員が常駐しているようです(詰め所もありました)。
ちなみに舞台裏の写真が、面から舞台では、一番上になります。以下に広いかがわかりますね。

この他、上演中は地元消防署のポンプ車が待機しており、万全の体制を敷いていることがわかります。

シュタットオパーにはガイドツアーがありますが、こちらには、そのようなものはなさそうなので、自分で勝手に行った「舞台裏ツアー」でした。

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