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December 24, 2004

ザルツブルクのクリスマス・ミサ

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今日は12月24日、日本ではカップルが盛り上がる日らしいですが、本来、キリスト教では、大切な日です。
当然、ウィーン市内を含めて、夕方からは「とても静か」になります。
皆、ご自宅でクリスマスのお祝いをして、それから教会の特別ミサに参列するからです。

さて、以前、12月24日から25日にかけてザルツブルクに滞在したことがあります。
24日の日中、旧市街にあるドームを訪れたところ、午前0時からクリスマスのミサが執り行われることがわかりました。熱心な信徒では、ありませんが、せっかくザルツブルクに滞在していて、こんなチャンスは滅多にないと思い、駅に近いホテルから、出かけました。

1時間ほど前に行ったのですが、すでに座席は一杯で、「立ち見」となりました。しかし、ミサだからでしょうか、人が大勢来ているにもかかわらず、ざわついた雰囲気はありませんでした。
実は、カトリックとプロテスタントでは、通常、使う賛美歌が異なっています。私の父母は、日本でプロテスタント教会の信徒だったので、プロテスタント教会で使う賛美歌には馴染みがあります。しかし、カトリック教会の賛美歌は馴染みがなく、最初のうちは、戸惑った経験があります。
ところが、ドームのミサに参列して、クリスマス・ミサの時は、カトリック教会でも、クリスマスにちなんだ賛美歌を演奏することを始めて知りました。さらに、このときは通常の「オルガンと聖歌隊による賛美歌」から、本格的なオーケストラが伴奏に加わりました。これには、非常に感動した覚えがあります。

そして極めつけは、シュティレ・ナハト・カペレ(聖夜の礼拝堂)」の地元、ザルツブルクらしく、オリジナルの「きよしこの夜」の演奏が行われました。「きよしこの夜」のオリジナル版は、実はオルガンではなく、ギターの伴奏で歌われます。

「賛美歌なのに、なぜギター伴奏なのか…」。
さて、「きよしこの夜」は、オーベルンドフルの神父である、ヨーゼフ・モールの作詞です。作曲は、この教会のオルガン奏者だったグルーバーという方です。では、なぜ、オルガン演奏ではないのか…実は、この曲が生まれた年の秋、大洪水で教会のオルガンが使えなくなってしまったのです。そこで、使えないオルガンに代わって、ギターの伴奏となった…という訳だそうです。

約1時間のミサを終えて、ドームを出ると、空には満点の星が…
聖夜にふさわしい、そんな一時でした。

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