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June 12, 2005

“誕生日”が“お葬式”になってしまったウインナ・オペレッタ

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6月5日にプルミエを迎えたウィーンフォルクスオパーの「メリーウィドウ」ですが、現地の評価が、徐々に入ってきました。
新聞各紙の「評」ですが、いずれも「辛口」です。

プレッセ:墓地の雰囲気、コーラスなど脇役の動きがほとんどない。地方劇場のレベル。

クリーエ:演出で最悪なのは、退屈であること。それを今回の100年記念演出がやってしまった。こうなってはメルビッシュに期待するしかない。ダニロは、歌唱力はあるが演技が下手、ハンナは輝きに欠ける。

クローネン:こんなひどい作品は、はやく舞台から降ろしてしまえ。ウィーンは「オペレッタの街」とはもう言えない。

うぅーん、いずれも厳しいですね。私が、仮に現演出の「メリーウィドウ」最初に鑑賞したオペレッタだったら、間違えなく「はまること」はなかったでしょう。

たとえば、日本の歌舞伎で、役者がスーツで出てきて、エレキバンドの演奏で踊る…そんな舞台になってしまったら…と言えば、おわかりになるかもしれません。
さて、この「批判の嵐」はウィーンでは珍しくないので、関係者は予想していたかもしれません。そのため、2005/2006シーズンでは「意地でも」演出は変えないと思います。10回近く現地で「メリーウィドウ」を見ている私としては、受け入れがたい新演出ですが、もう一回観て、内容を見極めたいと考えています。というのは、最低2回は見ないと、判断がつかないからです。

2005/2006シーズンでは「ルクセンブルク伯」が登場しますが、演出が心配な、今日この頃です。
写真は第2幕開演前の舞台ですが、この写真から「怪しげな雰囲気」が伝わってくると思います。

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