今日もバイスルから市民を見つめる「愛しのアウグスティン」
「街角シリーズ、その2」です。
ウィーンでも有名なバイスルである「グリーヒェンバイスル」には等身大の「愛しのアウグスティン」が居ます。
このお話ですが、ペストが流行していた頃、歌手のアウグスティンが飲み過ぎて道路に寝てしまったとか。墓堀人は、彼をペストの死人だと勘違いして、墓地まで運んで、墓穴へ投げ込んでしまったそうです。アウグスティンは泥酔していたために気づかず、午後になって暗い穴の中で死体に囲まれているのに気づき、大あわて。たまたま持っていたバグパイプを吹き始めたところ、奇跡的に救い出された…というお話です。
グリーヒェンバイスルの壁には、バグパイプを吹くアウグスティンの姿を見ることができます。こんなエピソードを仕入れた上で、グリーヒェンバイスルに行くと、また興味がわいてくるのではないでしょうか。
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