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August 2005

August 29, 2005

郷土料理シリーズ1“農夫のご馳走”

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オーストリアでは、ウィンナシュニッツェルやターフェルシュピッツ、シュバインブラーテンなどのお料理が有名ですが、今回は「郷土料理」をご紹介しましょう。

さて、第1回は…
オーストリアの田舎を回っていて、ガストホフに入ると、シュパイゼカルテに「バウエルン・シュマウス」という名前の料理を見つけることがあります。

お料理の中身は、ゼンメルクネーデルにザーワクラウト、シュバインブラーテン、小型のブルスト、ダンプフ・カルトフォーヘンという組み合わせの「郷土料理」です。お店によって、若干組み合わせや量が違いますが、基本的には同じです。

いずれもオーストリアではポピュラーなお料理を一皿で味わうことのできる「お得な」お料理です。また、ウィンナ・シュニッツェルよりはさっぱりしています。

しかし、意外とボリュームが豊富な点と、味に変化がないため、途中で飽きてしまう…ということがあります(私だけかもしれませんが)。そして、面白いのはブルストが「タコ型」(一方に切り込みを入れて開くパターン)が「各店共通仕様」となっている点です。日本でも、時々見かける「あのスタイル」です。別の子供向けの料理という訳でもないのに、これが各店共通仕様なのかが、まか不思議です。

さて、表題の“農夫のご馳走”ですが、「バウエルン・シュマウス」の直訳ですが、私と友人の共通「単語」になっています。

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August 22, 2005

ハイテク・リゾートホテルの謎

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先日、シュタイヤマルク州の小さな街で、リゾートホテルに宿泊しました。当初、宿泊予定だった場所が混んでいたため、車で移動し、急きょ、宿泊を決めたものです。幸い、長期滞在者向けのアパートメントを1泊だけ利用させてくれることになりました。

さて、フロントでチェックインの際に通常の鍵に加えて、二つのハイテク装備を渡されました。一つはリモコン、もう一つは意味がよくわからなかったのですが腕に付けるブレスレットのようなものです。

このホテル、宿泊室が少ないにもかかわらず、スパやサウナ、温泉プール、フィットネスジムなどの施設が充実しており、日帰り利用も多いようです(他のペンションからやってくるようです)。また、少人数で運営しているようで、フロントには監視用のモニタに構内の映像が数多く映し出されていました。また、私がチェックインすると、すぐに宿泊者が増えたことを構内無線で連絡していました(この規模のホテルにもかかわらず、電話でないところが、すごい)。さらに、フロントにはホテル内の随所に設けられた監視カメラの映像が映っていました。日帰りのお客様が多いため、保安上の理由かと思われます。

リモコンですが、実はホテル正面玄関の門扉開閉に使用するものです。というのはホテル裏に駐車場があるのですが、こちらは日帰り専用で、宿泊者は構内の駐車場を利用することになっています。ところが門扉は通常閉まっており、自動車の乗り入れはできません。そこで、チェックイン後は、このリモコンで宿泊者は自由に門扉を開閉できるという訳です。私も日帰り専用駐車場から、構内駐車場へ車を移動しましたが、その際、このリモコンのお世話になりました。ちなみにチェックアウトして、専用駐車場から出るときは、門扉の前に来ると、例の監視カメラで車の映像が映るようで、フロントからリモートコントロールで門扉を開けてくれました。

さて、もう一つのツール、「謎のブレスレット」ですが、結局、翌朝まで何に使うものかわかりませんでした。
翌朝、朝食をとるためカフェレストランへと出向きました。ちなみに、このホテルでは本格的なレストランも完備していますが、朝食時にはビュフェ形式となるため、カフェレストランを使用しています。自分でブロートやシンケンをとって席まで戻る途中、カウンターの上に、怪しげな機械(写真のもの)が…
どうやら「謎のブレスレット」をこの機械にかざすと、自動的に会計を済ますことができる(つまり部屋付けにできる)ようです。このカフェレストランは、フィットネスジムとプールに隣接しているため、昨晩のぞいたらガンウを羽織った皆様が利用していました。考えてみると、プールやフィットネスジムに行くのに小銭を持って行くのも大変ですし、通常、部屋の鍵はロッカーなどに格納してしまうでしょう。
そう考えると、「謎のブレスレット」の存在意義が急浮上します。このブレスレットを腕に巻いておいて、会計の際、機械にかざすだけでOK。これは便利です。仕組みはICカードの変形(ICタグ)だと思います。
山間部の小さな町のホテルですが、実はハイテクを駆使して、少人数で効率的な経営をしているところに、すごさを感じました。

また、私が、ここ10年来、利用しているザルツブルク州の外れにあるホテル(といってもペンションに近い)があります。最初の頃は電話回線もトーンだったのですが、昨年から部屋にLAN回線が設備されるようになりました。このホテルでは、去年はLAN端子までだったのですが、今年はご丁寧に2メートルのLANケーブルまで付いていました。
もちろん、LANケーブルにはWindowsの設定方法の説明書も付いています。さっそく使ってみましたが、快適にインターネットにアクセスできました。おそらくADSLが入っているのだと思います。このホテル、小さな町にある上、付近にいわゆる観光施設がありません。単なる「山間の町」です。しかし、ここでブログの更新が、いとも簡単にできてしまうところが、考えてみると恐ろしい…なお、料金ですが、今回は無料(使い放題)でした。ただし、これは長年宿泊しているのでサービスだったのかもしれません。ちなみに部屋代は朝食付きで1泊40ユーロほどです。

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August 21, 2005

「タンス預金」はお早めに換金を

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シリングからユーロに変わって3年半が経過し、今では、市中の銀行でシリングからユーロへの換金ができなくなっています。

さて、先日、サンクト・ポルテンを訪れた際、市街を散策していたところ、行列に出くわしました。興味があったので、行列の先をたどっていくと、ご覧のバスが登場しました。
このバス、現地通貨からユーロへの換金を目的とした「銀行バス」です。ユーロへの切り替えが行われた時期には各地に巡回していたようですが、現在も活躍中とは…
正直、驚きました。それ以上に、未だにシリングを持っている国民の多いことに、驚きました(ちょうど、お昼過ぎにこのバスの前を通りかかった際には50人以上が並んでいました)。オーストリアには「タンス預金」なる言葉はないでしょうが、結構、ご自宅に死蔵しているシリングがあるのでしょうね。

また、この広場では、換金と同時に防犯関係(家屋の鍵のようでした)の展示もしており、「自宅に現金をおいておくと、危ないよ」といった啓蒙活動もしているようでした。

最近は、EU圏の拡大に伴って、一時のような「ユーロ熱」もさめている国が増えているという話が伝わってきます。そんなこともあってか、積極的に旧通貨の換金を行っているのかもしれません。

ちなみに、私の自宅には、記念に10シリングのお札が1枚保存してあります。

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August 17, 2005

デポジットを支える瓶の自動回収システム

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ヨーロッパでも最近はペットボトルが増えてきましたが、まだまだ日本よりは瓶が多く使われています。多くの家庭では、ダース単位でミネラルヴァッサやビアを購入しているようです(結構の重さになりますが、体格がよろしいので大丈夫なのでしょうか)。

さて、大手のスーパーに行くと、入口付近に瓶の回収装置が設置されています。この装置に瓶を入れると機械が自動的に識別し、デポジット料金が戻ってくるようになっています。返金は現金ではなく、その店で使えるレシートで出てきます。もちろん、他店で購入した瓶でもOKです。ただし、ケース単位のビール瓶等は別ですが、1本単位では1リットル以上に制限されているようです(最初に購入する際、瓶代と中身代が分けてレシートに表示されるので、デポジット対象かどうか、すぐにわかります。だから、レシートは大切に!)。

さて、レジでの精算時に、このレシートを出すと、買い物代金から引いてくれるという仕組みになっています。ミネラルヴァッサの大瓶1本で0.29ユーロ戻ってきますので、ばかになりません(1.5リットルのペットボトルも同じ金額が戻ってきます)。旅行の最終日には、瓶やペットボトルを抱えてスーパーに行き、お金を戻してもらってから、おみやげを買う…というのが最近のパターンです。

このような「瓶の自動回収システム」が機能しているからこそ、瓶の不法投棄が少ないのでしょう(とはいっても、最近はゴミの回収がくずれているとのお話も…)。
しかし、オーストリアはシステム化や機械化が得意ではないと思われがちですが、こういうシステムは立派です。

さて、夏のバカンスシリーズ…今回は、これでおしまいです。新しく入手したネタは、追々ご紹介する予定です。

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August 16, 2005

不思議な場所にナンバープレートが…

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今日は自動車にまつわるお話です。
オーストリアだけではありませんが、ヨーロッパではサイクリングが盛んです。当然、バカンス先でもサイクリングは、主要なレジャーの一つになります。オーストリアのリゾート地帯をドライブしていると、必ずサイクリングの一団に出くわします。いずれもツールド・フランス張りの本格的な装備で楽しんでいます。

このような本格的なレジャーなので、多くの皆様は自宅からマイ自転車を持ち込みます。もちろんホテルなどでもレンタル自転車はあるのですが、ここは使い慣れたマイ自転車の方が良いのでしょう(スキーなどにも一脈通じるものがあると思います)。

この自転車ですが、通常は自宅から滞在先までは自家用車に搭載して運搬します。今まで、セダンやワゴンの場合、専用のキャリアをつけて、屋根に搭載するのが一般的でした。しかし、最近は自動車の走行安定性を重視するためか、自動車の後ろ側に専用キャリアを取り付けて運ぶ方が増えています。何しろ、運ぶ台数は最低でも2台、家族連れの場合、3台以上というケースも見られます。

ところが、後ろに自転車を搭載すると後部ナンバープレートが見えなくなってしまいます。そこで、写真のように自転車用キャリアにナンバープレートを付けることになります。オーストリア国籍車の場合、自動車本体のプレートを外して、キャリアだけに付けています。また、ドイツ国籍車では両方にプレートを付けているケースを見かけました。おそらく自国の法令の違いによるものでしょう。

それにしても、日本人だったら、「ここまでして自転車を運ばなくても」と思うかもしれませんが、これが彼らの「こだわり」なのですから、致し方ありません。

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August 15, 2005

夏のオペレッタあれこれ

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夏の間、オーストリアでは各地でオペレッタ大会が行われます。メルビッシュはその代表ですが、その他にもバードイシュル、ウィーンのプラター、バーデンなど、屋外・屋内を問わず盛んに行われます。今や「オペレッタは夏の風物詩」といった感がありますが、その中からランゲンロイスのお城で行われたオペレッタをご紹介しましょう。

ランゲンロイス(Langenlois)はクレムス(Krems)の北部にある小さな街ですが、ワインの産地として有名です。街の中にはワインの醸造所が数多く存在しています。また、ワイン用のブドウ畑の中に、奇妙なスタイルのワイン博物館もあります。事実、ワインを買いにこの街にいらっしゃるお客様も多いようです。

さて、この街の外れにあるSchossHaindorfが会場です。今年で10周年を迎え、今までも「オペレッタの定番」を数多く上演してきました。今年は「白馬亭にて」だったので、思わず行ってしまいました。会場はお城の中庭で、ここが舞台になります。また、観客席は仮設スタンド方式なので、メルビッシュなどに比べると小規模です。また、上演回数も10公演と少なくなっています。

今回の「白馬亭にて」では、主人公のヨゼファにはMartinaDorak、相手役のレオポルトにはAdorfDallapozza、フランツヨーゼフⅠ世にはHeinzHolecekが起用されていました。
お城を借景とするため、演目によって効果もずいぶん違うと思いますが、「白馬亭にて」はホテルが舞台となっているため、正に打って付けと言えるでしょう。中庭が、そのままホテルのテラスとなり、雰囲気を盛り上げます。メルビッシュが物量作戦で観客を圧倒しているのに対し、こちらは合唱団の人数も少なく、こぢんまりとしており、手作りの温かさが感じられます。また、観客席から舞台までが近いのも特長で、カテゴリーⅠを選べば双眼鏡なしでも十分楽しむことができます。

今回はオーケストラ(よく来日するオペラ舞踏会管弦楽団でした)の他に、フランツヨーゼフⅠ世が白馬亭に来場する際の演奏はブラスバンドが担当しました(こちらは、ランゲンロイスからほど近い街の市民バンド)。
演出は、ほぼオリジナルに近いものでしたが、オーストリアの人にはおなじみのオペレッタだけに、皆さん盛り上がっていました。

開演は、お決まりの20時30分ですが、終演は上演時間が短いこともあり、23時30分でした。ウィーンからも比較的近いため、バスを連ねてやってくる方々もいらっしゃるようです。
私としては、メルビッシュとは、また違った楽しい舞台で、気に入りました。なお、来年は「微笑みの国」が上演されることになっています。

ところで、オペレッタが大好きな私としては、夏に各地でオペレッタが上演されるのは喜ばしいのですが、逆に「夏の風物詩」だけになってしまうのではないかと心配です。

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August 11, 2005

オペレッタの王道、メルビッシュのメリーウィドウ

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今年は「メリーウィドウ100年」ということで、各地でオペレッタの傑作、メリーウィドウが上演されています。夏の風物詩、メルビッシュでも7月14日から8月28日までメリーウィドウが上演されています。8月10日、同公演を見る機会がありました。なお、当日はORFの録画チームが入っており、現地では20日にORF2で放送される予定です(日本では来年でしょう)。

フォルクスオパーでは新演出になり、さんざんでしたが、メルビッシュは如何に…
以下、簡単にご紹介しましょう。

今回、責任者であるセラフィンさんの口上が、今までになく気合いが入っていました。テレビ録画のためではないとは思いますが、セラフィンさんの本公演にかける意気込みが感じられます(セラフィンさんはゼータ男爵で登場していますが)。


第1幕 通常は「国王の誕生祝賀会」のシーンから始まりますが、メルビッシュらしく、導入が工夫されています。まず、場面はパリの大使館前。曲はメリーウィドウのメドレーで始まり、財政事情が悪化しているため、大使館の金品を売り払うという場面設定でした。その中でも「国王の肖像画」だけは、まずいと言うことで売却品から外されるような話になっていました。また、債権者が大使館に詰めかけ、警官に追い返されるという、物語の伏線になるような展開になっていました。このあたりは、なかなか気が利いています。
そして、暗転して大使館内の大広間となり、「国王の誕生祝賀会」のシーンです。これ以降は、基本的に旧フォルクスオパーの演出に近い展開でした。また、ダニロが酔っぱらってマキシムから帰ってくるシーンでは、ニグシュとの掛け合いも残っていました。
野外オペレッタなので、歌手の声量などはわかりませんが、演出としては安心して見ていられるものでした。なお、通常、第2幕で歌われる「間抜けな騎士」が、第1幕の途中、ハンナとダニロの掛け合い場面で歌われていました。

第2幕 フォルクスオパーの新演出では、全く魅力がなくなってしまった場面ですが、メルビッシュの面目躍如です。物量作戦で、バルカン風の踊りも、たっぷりと見せてくれます。また、お約束の「ヴァリアの歌」のアンコールもしっかりと行われた。元々舞台が広いため、四阿の設定もしっかりとしており、物語の展開もオリジナルに近いものでした。唯一、違っていたのは「女、女、女のマーチ」を男性陣に続いて、女性陣も歌うという演出でしょうか。そして、最後は男女混声で歌うという、なかなか楽しい演出でした。今回、メルビッシュとしては、電飾は控えめで、湖に上げる噴水を効果的に使っていました。

第3幕 マキシムがどうなっているか、注目される場面です。ここだけは電飾大会で、「グリゼッティンの歌」に乗せて、大量の踊り子が舞台に登場します。とにかく物量作戦にはかないません。ただし、カンカンの場面では、定番の「天国と地獄」は演奏されませんでした。ここはちょっと残念。しかし、それ以外は、カンカンのシーンは踊りも含めて長く、十分楽しめる内容でした。なお、カンカンのシーンでは「グリゼッティンの歌」と「女、女、女のマーチ」を中心に使っていました。舞台が広いため、客席からではカンカンの細かい演技まで確認するのは大変ですが、かなり楽しいカンカンになっていました。
ハッピーエンドのフィナーレに向かって、盛り上がっているメリーウィドウらしい上手な演出でした。

総じて、オーソドックスな演出で、安心して楽しめる内容でした。なお、2006年は「ルクセンブルク伯」が上演されることになっています。

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August 08, 2005

ソーダサイフォンの謎

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今日は、暑い夏にふさわしい? さわやかな話題を…
ウィーンの調理器具店をのぞくと、カクテルなどを作る際の「ソーダサイフォン」(小型の炭酸ガスボンベを取り付け、水と混合させ、ソーダ水を作る装置)を見かけます。実は、このソーダサイフォンですが、なぜか地元オーストリア製です(全部ではないでしょうが)。オーストリアらしい「しゃれたデザイン」に加えて、オーストリア製ということもあり、気に入ったアイテムです。
是非、ほしいと思ったのですが、炭酸ガスボンベを飛行機に持ち込むことができないため、購入を断念しました。何しろ炭酸ガスボンベがなければ、「保温機能のない金属製ボトル」になってしまいますから…

さて、先日、自宅近くの某スーパーマーケット(もちろん日本国内です)の調理器具売り場をのぞいていたら、見たことのあるソーダサイフォンを発見しました。そう、ウィーンで見かけたアレです。お値段は7000円(お試し用の炭酸ガスボンベ付き)だったのですが、なぜかプライス・ダウンになっており、半値で販売されていました。これならば安い!ということで、即購入しました。輸入元を見ると、新潟県燕市の株式会社 青芳製作所という会社でした(金属製の調理関連器具を作っている会社です。最近は、オリジナルブランドにも力を入れているようです。
http://www.casualproduct.com

また、製造元はウィーンに近いBerndorfにある会社(Kayser Bermdorf Metallwaren AG)でした。
今度、機会があったらこの街に行ってみたいものです。

えっ、“バーをやっているわけでもないのに、何に使うのか”って。実は、自宅で「ワインのソーダ割り」(G'SPRITZTER)を愛飲しているためです。お恥ずかしい(^^;)

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August 01, 2005

夏も強いぞオーストリア

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先日、2012年の「夏のオリンピック」がロンドンに決まりましたが、オーストリアが強いオリンピック競技と言えば、アルペンスキーに代表される冬季オリンピックの種目です。
オーストリアは「夏のオリンピック」の競技には縁がないと思っている方が多いと思います。ところが、夏のオリンピックでも強い競技があるのです。さて、それは何か?

答えはヨットです。2004年のアテネオリンピックでも、トルネード級(ハガラ、シュタイナッハー組)などで金メダルを獲得しています。日本人だと“オーストリアは海がないのに、なぜヨットが強いのか?”という疑問をいただきます。しかし、夏にオーストリアを訪問すると、その「常識」が覆されます(大げさですが)。というのは、湖でヨットを楽しむ方が、非常に多いのです。オペレッタで有名なノイジードラーゼーをはじめ、ザツルカンマーグートのモンドゼーやウォルフガングゼーでもヨットは盛んです。

とくにノイジードラーゼー湖畔のルストやメルビッシュのヨットハーバーは、その規模の大きさに驚かされます。とにかく、ヨットハーバーは広大で、その中に、数えられないくらいのヨットが係留されているのです。もちろん、すべてがオーストリアのものではないのですが、日本のヨット人口を考えると、ヨットの多さには目を見張ります。

考えてみると、海よりも湖の方が、ヨットを楽しむには条件が良いかもしれません(海ですと、波の影響が大きいので大変です)。
このようにヨット人口の多さ(底辺の多さ)が、ヨット競技の強さにもつながっているのでしょう。

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