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December 2005

December 26, 2005

ウィーンの“ブロート・ウェイ”

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2005年も残り少なくなりましたが、今日は、町で見かけたお店の話です。

2005年の秋、ウィーンを訪問した際、市内の「某所」で写真のような看板を見かけました。
ウィーンでも有名なチェーン店のパン屋さんです(ウィーンにお出かけになった方や、ウィーン在中の方ならば、この看板だけで、屋号がピンとくると思いますが)。
この看板、実はちょっとしたユーモアが隠されています。もうおわかりですね。ニューヨークのブロードウェイに引っかけて、“BrotWay”としている訳です。しかも、お店の横には、Brotを歌手に見立てて、“うちには、ブロードウェイの歌手にも負けない、豊富なラインナップがありますよ”とアピールしています。ちょっと愉快な看板で、見入ってしまいました。
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結構、オーストリアの方は、この手のユーモアがお好きなようで、よく見ていると、意外とおもしろい看板やPRを目にすることがあります。有名な建物や銅像を見て回るのも有意義ですが、ちょっと注意して街歩きをすると、楽しい発見をすることがあります。

このように、いろいろな発見ができる街歩きを楽しめるところ、それがウィーンの魅力の一つだと思っています。また、街歩きができる時間(人の流れも含めて)が流れている街でもあります。皆さんも、こんな街歩きを体験してみませんか。きっと、ウィーンがもっと好きになると思います。

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December 25, 2005

クリスマスの夜に

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今日はクリスマスですが、日曜日と重なったので、ORFのウェッブラジオを聴いています。
やはり、日本とは番組構成が違いますね。

ところで、現地時間の9時過ぎ(日本時間17時)からザルツブルクの教会から、クリスマス礼拝の生中継がありました。今日はオーストリアには珍しくプロテスタント教会からの中継でした。

私は残念ながら、オーストリアでプロテスタント教会の礼拝に参列したことがないのですが、今日の中継を聴いていたら、日本のプロテスタント教会と、ほぼ式次第が同じで、ちょっと驚きました。

プロテスタント教会は一般的に祭壇も地味で、いわゆる儀式が少ないのですが、今日の放送を聴いていたら、さすがにオーストリア。パイプオルガンに加えて、バイオリン、チェロ、トランペット、チェンバリン等々、様々な楽器で賛美歌が演奏されました。放送の最後には、演奏者の紹介も行われていたようです。
礼拝やミサでトランペットが演奏される時は、ソロになるので、演奏者はかなり気を遣うのではないか…と思いながら聴いていました。

インターネットラジオでしたが、礼拝の雰囲気が伝わってきて、心豊かにクリスマスの夜を迎えることができました。皆様は、良いクリスマスでしたか?

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December 19, 2005

農耕用トラクター大集合

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2005年の夏、例によってメルビッシュでのオペレッタ鑑賞の後は、ザルツブルク州や、シュタイヤマルク州の山間部をドライブしました。そして、毎年、お世話になっている某町に入りました。

あらかじめインターネットで連絡してあったので、ホテルのおかみさん(という感じがぴったりの方)が、温かく迎えてくれました。荷物を置いて、さっそく町へ繰り出します。まずは、ドライブの一杯! 何しろ、一般道路でも80km/h以上で走るのが「普通」(もちろん制限速度はありますが)な国なので、飲酒運転は厳禁です(でも、明らかに飲んで運転している人もいますが…)。乾燥しているので、ドライブ後の一杯は、また格別。おっと、今日はこの話ではなかったですね。

実は、町の中心にあるマルクトプラッツにでると、なんと農業用トラクターが大集合しているではありませんか。最初は、“農業団体のデモかな”と思ったのですが、スローガンを掲げた横断幕もありませんし、シュプレヒコールを上げている人もいません。明らかにデモとは雰囲気が違います。近づいて見ると、いずれのトラクターも、「人に見せる」ことを前提に、きれいに整備されています。また、最近では、あまり見かけることのない「オールドタイマー」も何両か参加しています。また、よく見ると、集まっているトラクターは最新型というよりは、比較的古いタイプが中心です。どうやら、農業団体主催の「トラクター祭り」のようです。

皆さん、日頃は農作業に使っているトラクターを、町まで持ってきて、それぞれ自慢しあう…そんな感じの行事でした。マルクトプラッツにトラクターを並べているだけで、特に何かデモンストレーションをするような雰囲気もなかったので、私は広場に面したレストランで、遅い昼食をとることにしました。

14時過ぎだったでしょうか、各トラクターに、それぞれオーナーが乗車し、自宅へと戻っていきました。古いだけに、結構大きなエンジン音のするトラクターが多かったので、ちょっとびっくりしました。

きっと、“オラ家に代々伝わる自慢の一台を見てくれ”といった感じのイベントなのでしょう。何か、ほのぼのとしたオーストリアの田舎らしい催しでした。

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December 12, 2005

国立歌劇場の話題

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11月5日に、再建50周年を迎えた国立歌劇用ですが、いくつかの変化がありましたので、ご紹介しましょう。

その1 カフェがオープン
まず、新しいカフェがオープンしました。場所は以前、クロークがあったカラヤン広場に面した場所です。今まで国立歌劇場では、開演前に到着した場合、休む場所がなく、正面ロビーで待機しているケースが多かったのですが、これで安心?です。

このカフェ、国立歌劇場の構内にありますが、表側からも入ることができます。営業時間も24時までとなっており、観劇後のクールダウンにもお奨めです。先日、ちょっと寄ってみたのですが、カフェ内にスポンサー提供の大型フラットテレビが設置されており、国立歌劇場提供のオペラ等のダイジェストを放映していました。ファンの方の利用が中心だと思うので、これは楽しめます(思わず、これは、何というオペラのどの部分だと盛り上がっているグループもいました)。

また、国立歌劇場に縁の深い作曲家の名前がついた軽食などが、メニューにのっています。いかにも「観光客向け」といった感じですが、それなりに利用者はいるようです。なお、営業は、有名なJuliusMeinlがあたっています。
なお、劇場内にも最近、カフェが増えているように感じますが、これも企業家ホーレンダ総裁の「施設の有効利用による業績への貢献」という考え方から始まったものでしょうか。
写真は劇場のロビーから見たカフェの様子です。最近はやりのガラス張りです。

その2 博物館がオープン
50周年記念行事の一環として、国立歌劇場博物館が11月5日にオープンしました。場所は、旧国立劇場連盟ブッキングオフィスの建物の中です。月曜を除く毎日10時から18時まで、オープンしていますので、オペラ鑑賞の前に寄るという手もありそうです。
私はあいにく時間がとれず、今回は訪問する機会はありませんでしたので、詳しいご紹介ができません。あしからず…
なお、現在は1955年11月5日から2005年6月30日(2004/2005シーズン終了時)までの歴史を舞台写真、衣装、ポスター、舞台模型などで紹介しているとのことです。
住所は、Hanuschgasse 3/Goethegasse 1です。

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December 04, 2005

特別改札にご用心

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アドヴェントの期間中、特に土曜日は、買い物客で地下鉄をはじめとする公共交通機関が混雑します。また、“忙しいから、ついうっかり…”ということで、乗車券を事前に購入しないで乗ってくるお客様も多くなるようです。

先日、ウィーンでも屈指のショッピングゾーンである地下鉄のノイバウガッセ駅を利用したところ、市交通局の職員による「特別改札」を実施していました。今までも何回か特別改札を見たことがありますが、これはいずれも列車内に私服係員が乗ってきて、行われるものでした。こちらの方が、正直、インパクトがあるのですが、引っかかったお客様の対応をしているうちに、自分で「危ない」と感じたお客様は、降車してしまうことがあります(このようなケースを見かけました)。

今回の駅改札口での特別改札は、大量の職員を動員し、一斉に行っているので、「無賃乗車」を一網打尽にする効果があります。
いろいろな書籍にも紹介されていますが、ウィーンの特別改札では、「言い訳」は一切通用しません。これは外国人観光客であっても、例外ではありません(以前は、乗客の言い訳集が乗客への啓蒙活動の一環として、社内に掲示されていました。これは、市交通局の職員が考えたものらしいのですが、これが、“犬が乗車券を食べてしまった”など、笑える内容でした)。

もちろん、私は24時間チケットを持っていたので、全く問題はありませんでしたが、私の乗っていた列車から降りた乗客も何人か、「御用」になっていました。係員はハンディーターミナルを持っており、その場で追徴金の手続きを行っていました。
付近での用事を済ませて、1時間ほどたってから、ノイバウガッセ駅へ向かうと、まだ特別改札をやっていました。どうも午前中いっぱい行っているような雰囲気でした。なお、地下鉄に乗る際には乗車券をチェックされることはありませんが、心なしか、券売機の前の列が長くなっているように感じました。

市交通局は否定していますが、市民の間では「無賃乗車の検挙によって、係員に報奨金がでるらしい。だから熱心にやっている」とのウワサがあるようです。

まぁ、乗る以上は、乗車券を買うのは、「当たり前」なので、特別改札の徹底とはあまり関係がないでしょう。
皆さんも、“係員もいないし、乗車区間も一駅だから、今日は切符はいいかな”と考えると大やけどをしますから、ご注意ください。
写真はノイバウガッセ駅の改札口付近ですが、特別改札のため、人が渋滞しています。

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December 03, 2005

見事なグラーベンの電飾

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ウィーンでは、クリスマスのシーズン(アドベントの期間中ですが)、通りごとに意匠を凝らした電飾が施されます。

ケルントナーシュトラーセの「流れ星」などは有名です。さて、今年はグラーベンの電飾が一新されました。文章で説明するよりも写真をご覧いただいた方が、一目瞭然でしょう。シャンデリアをかたどった見事な電飾で、両側の建物からワイヤーを張り、その下にぶら下げているようです。ちなみに、今までは、通りの中央に巨大なろうそくのモニュメントがありました(アドベントの期間、毎週ろうそくが、1本ずつ点灯するものでした)。

今年はペスト記念塔の改修工事が完了したので、それに合わせて電飾もリニューアルしたのかもしれません。周囲が暗くなる15時過ぎから点灯されており、見事な電飾に写真を撮影する観光客の姿が絶えません(かくいう、私もその一人ですが)。

なお、今年あたりから従来の電球を使った電飾に加えて、LED(特に青色)を活用したものも、見かけるようになりました。電飾を見比べて、街を歩くのも、この時期ならではの楽しみといえるでしょう。

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December 02, 2005

オペラの鑑賞マナーあれこれ

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12月1日、国立歌劇場で“ナクソス島のアリアドネ”を鑑賞する機会に恵まれました。ツェルビネッタ役にはグルヴェローバさんが登場するため、その筋に方には人気の演目です。さすがに満席でしたが、日本人の団体も数組見かけました(比較的、日本人にはなじみのない演目にしては、珍しいと思います)。日本人団体の特長ですが、まず、席に着くと、お互いに記念写真撮影大会が始まります。まぁ、それ自体は悪いことではないのですが、同行者が交互に写真を撮り合うため、かなり目立ちます。まぁ、ほどほどに…といったところでしょう。特に通路を占拠して、撮影大会に興じる姿には、ちょっと首をかしげたくなります。

また、今回の公演では幸い「拍手のフライング」はなく、ほっとしました。しかし、第2幕で序曲が流れている途中、私語をしている日本人がいて、前の座席のお客様に注意されていました。ちょっと、注意してもらいたいものです。
それにしても、第2幕、劇中オペラのシーンで、グルヴェローバさんが単独で、長時間歌う場面があります。このシーンが終わった後の、「怒濤の拍手」は、すさまじかったですね。

拍手で5分ほど進行が中断するほどでした。第1幕では、出番がほとんどないため、余計、盛大な拍手が送られたのだと思います。「怒濤の拍手」は、単に歌がすばらしいだけではなく、その高い演技力にも賞賛の拍手が送られたのだと思います。とにかく、役に没入している姿が、感動を呼びました(“円熟の境地”とは、正にことのとでしょうか)。

また、お開きになった後のカーテンコールでは、バッカス役は、できが良くなかったため、はっきりとしたブーイングコールが巻き起こりました。さすがに「耳の肥えたお客様」が多い国立歌劇場です。容赦ありません。もっとも、この厳しいお客様がいるからこそ、舞台のレベルが上がるのでしょう。

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December 01, 2005

国会議事堂工事完了

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大規模な地下駐車場工事が行われていた国会議事堂前ですが、このほど見事に工事が完了し、きれいな姿を見ることができるようになりました。あわせて議事堂の補修工事も完了し、非常にきれいになりまいた。
ウィーンでも屈指の「観光施設」だけに、工事中は訪問して、がっかりした方も多かったと思います。
しかし、工事が完了した国会議事堂を見ると、広場の下に駐車場があることは、ちょっと想像できません。

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