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January 09, 2006

ウィーン国立歌劇場再建50周年記念ガラ・コンサートDVD発売中

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昨年11月5日にウィーン国立歌劇場再建50周年記念のガラ・コンサートが行われましたが、早くもその模様を集録したDVDが現地で発売されています(CDも同時発売されています)。当日の模様は、ORFがWebラジオで生中継したのですが、あいにく聴くチャンスを逃してしまっただけに、私も待っていました。

オペラファンの皆様のサイトでも、すでに紹介されいますが、私も先般訪問した折、DVDを入手しました。
何事ものんびりしているオーストリアにしては、公演終了後、2ヶ月あまりでの発売は「速攻」の部類にはいるでしょう(最近は、ニューイャーコンサートのCDも速攻で店頭に並びますが)。

さて、その内容ですが、DVD2枚に合計4時間にわたるコンサートの模様が網羅されています。最近批判の矢面に立っている我が国のNHKが集録に協力しているようで、オリジナルはハイビジョンで録画されています(いずれ、NHKお得意のBSハイビジョンあたりで、放送しそうです)。

プログラムはすでにご存じに方も多いと思いますが、1955年11月5日の再開初日に上演された“フィデリオ”をはじめ、その後、オペラ・フェスティバルとして上演された“ドン・ジョヴァンニ”、“ローゼンカバリエ”、“アイーダ”、“陰のない女”、“ニュルンベルクのマイスタージンガー”等のハイライトです。

オープニングは、小澤征爾氏指揮の“フィデリオ”序曲で始まります。コンサートそのものは、まさに「フェストコンツェルト」という名の通り、お祭りで、通常の国立歌劇場公演では考えられない歌手、指揮者の組み合わせで、会場も「熱狂の嵐」です。さすがにDVDだけあって、その雰囲気が良く伝わってきます。

会場で最も拍手を浴びていたのは、第二部の“アイーダ”で、ワンパートだけ歌ったプラシド・ドミンゴでした(お相手はアグネス・バルツァ)。ウィーンの方は、ドミンゴがお好きなんですね。
また、当代きってのコロラトゥーラ・ソプラノ、エディタ・グルベローヴァは第一部の“ドン・ジョヴァンニ”で登場し、こちらも多くの喝采を浴びていました。

音楽に詳しい方がすでに、ご自分のサイトでコメントを掲載していらっしゃいますが、私が興味深かったのは、DVDの演出です。
まず、途中、再建当時の出演者リストなどが、映像として紹介されるのですが、人気のある歌手が歌っている場合には、別映像の挿入はありません。別映像が入らない歌手が誰かは、見てのお楽しみです(まぁ、想像はつくと思いますが)。

このほか、エンディングのタイトルロールがで終わった後、カーテンコールのシーンがあるのですが、これが非常に長い。おそらく、日本の放送でしたら、途中でフェードアウトしてしまうであろう部分まで、収録されています。
実は、私にとっては、ここが非常に興味深いのです。というのは、会場の拍手喝采が、歌手によって明らかに違うのです。日本ですと、このような「お祝い系コンサート」では、ほぼ同じような拍手になりますが、ウィーンのお客様は厳しいですね。

ですから、カーテンコールで出てきても、さっさと引っ込んでしまう歌手の方もいらっしゃいました。なお、会場から花が投げ込まれた歌手が、3名確認できました。
ドミンゴは当たり前として、あと2名は女性歌手です。まぁ、おわかりになるとは思いますが。
このような貴重な映像が、臨場感のあるDVDで楽しめるようになったのは、ありがたいことです。なお、日本国内では、まだ発売されていないようですが、Webサイトで現地から取り寄せることも可能です。

そして、同時に発売されて、オペラファンの話題になっているのが、1955年当時の音源を使って制作されたオペラ・フェスティバルのCD(こちらは7公演すべてのハイライトを収録した3枚組)です。今まで、聴くことができなかった貴重な公演が、よみがえったと言うことで、話題になっているようです(こちらは、日本でも発売中ですね)。

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