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January 30, 2006

ヨハン・シュトラウス像の思い出

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「ウィーンの思い出」シリーズ第2弾、今日は皆さんおなじみ、シュタットパークにある「ヨハン・シュトラウスの像」です。

私が初めてウィーンを訪問したのは、1979年です。しかし、この時は、他の場所へ向かう経由地としての利用だったため、本格的な市内散策は、翌年の1980年となりました。
この年は、オーストリア、東西ドイツ、スイスなどを巡る旅行一環として、ウィーンを訪れました(利用航空会社の関係で、フランスもちょっとだけ訪れています)。当時は今のような正確な記録をとっていなかったため、断片的な記憶しかありません。

ただし、この年はウィーンに宿泊し、「市内交通3日間チケット」を使って市内を巡っています。ちなみに「3日間チケット」(当時は72時間ではなく、日付で対応していました)のお値段は、当時、55シリング(付加価値税8%込み)でした。
この手のチケットを買うと、当然、「元を取らなくては」という「日本人根性」が芽生えて、リングを中心に、シェーンブルン宮殿、プラターなど、主要な名所を訪問しました。当然、「観光客必見のスポット」であるシュタットパークにある「ヨハン・シュトラウスの像」も見に行きました。写真が当時の「ヨハン・シュトラウス像」です。実は、当時は、普通の銅像だったのです。また、像の周囲も今よりは、簡素で、時代を感じさせます。観光客も、今ほどはいなかったような記憶があります。

さて、今では、誰でもご存じの黄金色に輝く像になっているので、「最初から金色だった」と思っている方も多いようです。
当時も夏は、クアハウスの前庭で夜になると、ウィンナワルツのコンサートをやっていました。席に着くと「飲み物代」がかかりましたが、周囲で立って見ている分には無料でした。すでに社会人にはなっていましたが、滞在費を節約するため、「立ち見」でコンサートを聴いていた記憶があります。

ところで、私が現在住んでいる日本の某所では、毎年、オーストリアから小編成のオーケストラを招聘して、「ニューイヤーコンサート」が行われています。その際、舞台装置として、黄金に輝く「ヨハン・シュトラウス像」が舞台に登場します。ほぼ実物大のようですが、当然、舞台装置なので、材料は違います。年に1回だけ、登場する「ヨハン・シュトラウス像」です。

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しかし、ウィーンから9000キロも離れた日本の地方都市コンサートに、自分の像が登場することをしったら、ご当人はどんな感想をお持ちになるでしょうか。聴いてみたいものです。

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Comments

オペレッタにはまっている男 様
はじめまして。いつも楽しく読ませていただいております。
実はシュトラウスの像は、1921年の設営当初は「金」色に輝いていたのです!その後贅沢だの理由から「黒」色になり、1991年に再び今の姿となったとのことです。
小宮正安氏のヨハン・シュトラウス―ワルツ王と落日のウィーン(中公新書)にも記されております。

Posted by: メリー | February 05, 2006 23:37

メリーさん、どうもありがとうございます。
そうですか。「元に戻った」という訳ですね。
理由が「贅沢だ」というのもオーストリアらしいですね。
ところで、日本でも話題になった例のクリムトの絵画(裁判で米国人に所有権が確定したもの)5点ですが、オーストリアが費用の面で買い取りを断念したとのお話を聞きました。
ただし、いつオーストリア・ギャラリーから撤去されるかは、不明だそうです。

Posted by: オペレッタにはまっている男 | February 06, 2006 07:32

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