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April 03, 2006

オペレッタ番外編 ブダペスト・オペレッタ劇場(その1)

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大変残念なことですが、未だに高い人気を保つオペラに対して、オペレッタは下火になる一方です。現在、常設の劇場で定期的にオペレッタを上演しているのは、ウィーンフォルクスオパー、ハンガリーのブダペスト・オペレッタ劇場、そしてドイツのドレスデン・オペレッタ劇場の3館だけになってしまったようです(他にあったら、教えてください)。

「ウィンナ・オペレッタの総本山」であるウィーンフォルクスオパーも、最近ではめっきりオペレッタ上演が減っている上に、とんでもないリニューアルが強行されるなど、オペレッタファンとしては寂しい限りです。そこで、「番外編」としてウィーン以外のオペレッタをご紹介することにしましょう。

番外編の第一回は、「ブダペスト・オペレッタ劇場」です。
ブダペスト・オペレッタ劇場は、ここ数年、毎年来日しているカンパニーです。そのため、海外のオペレッタ来日公演では、最もなじみが深いカンパニーでしょう。ただし、オペレッタに関しては、運営経費がかかるためか、2年に1回程度の公演で、そのほかの年は、ガラ・コンサートだけの上演となっています。実は、私も来日公演で「はまった一人」なのですが、正直、ウィーンとは違った魅力のあるカンパニーです。是非、一度、現地で観たいと思い、2003年、ウィーンを訪問した折、「浮気」をして現地を訪れました。

オペレッタファンの方ならばご存じのように、現在のブダペスト・オペレッタ劇場は、“チャールダーシュの女王”で主役のシルヴィアが出演していたツァラエティ劇場、オルフェウムの跡に建っています。劇場は、トロリーバス(懐かしい)が通る、ナジメツォー通りにあります。この付近は、劇場が多く、ガイドブックなどでは「ブダペストのブロードウェイ」などと紹介されています(ブロートウェイではありません)。ただし、隣接する建物と接しているため、フォルクスオパーのような存在感はありません。アン・ディア・ウィーン劇場に雰囲気がにています(写真が劇場の正面玄関)。

ブダペスト・オペレッタ劇場では、ウィーンのように出演者リストをはさんだプログラムは販売されていません。当日の出演者はチケット売り場横の「ボード」に掲出される仕組みになっています。

この劇場はオーケストラピットが変わっており、一部が舞台の下に入っています。また、オーケストラピットの手前に歌手が通ることができる「花道」のような施設もありました(宝塚歌劇場のようです)。劇場の内部ですが、1階は平土間で座席が並んでいます。ただし、通路が両側にしかないため、中央部の人は早めに入らないと、大ひんしゅくになります。
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2階と3階は、最近流行のボックス席(個室ではく、パーテーションで区切られている席)になっています。基本的に地元の方が鑑賞することが前提になっているため、お値段も非常に安くなっています。
ちなみに私は、マジャール語がお手上げなので、現地の旅行代理店経由で予約しましたが、VIP席で邦貨5000円程度でした(このVIP席、休憩時間には専用のラウンジで、飲み物と軽食のサービス付きです)。
さて、オーケストラですが、日本公演に比べ、人数が多いせいか迫力があります。また、歌手陣ですが、同カンパニーは、ウィーンフォルクスオパーよりも所属するメンバーが少ないため、来日公演でおなじみの歌手たちが、多数出演しています。
舞台をよく見ると、ウィーンに比べて場面転換は少ないものの、照明の活用が上手で、これにより舞台に変化をつけています。この照明についても、最近流行のコンピュータ制御ではなく、照明担当者がスポットライトに付いている方式です。
さて、公演の概要と、感想は…<明日に続く>

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