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April 24, 2006

“当店では指定年齢以下のお客様にはお酒を提供しません”

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オーストリアには、お酒が欠かせません。今日は、アルコールのお話です。

日本でも、未成年者の飲酒が問題になっていますね。中には、飲酒をした生徒が仲間にいたため、出場が決まっていた某有名スポーツ大会参加を辞退したケースもありますね。

さて、日本に比べると、飲酒に関しては、おおらかなオーストリア(間違っていたら、ごめんなさい)ですが、最近、レストランなどで写真のような看板を見つけました。今まで、気づかなかったので、最近設置されるようになったのでしょう。注意して見ていたら、国立歌劇場のビュフェにも、同じような看板が掲示されていました。
この看板を見てから、“さて、オーストリアでは、年齢によるアルコールの規制はどうなっているのかな”という疑問がわいてきました。

「年齢によるアルコール規制」に関しては、「飲酒の規制」、「購入・販売・提供の規制」に分けることができます。また、飲酒・購入の年齢、飲酒の場所、アルコール飲料の種類など、国によって違いがあるようです。まず、二種類の区別ですが、国際的にはMDAとMPAと区別されているようです。

○法的に許される飲酒最低年齢:MDA(Minimum Drinking Age )
○法的に許される購入最低年齢:MPA(Minimum Purchasing Age )

さらに、購入・販売・提供の規制は、購入する者への規制(買えません)と、販売・提供をする者への規制(売れません)があります。
ちなみに、日本では「未成年者飲酒禁止法」により、未成年者が飲酒する事は禁じられています。また、飲食・販売業において未成年者が飲用することを知って、酒類を販売・提供する事も禁じられています(これで、引っかかった業者さんもいましたね)。

ところで、ヨーロッパでは、日本と異なり、「アルコールの強弱」により、飲酒の年齢に差を設けているところが、多いようです(さすが、飲酒先進国?)。区分けは、蒸留酒(スピリッツ)と発酵酒になっているようです。
Distilled Beverages [Spirits:スピリッツ] : 蒸留酒(発酵によって作った酒をさらに蒸留して、アルコール含有の割合を増した飲料)→ウォッカ、ウイスキー、ブランデー、ジン、ラム、焼酎など。

Fermented Beverages:発酵酒(穀類・芋類・果実などを原料として発酵させて造った酒。醸造酒。)→ビア、ワイン、清酒、紹興酒など。

さて、オーストリアのお話ですが、正直、資料が少なく、よくわかりません。まぁ、私はMDAもMPAもはるかに超えていますから、何の問題もないのですが…

というわけで、わかる範囲で調べたところ、MDAは18歳で、「公共の場所におけるスピリッツの飲酒」が禁止されているようです。しかし、「レストランなど公共の場所におけるワイン、ビアの飲用」は、州により15歳~18歳で認められるようです(8州が16歳、1州が15歳)。という訳で、レストランで16歳の少年がワインを飲んでいてもOKということになりますね。

でも、「公共の場所における」というのが、「くせ者」ですね。つまり、自宅などで、飲む分には規制の対象外ということになります。この辺が、飲酒が文化と密接につながっているヨーロッパならでは…と行ったところでしょうか。
また、当たり前ですが、ワインの産地であるオーストリアでは、MPAは設定されていないようです。

しかし、最初にご紹介した看板ですが、もっと若い人が飲んでいるのでしょうか?
それとも、MDAが引き上げられたのでしょうか?

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