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June 2006

June 26, 2006

傘屋さんを見つけました

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今日は「日本の梅雨時」にふさわしい話題です。
ご存じのように本来はウィーンには、梅雨はありません。しかし、天気の悪い日が多く、意外と雨が降ります。

しかし、ウィーンの街を散策していると、雨や雪が降っている時でも、雨傘をさしている方を余り見かけません。土砂降りの雨は別でしょうが、小雨程度だと、そのまま歩いている人が多いようです(コートのフードを使っている人は多いですが)。逆に、「傘を差しているのは外国人観光客」という図式になります(先日も、ちょっと傘がいるような雨に見舞われましたが、傘を差さずに平気で歩いている人を多数見かけました。ちょっと日本では考えられませんが…)。

そんなウィーンですから、傘の専門店は少ないと思うのですが、先日、写真のような傘屋さんを見つけました。なかなか気の利いたディスプレイが魅力的です(なお、写真は冬期です。あしからず)。

最も日本でも、今は、傘専門店が激減していると思います。日本人は、「傘は消耗品」といった感覚になり、雨がふったらコンビニエンスストアで、ビニール傘を買う…という人が多いようです。

そういえば、ウィーンでは、日本風のビニール傘は見かけたことがありません。誰も買わないかな。

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June 23, 2006

オペレッタ番外編 新国立劇場“こうもり”

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日本では、残念ながらオペレッタを常時、上演している歌劇場はありません(そもそも、常設の歌劇場すら、少ないのが現実ですが)。
その中で、オペレッタの普及に尽力しているのが、寺崎裕則氏が率いる財団法人日本オペレッタ協会でしょう。しかし、資金的な問題もあり、小規模な公演にならざるを得ないようです。
さて、そんな中、新国立劇場(東京都渋谷区)2005/2006シーズンの最後に、同劇場では珍しくオペレッタ“こうもり”が上演されました。そこで、今日は番外編として、同公演のレポートをお伝えします。

さて、新国立劇場は、色々なごたごたがあったのですが、結局、新オペラ監督(トーマス・ノヴォラツスキー氏)の就任に伴って、出演者選抜方式が、「日本人歌手育成優先」から、いわば「興行優先」に変わりました。そのため、今回の“こうもり”でも、主演クラスは、皆、外国人歌手です。唯一、アデーレ役で起用された中嶋彰子さんが、第一幕から第三幕まで通して搭乗した日本人でした(しかし、中嶋さんは、フォルスクオパーでタイトルロールをつとめたくらいの歌手ですから、実質的には日本人歌手ではないですね)。
<下に続きます>

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June 19, 2006

島てるみさんのリサイタルにて

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6月上旬、市内11区のFloridsdorfで、日本人ソプラノ歌手、島てるみさんのリサイタルがありました。以前、ウィーンでご紹介いただいた縁から、リサイタルをご案内いただき、鑑賞する機会がありました。
当日は、夕方から雨が降り出し、ちょっとお客様の出足が遠のいてしまいましたが、熱心なオーストリアのお客様で、会場は大いににぎわっていました。

今回のプログラムは、ピアノの伴奏で、モーツァルト関係の歌曲が中心です(ピアニストはハンガリー出身の男性でした)。私が初めて聞く曲も多かったのですが、いつも訪れる国立歌劇場やフォルクスオパーとは、ひと味違った楽しい一時を過ごすことができました。音楽的なコメントは別に、当日、自分自身が感じたことをご紹介しましょう。

<下に続きます>

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June 12, 2006

携帯電話で市内交通に乗ろう

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日本でも携帯電話の多機能化により、電子マネーが搭載されるようになりました。また、最近ではJR東日本の乗車券としても利用できる機種も出てきました。

さて、先日、ウィーンの路面電車に乗っていたところ、写真のような広告を見かけました。SMSという携帯電話の付加機能(Short Message Service:携帯電話同士で短い文字メッセージを送受信できるサービス、欧文で160文字程度まで送信できます)を利用して、市営交通の乗車券がオンラインで購入できるようです。
提供されているのは、90分間利用可能な片道チケットのようで、お値段は2.2ユーロとなっています。お値段から判断すると、最低区間ではないようです。

このSMSというシステムを使って、国立歌劇場やフォルクスオパーのチケットも予約可能なので、こちらでは結構普及しているシステムなのでしょう(日本では携帯電話でもメールサーバーを使うシステムの方が普及していますが、SMSもひっそりとサービスされています)。

日本と異なり、通常は改札口でのチェック(日本では自動改札になっていますが)が、ないので、比較的容易に導入できるのでしょう。仮に臨時改札を行った場合でも、携帯電話が受信したSMSに購入した日付等が入っていますから、すぐに判断できます。

考えてみると、地下鉄の駅や路面電車の車内以外には自動券売機がありません。しかも、路面電車の車内に設置されている券売機は、硬貨専用なので、この手のサービスは意外と便利かもしれません。ただ、どの位のうぃーン市民が、利用しているのかは、わかりません。

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June 06, 2006

ウィーンフィルも雨にはお手上げ?

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6月2日、シェーンブルン宮殿で、ウィーンフィルによる「ヨーロッパ・コンサート」が行われるハズでした。何と、入場無料で、しかも指揮は、あのドミンゴさんです(去年はズービン・メータさんでしたね)。

実は、当日、午前中、シェーンブルン宮殿へ会場の様子を見に行きました。ORFの生中継が行われるため、テレビカメラや照明装置、さらに屋外の大会場なので、巨大なディスプレイなどの設置が進められていました。

お天気は、曇り空で、予定通り20時30分から行われるだろうと、考えていました。

えっ、行かなかったのかって…
実は、同じ時間帯に親しくしている方のリサイタルが、ウィーン市内の会場で行われることになっていたため、私はそちらに行きました。
ところが、夕方から、何と、本格的な雨に…

私は、リサイタルへ行ってしまったので、その後の状況はわからなかったのですが、何と、シェーンブルン宮殿のコンサートは中止(順延ではありません。代替え日程なし)になったそうです。

たしかに、舞台は巨大なテントで覆われていましたが、客席には何の覆いもありませんから、本降りになってしまうと厳しかったと思います。天下のウィーンフィルも雨には勝てなかった…という感じでしょうか。
それにしても、会場の両側には、臨時の飲食店が並んでいましたが、皆さん、さぞやショックだったでしょう。

ところで、今日、2006年6月6日は、ウィーンでは結婚式ラッシュだとか。数字の並びが良いのが理由ですが、ヒントは、数字の読み方にあるようです。

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June 05, 2006

サイクリングは自転車運搬専用車でどうぞ

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オーストリアに限らず、ヨーロッパはサイクリングが盛んです。サイクリング専用コースも用意されていますが、リゾート地などでは、一般の道路で多くの人がサイクリングを楽しんでいます。

以前、「POSTBUSで自転車を運ぶ」という話題をご紹介しましたが、実はOBBでも自転車運搬専用車両が存在します。写真は、その一つで、ウィーン西駅で見かけたものです。自転車運搬専用車両は、いわゆる貨車ですが、旅客列車に併結されて運転されます。つまり、自分が乗る列車と一緒に自転車も運んでくれるという訳です。

アウトバーンが縦横無尽に走り、自動車が普及しているオーストリアでは、ご多分に漏れず鉄道利用者が伸び悩んでいます。そこで、このようなサービスを行っているのでしょう。たしかに、これならば目的地までは、自分が車を運転する訳ではないので、楽ができます。

なお、地方鉄道などでは、客車の荷物室が自転車を搭載するようになっているケースもあります。
いずれにしても、サイクリングを楽しむ人に、色々なサービスが提供されている点は、日本では考えられないことです。

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June 04, 2006

ウィーンでもコミックは人気?

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今日は、サブカルチャーの話題です。
最近はウィーンでも、今までになかったお店を見つけることが多くなりました。日本と同じく携帯電話関連のお店が、大量出店しています。

また、数は少ないものの、コミックショップも新しいジャンルのお店でしょう。実際、郊外に行けばたくさんあるのかもしれませんが、旧市街の中にも、しっかり写真のようなコミックショップがありました。ウィンドウにはアメリカンコミックのヒーローが並んでいますが、中には、どこかで見たようなキャラクターも…

私は、こちらの方は、あまり興味がないので、中には入りませんでしたが、普通の書店でも、規模の大きなところでは、「日本のコミック」(当然、翻訳版)が並んでいるのを見たことがあります。

ということは、日本ほどではないにせよ、かなり普及しているのでしょう。
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さて、もう一つびっくりしたのが、写真の「手作りポスター」です。何と、日本の「コミケ」(コミックマーケット)のような催しが、ウィーンでも行われているようです。ポスターには、MANGAの文字が躍っています。私は、そちらの方面は詳しくないのですが、おそらくコスプレもやっていそうな感じがします。

日本でも、そうらしいのですが、この手のマーケットが、ファン同士をつなぐ大きな場になっているようです。という訳で、ウィーンでも、このような催しが行われるということは、コミック文化が確実に根付いているということなのでしょう。

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June 03, 2006

昔懐かしい給水栓

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先日、ウィーン郊外の公園(ウィーン郊外には、緑豊かな自然公園が多いですね)を散策していたら、写真のような給水栓を見かけました。

一見すると消火栓のようですが、普通の給水栓です。後ろにハンドルが付いており、このハンドルを上下させると水が出てくる…という仕掛けです。昔、日本にも広く普及していた手動の井戸ポンプと同じ仕掛けのようです。

この水、誰が使うのかというと、どうも犬を連れて散歩をしている人が、愛犬の水を飲ませるために利用しているケースが多いようです。

実際、私が散歩をしている時も、犬を連れた男性が、水を出して愛犬に飲ませているシーンを見かけました。毎回ご案内していますが、躾の良い犬が多いので、公演に犬がたくさんいても、思いの外、静かです(もちろん、どこの国にも例外はいますが…)。

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June 02, 2006

ウィーンで人気のハックルさん

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6月1日、フォルクスオパーで、2005/2006シーズン最後となる “ラ・カージュ・オ・フォール”の公演が行われました。“ラ・カージュ・オ・フォール”は、来シーズンも継続上演されることが決まっているため、いわゆる「千秋楽」ではありません。

当日は、某企業の招待日となったこともあり、多くのお客様がいらっしゃいました。お客様の目当ては、主役のザザ役(アルビン役)をつとめるハックルさん(Kralheinz Hackl)です。とにかく第1幕の途中でハックルさんが登場すると、それだけで会場は大きな拍手に包まれます。


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砂を撒きながら走る路面電車

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音楽関係の話題が続いたので、今日は、雰囲気を変えて、鉄道の話題です。

急な勾配区間を通る車両には、空転防止のために車輪とレールの間に砂を撒く装置がついています。これは、お国を問わず、一般的な装備です。
普通は、大きな重量の列車を牽引する機関車に装備されていますが、ウィーンでは、実は路面電車にも、この砂撒き装置が取り付けられています。

ひとつは降雪時の対策だと思われます。しかし、路面電車の線路というのは、落ち葉やゴミがレール上に乗ることが多いなど、意外と電車にとって走行する条件が悪いものです。見ているとウィーンでは、季節にかかわらず、常時、使用しているようです。在来型の車両では、砂を入れている箱が、実は客室の一部座席の下にあります。ただ、容量が小さいようで、時々、運転手さんが砂を補給しているシーンを見ます(先日も、街頭座席に座っている人に移動してもらって砂を補給していました)。補給する砂は、砂箱の隣にあり、そこから小型のシャベルで入れていました(犬のトイレではありません)。
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では、砂のストックが運転中に少なくなったら、どうするのでしょうか。その都度、車庫に戻るのも、いくらのんびりとしたウィーンといえども効率が悪いですね。実は、終点に砂をストックしてある設備があるのです。写真は、某路線の終点にある設備です。ダイヤが乱れていない場合、終点では、ある程度停車時間が確保されているので、この時間に補給するのでしょう。

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June 01, 2006

オペラ、オペレッタを支えるプロンプターさん

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ご存じの方も多いと思いますが、オペラやオペレッタでは、必ず舞台最前列にプロンプターと呼ばれる方が「潜んで」います。
「潜んで」という書き方をしたのは、舞台最前列に半地下式のプロンプターボックスがあり、公演中はその中で、待機しているためです。

プロンプター最大の仕事は、歌手が途中で歌詞を忘れてしまった場合、その出だしを「こっそり」教えることにあります。「実際、歌手が歌詞を忘れることがあるのか」とお考えの方も多いと思いますが、一流の歌手でも、何かに拍子に、次の歌の歌詞を忘れてしまうことはあるそうです。
以前、日本のNHK-BSで、フォルクスオパーのプロンプターさんを紹介した番組を観てから、非常に興味を持つようになりました(確か、「ヨーロピアンライフ」という番組だったと思います。こういう番組を放送してくれれば、受信料は喜んで払うのですが…)。

このプロンプターさん、「特殊職業」の典型だからです。というのは、まず、舞台下から舞台上の歌手に、いざというとき、歌詞を教えるため、特殊な発声方法が要求されるようです(実際にテレビ番組では、その発声方法が紹介されていました)。原則として、客席に伝わらないように、明確に伝えるためのようです。

また、楽曲を熟知しているのはもちろんのこと、指揮者や歌手のクセを把握していないと、的確な指示を出すことはできません。指揮者や歌手とも絶大な信頼関係がないと、公演そのものが、成り立ちません。そのため、歌手出身の方(かつて専門的に勉強した方で、歌手の道を諦めた方も含む)が多いとも、同番組では紹介されていました。

プロプターボックスへの出入りは、オーケストラピットから行うのが原則で、比較的早く入るケースが多いようです。というのは、楽団員がそろってしまうと、プロンプターボックスに入りにくくなるからです。フォルクスオパーでも、通常は開演の15分から10分前には入っているようです。当然、休憩までは、出てくることは出来ませんから、観客から見えないとは言え、大変なお仕事です。

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