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September 03, 2006

オペレッタ・シーズン開幕

Fassade
今週からウィーンでも、いよいよオペレッタ、オペラの2006/2007シーズンが開幕します(先日、フォルクスオパーからeメールで案内が来ましたが…)。

例年、オペレッタもので開幕することが多い、フォルクスオパーですが、今年は、何を血迷ったか「ニュルンベルクのマイスタージンガー」で開幕です。その後は、例年通り、「メリーウィドウ」、「ボッカッチョ」、「ジプシー男爵」などのオペレッタものが続きます。

ところで、前シーズンの最後、フォルクスオパーの改装工事が始まりました。実際、6月に訪問した際は、外壁の一部をはがして、補修工事を行っていました。この手の補修工事は、通常、シーズン終了後に行うのですが、今回は珍しく、シーズン中から始めていました。

当然のことながら、2006/2007シーズンのスタートとなる9月には完了すると思っていましたが、先日、フォルクスオパーから来たメールには、工事が10月までかかる旨の記述がありました。さすが、オーストリアです(そういえば、以前ご紹介したシュタインホーフ教会の完成もさらに伸びたとか…)。
という訳で、今のフォルクスオパーを象徴するかのような、開幕となりました。現在、フォルクスオパーのディレクターであるルドルフ・ベルガー氏の後任はどうやら、ブルク劇場俳優のロベルト・マイヤーと、同劇場主任ライナー・シューベルト両氏になるようです。ルドルフ・ベルガー氏は、今シーズンでの辞任を表明しているので、「最後の仕事」として、どのような演出をしてくれるか、楽しみでもあります。

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話は変わりますが、2007年のメルビッシュですが、50周年記念ということで、「ウィーン気質」が上演されます。気の早いことに、チケットの販売も始まっていますが、意外と出足が良いようです。とくに、この前ご紹介した「桟敷席」(VIP席)も、来年はよく売れています。

もっとも、メルビッシュの場合、あらかじめ旅行代理店等に卸しているチケットが多いようで、直前になって空席が大量に出る(要は、旅行代理店から売れ残ったチケットが戻ってきて、再発売)というケースを、何度か経験しています。パートナーを上手に活用し、1年前から計画的に販売していることが、メルビッシュが興行的に成功している要因だと思います。もちろん、永年の努力と工夫で、メルビッシュ風レビュー・オペレッタというジャンルを確立したことも大きく影響しているでしょう。

いっそうのこと、メルビッシュの立役者、セラフィンさんにフォルクスオパーのディレクターをやってもらったら同でしょうか。

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Comments

フォルクスオーパーの後任ディレクターがどんなキャリアーの持ち主か、これまでフォルクスオーパーとどのようにかかわって来た人なのか殆ど分からないので我々としてはここ数年の流れからして期待より不安が先立ってしまいます。
夢のようなオペレッタの世界と違って、ウイーンの劇場人事は魑魅魍魎の世界(言い過ぎ?)だと聞いたことがあります。
我々としてはフォルクスオーパーで叩き上げた人、そのよき時代を忘れていない人を期待しているのですがね・・・・。その意味でセラフィンさんはピタリ。そしてミニッヒからフォルストナー、指揮者のビーブルと人材はいくらでもあるように思います。ウルトラCで寺崎裕則!シュターツオーパーが小沢征爾だからそんな事まで考えてしまいました。

Posted by: Unicorn(ユニコーン) | September 04, 2006 22:45

ユニコーンさん、コメント、ありがとうございます。
後任ディレクターに関する情報は、追々明らかになると思います。
ちなみにルドルフ・ベルガー氏が退任を決意した理由の一つに、制作予算不足があったという話を聴いたことがあります。
実際問題、ウィーンの国立劇場ホールディングス傘下の劇場で、黒字経営を行っているのは、商売の才覚に長けたホーレンダー氏率いる国立歌劇場だけです。

他の劇場から、そんなに儲かっているんだから、補助金を少し分けてくれ…という話が出ているとか…(ちなみにホーレンダー氏は、「各劇場の努力が足りん。私が、総裁なら黒字にしてみせる」と言ったとか、言わないとか…)。

たしかに、ホーレンダー氏の経営手腕はたいしたもので、小澤征爾氏を音楽総監督に据えたことで、日本人観客が大幅に増えています(とくに大手旅行代理店と提携し、かなりの数の席を卸しているようです)。

ただ、フォルクスオパーで、「仮に商売優先」になると、間違いなく、オペレッタの上演回数は激減すると思います。何しろ、現地でもオペレッタの観客は、ほとんどお年寄り中心ですから。

あのブタペストオペレッタ劇場ですら、総裁が交代してから、ミュージカル上演の比率が増えつつあります。
この状況を打開するのは、本当に難儀なことだと思います。

Posted by: オペレッタにはまっている男 | September 04, 2006 23:11

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