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December 29, 2006

番外編 アメリカのオペレッタ

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NHKデジタル教育3で、12月29日に、何と、アメリカはサンフランシスコ歌劇場による「メリーウィドウ」が放送されました。生憎、私は事前のチェックが甘く、2幕の途中からしか見ることができませんでしたので、詳細なコメントができないのが、残念です。

第2幕後半と第3幕を見た印象では、舞台装置や衣装を含めた、演出は比較的オーソドックスなものでした(エンドロールによると演出はロトフィ・マンゾウリ)。ちなみに出演者はバラエティに富んでいて、ハンナ役はイヴォンヌ・ケニー、ダニロ役はボー・スコウフス、ゼータ男爵役がカルロ・ハルトマン、ベラシェンヌ役が何とアンゲリカ・キルヒシュラーガーでした。さすが、アメリカ、歌手の皆さんも色々な国の方々です。

フルで見たのは第3幕だけなのですが、普通はパリのハンナ邸にマキシムを再現し、マキシムに行ったダニロが戻っているという筋ですが、本公演ではマキシムに皆で乗り込んでいくという話になっていました。また、ベラシェンヌのカンカンと、「天国と地獄」もありませんでした。しかし、冒頭、バレエ団によるダンスが披露された他、「グリゼッティンの歌」に合わせたカンカンは健在で、なかなか充実した第3幕になっていました。
「女、女、女のマーチ」に合わせたカーテンコールでは、観客席から手拍子がわき起こるなど、地元の皆さんも、楽しんでいる雰囲気が良く伝わってきました。

なお、収録は2001年12月で、場所はサンフランシスコ ウォー・メモリアル・オペラとのことです。

しかし、この公演、唯一違和感があったのが、英語上演だったことです。確かに観客はアメリカ人ですから、英語上演にしないとお話が見えないと思いますが、ハンナが再婚すると文無しになるとわかって、ダニロが求婚する山場のセリフが“I Love you!”ではねぇ。でも、これが本当の「メリーウィドウ」ですね(ご存じのようにオーストリアというかドイツ語圏では、「DIE LUSTIGE WITWE」「陽気な未亡人」ですから)。

それにしても、アメリカ国内で、アメリカの歌劇場によるオペレッタ、観客の反応も含めて、非常に興味深いものがありました。2006年の最後、「珍品オペレッタ」を見せていただきました。返す返すも、全編見ることができなかったのが、残念です。

なお、写真はフィラデルフィア空港に展示されているリバティ・ベルのレプリカです。サンフランシスコには行ったことがないもので…

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Comments

「メリーウイドウ」放送の事は私も知りませんでした。やせ我慢で言う訳ですが、英語バージョンは見たい様な見たくないような・・・。
ハンナ役の歌手は知りませんが、スコウフスのダニロは良かったのではありませんか?それと私の大好きなキルヒシュラーガーのバランシェンヌ、本格派のメゾソプラノだけにビックリ!

ところで今年の「オーストリアこぼれ話」今回がファイナルかと思います。
今年も大いに楽しませていただきました。来年も期待しております。

思い起こせば今年3月8日 "オペレッタにはまっている男"さんがフォルクスオーパーの「メリーウイドウ」をご覧になって居られた時、私も同じ場に居ました。4日後 "オペレッタにはまっている男"さんがシュターツオーパーで「清教徒」をご覧になって居られた時、私も同じ場に居ました。そしてヌスドルフ辺りで "オペレッタにはまっている男"さんが昔あった登山鉄道の検証をなさって居られた頃、私もヌスドルフのレストランでウイーンにお住まいの方と登山鉄道の話に興じておりました。また "オペレッタにはまっている男"さんがマツダのタクシーに乗られた頃、私も偶然マツダのタクシーに乗りました。
・・・そういった次第で "オペレッタにはまっている男"さんは他人のような気がしないと申し上げたらご迷惑でしょうか? もっとも "オペレッタにはまっている男"さんはオーストリア~ウイーン~オペラ~オペレッタの総合デパートのような方ですが、それに比べると私の方は露天商みたいなものですから、折々「オーストリアこぼれ話」を拝見させていただくだけで結構な事だと思っております。

なお今後コメントを差し上げる機会がございましたら "オペレッタにはまっている男"さんのことを「オペレッタ男さん」と呼ばせてください。省エネにご協力願います。正式ハンドルネームはあくまで "オペレッタにはまっている男"さんです。

Posted by: Unicorn(ユニコーン) | December 30, 2006 00:55

ユニコーンさま、コメント、ありがとうございます。NHKさんも、BS関連の音楽番組は専用サイトがあり、比較的早く情報を入手することができますが、地上波デジタル化に伴って生まれた教育テレビのサブチャンネルは、正直、チェックが甘くなってしまいます。この前もメルビッシュをやっていました。キルヒシュラーガーは、オーストリア出身ということもあって、私も好きな歌手です。国立歌劇場で「出待ち」をしたことがありますが、ご自宅が市内にあるためか、ダウンジャケットを羽織った軽装で出てきました。気軽にサインにも応じてもらえました。オペレッタものでは、最近は国立歌劇場の「こうもり」で、オルロフスキー公爵を演じていますね。

さて、ウィーン市内で、もしかしたら、ユニコーンさまとすれ違っていたかもしれませんね。不思議なものです。

さて、私の場合、多くのオペレッタ、オペラファンと異なり、音楽の世界から、オーストリア、ウィーンに関心が高くなったわけではありません。逆に、オーストリアという国に「はまって」しまい、後から、オペレッタやオペラがついてきた…という、ある種変わった人間です。

また、もともと好奇心が旺盛なため、街の中を歩いていても、つまらないものが目にとまってしまいます。

今後も、お気軽にお立ち寄りください。

Posted by: オペレッタにはまっている男 | December 30, 2006 08:51

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