« 新しい電飾も続々と… | Main | オペレッタ番外編 シュタットオペレッタ・ドレスデン(その2) »

December 21, 2006

「伯爵令嬢マリッツア」セカンドクルーの出来は?

Img_3020b
さて、「伯爵令嬢マリッツア」の続報です。

最近のフォルクスオパーでは、シーズンを通して上演する演目の場合、ダブルキャストにしているようです。

今回の「伯爵令嬢マリッツア」についても、プルミエとは別のチームが存在します。通所、主役クラスのみダブルキャストにして、それ以外は通して担当するケースが多いのですが、今回の「伯爵令嬢マリッツア」では、ほとんどすべての歌手が入れ替わっています。

私は12月18日の2回目公演も見ましたが、そのときは、タイトルロールのマリッツア役はTünde Frankóから、UrsulaPfitznerに、相手役のタシロ役はWalterJeneweinから、MehrzadMontazeriに、それぞれ変わっていました。

さて、UrsulaPfitznerは雰囲気と、お芝居はよいのですが、歌唱力に関してはTünde Frankóの方が上かもしれません。

MehrzadMontazeriに関しては、WalterJeneweinと、お芝居は、ほぼ同じレベルですが、歌唱力については、まだまだ発展途上という感じです。

さらに、リーサ役はAndreaBognerからRenéeSchüttengruberに、シュテファン役もMarkoKatholから、KárolyPellerになっていました。こちらは、いずれも踊りが見事な芸達者でした(よく見ないと、同じ人かと思ってしまいます)。ただし、AndreaBognerと同じく、RenéeSchüttengruberは歌に関しては、声量がやや足りない感じがしましたが、踊りと芝居が上手で、快活な娘リーサの雰囲気をよく出していました。

さらに、ポプレスク侯爵役はJosefForstnerからSándorNémeth、ボツニア伯爵夫人役はHelgaPapouschekからMirjanaIroschになっていました(MirjanaIroschは、2002年版の「伯爵令嬢マリッツア」でも、同じ役で登場しています)。SándorNémethは、フォルクスオパーの「チャールダーシュの女王」で、フェリバチ役を(これは、はまり役と思っています)、さらに、2002年の「伯爵令嬢マリッア」では、奇しくもジュパン役を務めています(当時の演出では、ジュパンとステファンは別人物の設定でした)。
個人的には、SándorNémethは好きな歌手の一人なので、正直、うれしい変更でした。ただし、どちらの方がポプレスク侯爵役にふさわしいかというと、難しいところです。SándorNémethは、「優しい気の良いおじさん」という雰囲気が強いので、ポプレスク侯爵のイメージと合うかどうかは、難しいところかもしれません。

なお、プルミエの結果から、一部踊りのパターンに変更が生じていました。具体的には、2幕で、リーサとシュテファンがデュエットで踊る「シミーでダンスを」の後半、シュテファンはリーサを肩車するのですが、今回は、肩から乗る方法に変更されていました(プルミエの時は、シュテファンの後ろからリーサが直に乗る方法でした。いわゆるブダペスト流です)。ただし、これは出演者が変わったため、変更された可能性があります。
出演者を比べてみると、正直、両方のチームから人選をしたら、最高の編成ができると思います(それは、都合の良い話ですね)。

なお、今回はプルミエと異なり、一般のお客様が多いので、反応が楽しみでした。結果は、フォルクスオパーにしては久しぶりに手拍子が出るなど、予想以上に受け入れられている感じがしました(私のお隣にいらっしゃった年配のお客様も盛んに手拍子をしていました)。2回通しての感想ですが、久しぶりにオペレッタファンから受け入れられる仕上がりになっていると実感しました。

ただ、まだ歌手陣の歌に関しては、磨き上げが必要だと思います。このほか、歌に入る場面で、オーケストラとのタイミングが若干ずれていると感じる場面がありました(これは私が座っていた席の関係で、そのように聞こえただけかもしれません)。

もちろん、出演者はプロフェッショナルなので、結果を踏まえて確実に修正してくると思います。恐らく、2006/2007シーズンの後半には、かなり良くなってくると思います。

なお、お客様には好評のようですが、やはり地元マスコミの評価は厳しいようです(メルビッシュのようだという声もあったとか…)。

|

« 新しい電飾も続々と… | Main | オペレッタ番外編 シュタットオペレッタ・ドレスデン(その2) »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 新しい電飾も続々と… | Main | オペレッタ番外編 シュタットオペレッタ・ドレスデン(その2) »