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January 04, 2007

お待たせしました シュタインホーフ教会、修復完了

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オットー・ワーグナーが設計した、すばらしい建築物のひとつであるシュタインホーフ教会は、2003年11月から修復工事を行っていました。完成予定は当初、2005年12月のクリスマスでしたが、その後、2006年6月に伸び、さらに2006年の末まで完工がずれ込んでしまったようです。

そこで、2007年になったので、ちょっと様子を見に行ってきました。

ご存じの方も多いと思いますが、シュタインホーフ教会は、ウィーン郊外にある病院の敷地内にあります(38A系統のバスに乗れば、病院の前が停留所です)。教会は小高い丘の上に立っているため、病院の正門から入り、坂道を登っていきます。

さて、過去2回、坂道を上がって、がっかりしたのですが、今回は、工事用車両や柵などは全くありません。そう、ついに修復が完了したのです。

そもそも完成している確信がなかったため、私は平日に訪問しました。しかし、この教会は、通常、内部の見学は土曜日に限定されているため、本来ならば内部は見ることができません。

ところが、幸いなことに団体のお客様が来場していたために、内部への扉が開いていました。本当は、入ってはいけないのかもしれませんが、そこは、おおらかなオーストリア、他の個人観光客の方も何名か入っていきました。どうやら、大目に見てくれるようです。

私も中に入ってみましたが、工期が延び延びになった理由がわかるほど、見事な状態に復元されていました。復元ですが、事実上の新築と同じです。実際、教会内には復元中の写真がパネルで展示されていましたが、工事前は相当痛んでいたことがわかります。これを新築当時の状態に戻すわけですから、お金の問題も含めて、大変な労力がかかったと思います。

内部は大理石をふんだんに使っており、祭壇も天蓋のかかった独特のデザインです。さらに、外側から見ると見事なドームがあるのですが、実は内部からはドームが直接見えないような工夫がしてあります。つまり、天井が別途設けられているのですが、この天井にステンドグラスがはめ込まれており、外側からの光を取り入れて、非常にきれいです。

さらに、両側の窓にも大きなステンドグラスがありますが、こちらも新築当時の色に復元されています。今年は、シュタインホーフ教会ができてから、ちょうど100年になるようです。そういう意味でも、100周年記念事業という感じになりました。

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通常は、祭壇の照明などは消えているのでしょうが、今回は貸し切り団体の見学用に、照明も点灯しており、偶然とは言え、すばらしい状態で見ることができました。

過去に2回も行って、空振りになったので、神様からのプレゼントだったのかもしれません。
ちょっと中心部から離れているため、面倒くさく思えますが、以外と短時間で往復することができます。機会があったら、ご覧になることをおすすめします。

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