February 2007
February 26, 2007
February 23, 2007
February 21, 2007
February 20, 2007
フォルクスオパーの「魔弾の射手」
ウェーバーのオペラ「魔弾の射手」は、日本では序曲が非常に有名ですが、実はオペラそのものは、意外と上演されることがありません。
この「魔弾の射手」が、フォルクスオパーで、久しぶりに上演されることになりました。最近、フォルクスオパーで新しく上演されるオペラは、様々な趣向を凝らしたものが多く、話題には事欠きません。
私は、まだ観たことはないのですが、「トゥーランドット」では、出演者一同が虫に扮しているそうです(どんな展開なのか、想像がつきません。虫の衣装で「誰も寝てはならぬ」を歌うのでしょうか?)。まぁ、中途半端な演出よりは、思い切った方が良いでしょう。
それにしても「魔弾の射手」は、オペラ、オペレッタのタイトルでは数少ない名和訳と言えるでしょう。何しろ原題を直訳すると「自由射撃」となりますから…
February 19, 2007
February 18, 2007
「大駅展」開催中
現在、ウィーン・ムゼウム・カールスプラッツでGROSSER BAHAHOFなる特別展が開催されています(直訳すると「大駅展」ですが、要するにウィーンしないの拠点駅の歴史を取り上げたものです。博物館の性格上、ウィーン以外の駅は取り上げられていません)。この展示会は、ムゼウムの1階特設会場で開催されており、ウィーン市内の拠点となる鉄道駅の歴史を多角的に紹介しています。
南駅、北駅、フランツヨーゼフ駅、西駅、東駅といった代表的な駅の、完成当時の写真や絵画、図面、模型、関連する旅行ポスター、切符、案内板、ダイヤなどが展示されており、鉄道ファンにとっては興味深い内容になっています。いずれの駅も完成当時は、宮殿を思わせる立派な駅舎だったことがわかります(鉄道駅の重要性がよくわかります)。
February 17, 2007
カーレンベルクの夜景
先日、カーレンベルクの記事を掲載しましたが、オペレッタ以外では、珍しく複数の方からコメントを戴きました。皆様、どうもありがとうございます。
さて、私は今まで、昼間しかカーレンベルクに行ったことはありませんでした。というのは、秋から春にかけて、「夜のお楽しみ」は夜景よりもオペレッタ、オペラ鑑賞だからです。いずれも終演が23時前後で、かつ、その後、近くのカフェでワインを戴きながら、クールダウンするのが「私の定番」なので、タクシーを飛ばして、カーレンベルクまで行こうという気持ちが起こりません(お金もありません)。
そんな私ですが、ついに(大げさ)、カーレンベルクの夜景を征服しました。当日は、あいにくの小雨模様でしたが、比較的視界は良好で、プラターの観覧車が見えました(もちろん、電飾が見えただけですが)。
February 16, 2007
ルドルフ・ビーブル「こうもり」を振る
国立歌劇場が舞踏会で盛り上がっている時、フォルクスオパーではウィンナ・オペレッタの定番「こうもり」が上演されました。
今回の「こうもり」ですが、フォルクスオパーでは久しぶりにルドルフ・ビーブル氏が指揮を行いました。ルドルフ・ビール氏は、最近ではメルビッシュでのオペレッタ指揮が有名で、フォルクスオパーへの登場は久しぶりだと思います。
出演者は、私が1月に観た時とは、がらりと変わりました。アイゼンシュタイン役がThomasSigwald、ロザリンデ役がEdithLienbacher、アデーレ役がBarbaraPayha、イーダ役がDanielSchmutzhard、オルロフスキー役がElisabethKulman(彼女だけが唯一、前回から継続出演でした)、アルフレード役がDanielBehle、フランク役がJosefLuftensteiner、フロッシュ役がGerhardErnst、ブリント役がChristianDerscherという陣容でした。
演出は、細かいアドリブを除けば、昨年12月に改訂されたものが踏襲されています。
February 15, 2007
国立歌劇場舞踏会あれこれ
今年は2月15日に国立歌劇場舞踏会(Operenball)が開催されました。
13日から国立歌劇場の公演を休演にして、準備をするくらい、大がかりなものです。とくに平戸間とオーケストラピット、舞台が舞踏会の会場となるため、「舞台」の設営が大変です(そのため、翌16日は、舞踏会の設備を転用して、子供向けの「魔笛」が上演されます)。さらに舞踏会では、飲み物、食べ物が必須なので、朝からケータリング会社のデリバリーも盛んに行われています。さらに、カラヤン広場には、テントが設置されていました。
ところで、国立歌劇場舞踏会ですが、毎年ORFが生中継をするほどの大イベントで、某大金持ちが各国の有名人を招待することでも話題になっています(毎年、誰を呼ぶかが中もの的になっているようです)。何しろ、10分足らずの「ORF朝のニュース」の中でも、取り上げられるほどですから…何でも、今年は、ゲストに対抗して総裁のホーレンダー氏が、本物の馬が引いた馬車で登場したようで、これもまた注目を集めています(やりすぎかな)。
February 14, 2007
オーストリア航空に新鋭機 ボーイング777-200ERが登場
オーストリア航空は、現在、エアバス社製の航空機を使っていますが、1月末、オーストリア航空に、ボーイング777-200ERジェット旅客機が引き渡されました(2005年9月に発注されたものです)。
同社は、ルフトハンザなどの協力を得て経営再建をするプロセスで、機材をエアバス系に統一したため、久しぶりのボーイング機になります(それまではDC-9などを多様していました)。
実は、オーストリアでは、ラウダ・エアが機材をボーイング機で統一しており、同社はB777-200ERも3機使用していました。しかし、オーストリア航空との経営統合に伴って、同社の機材がオーストリア航空便でも使用されるようになりました。その関係で、オーストリア航空が追加発注をしたようです。
今後、今ホットなエリアであるニューデリー線に投入されるとのことです。
February 12, 2007
オペレッタ番外編 日本オペレッタ協会「ルクセンブルク伯爵」公演
今日はオペレッタ番外編です。2月9日から11日にかけて、今年、創立30周年を迎える日本オペレッタ協会による「ルクセンブルク伯爵」(平成18年度文化庁芸術創造活動重点支援事業)が、東京都(北とぴあ・つつじホール)で上演されました。今回、鑑賞する機会がありましたので、その模様をご紹介しましょう。
「ルクセンブルク伯爵」は、昨年、メルビッシュやフォルクスオパーでも上演され、ちょっとしたブームになっているのですかね。
スタッフですが、芸術監督・台本・演出は寺崎 裕則、音楽監督・指揮は上垣 聡の両氏です。また、出演者は、タイトルロールのルネ・ルクセンブル伯爵は田代 誠、アンジェール・ディディエは宇佐美瑠璃(9日昼と10日)と柳澤涼子(9日夜と11日)、アルマン・ブリサールは坂本秀明(9日と10日)と平田孝二(9日夜と11日)、ジュリエット・ヴェルモンが針生美智子(9日と10日)と森 美代子(9日夜と11日)、 バジール・バジロヴィチ侯爵が小栗純一、メンチコフが村田芳高、スターシャ・ココゾフが西尾祥恵、マダム・カンベールが木月京子、ベレグラン/パラソルが阿部六郎という、おなじみのメンバーでした(ある種の安心感があります)。また、同協会公演の定番である、歌も含めた完全日本語上演でした。
February 05, 2007
「カーレンベルク」プロジェクト進行中
2月に入りましたが、ウィーンの様子は同でしょうか。今年は、日本も含めて異常気象で、いつもとは違うようですが…
さて、今日はカーレンベルクの話題です。
ウィーンの観光名所の一つに「カーレンベルクの丘」があります。グリッツィンの先にある小高い丘(というか低い山)ですが、このあたりまで来ると、本当のウィーン近郊は緑が多いことがよくわかります。
山頂には放送中継施設もあり、雰囲気としては札幌の藻岩山(いきなりローカルな話題ですが)のような雰囲気かもしれません。藻岩山と違ってスキー場はありませんが、ハイキングコースがあり、冬でもハイキングを楽しんでいる人を見かけることがあります。
さて、先日、久しぶりにカーレンベルクの丘まで行ってみました。グリッツィンから38A系統のバスに乗って、20分ほどでしょうか。
山頂についてびっくり仰天。というのは、山頂地区の再開発事業が進んでいるのです。今まで営業していたレストランは、改装工事が終わった部分は営業していましたが、かつてテラスのあった場所は、閉鎖され、引き続き改装工事が行われています。
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