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April 16, 2007

サンフランシスコ歌劇場の「メリーウィドウ」

Merry_widow
久しぶりにオペレッタの話題です。今日は、以前、テレビ放送の感想をアップした例のアメリカ版「メリーウィドウ」です。

2001年12月に、アメリカ・サンフランシスコ歌劇場で上演された「メリーウィドウ」のDVDをやっと入手しました。
演出はロトフィ・マンスーリ、振付がローレンス・ペック、指揮がエリック・カンゼル、演奏がサンフランシスコ歌劇場管弦楽団・合唱団・バレエです。

主要なキャストですが、ハンナ・グラヴァリ役がイヴォンヌ・ケニー、ダニロ・ダニロヴィッチ伯爵がボー・スコウフス、ヴァランシエンヌがアンゲリカ・キルヒシュラーガー、カミーユがグレゴリー・トゥレイ、ツェータ男爵がカルロ・ハルトマン、ニエグシュ役がエリヤ・チェスターとなっています。

指揮者のカンゼルは、シンシナティ・ポップスの指揮者だそうですが、比較的ゆったりとしたテンポで演奏しているように感じました。

オペレッタですから、当然、お芝居(会話)の部分が多いわけですが、この部分は、「サンフランシスコ歌劇場の委託を受け、ピュリッツァー賞を受賞した劇作家であるウェンディ・ワッサーステインが会話の脚本を創作した」とあります。第三幕のマキシムの場面で踊られるバレエ(オリジナル)を再現するなど、意欲的なステージです。ただし、英語版上演なので、何となくしっくり来ない場面があるのは、致し方ないでしょう。

さて、第一幕ですが、現在、フォルクスオパーなどで、上演されているバージョンと同じく、前奏曲から、国王の誕生記念レセプションが開催されているポンテヴェドロ国公使館サロンの場面になります。舞台中央大階段を配した、比較的オーソドックスな舞台装置です(舞台装置そのものは、意外とシンプルですが、アール・デコ調のデザインのようです。また、照明によって雰囲気を変える工夫が見られます。映像作品なので、舞台の全体が把握できないのが残念)。アメリカらしく、参加しているお客様の服装が、なかなか凝っています(特に女性)。また、合唱団も含めた人数も多く、ゴージャスな感じがよく出ています。

ここでは、ツェータ男爵役のカルロ・ハルトマンが、なかなか良い味を出しています。風貌も、ツェータ男爵向きですね。

しかし、第一幕の前半で存在感を示しているのは、私の好きな歌手の一人であるアンゲリカ・キルヒシュラーガー(ヴァラシエンヌ役)です。歌はもちろん、お芝居もうまいですね。カミーユ役はグレゴリー・トゥレイですが、歌唱力はありますが、お芝居は、今ひとつという感じがしました(何となく、歌うので精一杯といった感じ)。

第一幕、中盤の見所はイヴォンヌ・ケリー扮するハンナが登場する場面です。この場面、特徴的なのは、ハンナが赤いドレス、その他の男性陣が黒のフロックコート(一部は白やグレーの軍服を着ていますが)として、ハンナを際立たせるという演出をしている点でしょう。この場面、服装の演出もあって、ハンナは強い存在感を示しています。
その後、マキシムからダニロ役のボー・スコウフスが、公使館にご帰還しますが、このあたりは、比較的オーソドックスな演出です。その後、寝ているダニロをハンナが見つけて、話しかけるという有名な場面になりますが、このあたりは、テンポ良く進んでいます(いわゆる恋の駆け引きが少ない感じがします)。
お芝居の場面を作り替える際、冗長な部分を廃したのかもしれません。

第二幕は、「ハンナ・グラヴァリ夫人邸の庭園」ですが、舞台装置は、ちゃんと庭園を再現しています(第二幕で重要な?大道具である東屋も立派なものが出てきます)。出演者の衣装も、ポンテヴェドロ風のパーティにふさわしく、民族衣装になっています(夜会を象徴するかのように、合唱団などはブルーの衣装で統一されています)。ハンナの衣装は、第一幕の赤から、ブルーのドレスに替わります。昔のフォルクスオパー版のように民族衣装色を前面に出したデザインではなく、ドレス風ですね。ただ、ここの衣装デザイナーさんは、髪飾りに特徴を出すのが好きなようで、ここでもハンナは立派な羽根飾りをつけています。私は、ハンナ役のケニーを、このDVDで始めてみましたが、「ヴァリアの歌」などを聴いていると、確かに歌はうまいようです。ただ、ハンナ役としては、ちょっと貫禄がありすぎるような気がしますが、皆様はいかがでしょうか?

ところで、通常、「ヴァリアの歌」は、お客様の拍手に応えてアンコールを一回行うことが多いのですが、本公演では、アンコールはなく、あっさり次の場面に移っていきました。ちょっと残念。
その後、ダニロが参列した別の「個性的なマダム」から迫られるシーンがあるのですが、ここが結構おもしろいお芝居になっています(ダニロがたじたじになるのですが、ここが楽しい)。

さて、「女、女、女のマーチ」は、男性8名(ニエグシュを含む)による見事なコーラスに仕上がっています。振り付けも、なかなか楽しく仕上がっており、第二幕中盤のハイライトと言えるでしょう。ここだけは、メンバーが舞台の袖に引っ込んでから、再度、バレリーナと一緒に登場して、アンコールを実施するというスタイルになっています。
この後は、おなじみのヴァラシエンヌとカミーユの二重唱「あそこに小さな東屋が」になりますが、キルヒシュラーガーが良い味を出しています。そして、東屋事件へとなだれ込んでいきます。

第三幕は、オリジナルでは「マキシム風に飾り付けたハンナの邸宅」です。当公演では、この第三幕が、オリジナルと最も変えている場面でしょう。

舞台設定を、マキシムに変え、かつ、オリジナルのバレエが追加されています。そのため、冒頭のシーンから、全く異なります。この、バレエシーンでは、同じレハールの「ルクセンブルク伯」のワルツなどが活用されています(「ルクセンブルク伯」もパリのお話だから、何となく雰囲気が合うようです)。女性は、皆、赤いドレスで登場するため、華やいだマキシムの雰囲気がよく出てきます。通常、三幕はテンポ良く進む演出が多いのですが、サンフランシスコ歌劇場版では、冒頭のバレエシーンで十分時間をとっているため、ゆったりとした展開になっています。このバレエシーンですが、クラシック・ミュージカルの舞台を見ているような感じがします。

その後、ヴァラシエンヌ一行が、「グリセッティンの歌」のメロディーに乗ってマキシムに登場します。続いて、ニエグシュが正装をして登場します。そして、助税人を従えて、一曲披露します。このあたりの演出は、オリジナルとは、かなり異なっています。
ニグシュの歌に続いて、キャバレーのグリセット6名が登場し、おなじみに「グリセッティンの歌」が始まります。ただし、ヴァラシエンヌは、この歌(というか踊り)には加わっていません(しかし、歌詞の中に、キャバレー・ガールというフレーズがあるのですが、ちょっと興ざめです)。なお、ここでのカンカンは、終止、「グリセッティンの歌」は行われています。

ここに、ダニロが登場し、グリセットが取り囲むという訳です。そこへ、ツェータ男爵一行も到着します。
最後に、白いドレスをまとったハンナがやってきて、おなじみダニロとのやり取りから、「唇は語らずとも」のデュエットへと展開していきます。なお、ここでのイヴォンヌ・ケニーは、良い味を出していますね。
最後は、ハンナと、参加者全員が歌ってエンディングになるのですが、これはオリジナルの「メリーウィドウ」にはなかった歌だと思います(何の歌だったか、思い出せませんでした (^^;) )。

なお、合唱団のメンバーは、アメリカらしく、色々な国籍の方が参加しているようです。
現在のフォルクスオパー版のように、極端な省略箇所が見あたらないので、お芝居は自然な感じで展開していきます。また、会話の部分を全面的に作り替えているという話だったので、全体の演出が心配でしたが、意外にオーソドックスな演出で、正直、驚きました。ただ、フォルクスオパーのように、いわゆる「時事ネタ」を入れている訳ではないので、お客様が途中で大笑いするという場面は少ないように感じました。

カーテンコールは、「女、女、女のマーチ」に乗って、出演者が出てくるという、最近はやりのパターンです。ここは、アメリカ人。大手拍子大会となっておりました。終わり方は、いかにも「アメリカ」らしい、華やいだ雰囲気になっています。

ところで、映像作品のためかどうかは、わかりませんが、一部の出演者がワイヤレスマイクをつけています。

なお、本DVDは、イギリスBBCのアーカイブを中心としたレーベル「BBC/OPUS ARTE DVD」から、発売されています(やはり多いのは、当たり前ですが、ロイヤルオペラもの)。なぜ、BBCがアメリカのオペレッタを発売しいるのかは、よくわかりませんが、オペレッタの映像作品が少ないだけに、ファンにとってはありがたいことです。
また、特典映像として、「印象 マンスーリ、ケニー、スコウフス、キルヒシュラーガー、トゥレイが「メリーウィドウ」について語る」と「オペレッタ概要」、「キャスト・ギャラリー」が収録されています。
実は、このDVD、ごく最近まで日本でもオペラ映像専門のネットショップで取り扱っていたのですが、そこが廃業してしまったため、現在、日本ではどのようなルートで入手できるかは、わかりません。

ところで、当DVDをご覧になった、オペレッタファンの方がいらっしゃいましたら、ぜひ、ご感想をお寄せいただければ幸いです。また、「ひっそり、こっそり」盛り上がりましょう。

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Comments

サンフランシスコ歌劇場の「メリーウイドウ」は「今時珍しい」豪華な舞台と気合の入った演出でとても楽しめました。DVD入手困難で視聴できない方々のためになればと思ってコメント参加させてもらいます。

まず視覚的には舞台装置が見事で特に四角いステージをアールヌーボー風の曲線のデザインで囲んだ枠造りが時代を象徴して効果的でしたし舞台の奥の装置にまで手抜きがないように感じられ、また1幕と3幕は基本的な装置は同じなのに小道具や照明の工夫で雰囲気をガラリと変えるなど感心しました。
衣装は派手すぎましたね。特にカラーコンセプトがあからさまで落ち着けません。1幕のハンナの真っ赤っかなドレスにはビックリしました。念のためウイーンフォルクスオーパー来日公演(1979年と82年)のビデオでチェックして見るとハンナは紫系の淡い中間色のロングドレスで品のよさ抜群でした。ハンナ登場はショッキングレッドで目立たせなくとも音楽の昂まりと男たちのざわめきを演出することで充分な筈です。2幕ではバルカン風の民族衣装が定番ですが、ここではアラブ風も入り混じって何だか派手派手のゴチャゴチャといった感じでした。言い過ぎでしょうか?

聴覚的には英語の台詞が問題ですがアバウトにしか英語を解さない私にとっては思ってたほど気になりませんでした。(・・・思ってたほどですよ)
オーケストラ(指揮)は単調でワルツの陰影までは無理なようでした。

歌手ではハンナ役のY・ケニーは一寸オバ様っぽく、メタリックな声も気になって好みにあわず、私の勝手ですがもう少しスリムな容姿で暖かい(艶っぽい)声の持ち主であれば良かったのに・・・。
ダニロ役のB・スコウフスは主にオペラで活躍しているだけに歌唱力は抜群だけど、一寸崩れた男の色気は無理でした。動き過ぎかな、それとも風貌かな? ほろ酔い機嫌で登場「マキシムの歌」の2分間で勝負しなければならないこの役は意外と難しいんですね。
ヴァランシェンヌ役のA・キルヒシュラーガーは素晴らしい!。これまで舞台で観た「薔薇の騎士」「セビリアの理髪師」「フィガロの結婚」、映像では「ホフマン物語」「パリでのリサイタル(シューマンの歌曲等)」、噂ではシリアスな現代オペラ「ソフィーの選択」、その他CD等、私は演技力抜群で幅広い役柄をこなす彼女のファンですが、本格的なメゾソプラノの彼女がオペレッタに出て本来ならソプラノがやる役を熱心に演じるのを見て本当に感心しました。とてもコケティッシュでした。開幕、ポンテペドロ公邸での国王誕生日祝賀パーティーでのツェータ男爵の口上が途中で彼女に変わります。つまり通常と異なり早々とヴァランシェンヌが登場するこの演出の意図も分かりやすくキルヒシュラーガーを招いた理由も納得できます。
その他脇役陣にはそれらしいキャラクターを揃えていましたが、特筆すべきはニエグシュ役のE・チェスターです。1~2幕では目立ちませんでしたが3幕では怪しげなフランス語で登場、「私はパリジャン」とヴォードヴィル風、シュバリエ気取りで歌い踊ります。実に達者なものです。この人は実力あるミュージカル役者ではないでしょうか。

演出についてはオペレッタにはまっている男さんが詳しく説明なさっておられますので余り申し上げることはありませんが、3幕について補足的に取り上げたいと思います。3幕はオリジナルでは15分(演出によっては20分)くらいと1~2幕に比べると極端に短いため呆気なく終わった・・とならないようにどの公演でも知恵を絞っておりますし亦それが面白いところですが、ここでは先ずレハールの「ルクセンブルグ伯爵」のワルツから素敵な編曲でバレーが約10分続き、ヴァランシェンヌほか大使館の夫人達の出入りがあった後、前述の「私はパリジャン」(これだけはレハールではなさそう)が挿入され、いよいよカンカン踊りとなります。「天国と地獄」は無かったけれどコッテリした場面でした。ここではヴァランシェンヌは踊りに加わらずグリゼッテインはロロ、ドド、ジュジュ、クロクロ、マルゴ、フルフルの6人+ゾゾといった設定も面白いですね。「唇は黙しても」のデュエットがあって最後はレハールの「パガニーニ」から「Liebe,du Himmel auf Erden」、全員で盛り上がってのフィナーレとなります。オリジナルの倍くらい37分の第3幕でした。(DVDは時間が分かって便利ですね) 後でふと気づいたのですがこの幕全体の華やかさに押されて甘く切ない「唇は黙しても」の印象が薄れてしまいました。難しいものですね。

独断で厳しいことも言いましたけれど私はこの作品に80点は付けたいと思います。フォルクスオーパーは如何だって? それはご勘弁を・・・。
このサンフランシスコ歌劇場の「メリーウイドウ」の映像が世に出たのは2002年(2003年?)、そしてウイーンフォルクスオーパーのあの新演出版が上演されたのが2005年6月。 サンフランシスコ軍の物量大作戦を目の当たりにしてウイーン軍が敵前逃亡を図ったのではないかなんて、そんな酷いことは私の口からはとても言えません。

長くなりついでに疑問点を二つ。
*なぜハンナがアンナと読み替えられたのでしょうか?ほかの役名は其の儘ですのに。
*なぜワイヤレスマイク使用でしょうか?野外劇場とかミュージカルならともかくとても目障りです。録音テクニックの問題でしょうが、それにしてはオーケストラとのバランスが余り良くない気がしました。

もう一つ。話はくるりと変わりますが・・・
今年1月、ウイーンの「こうもり」でオルロフスキーを演じたエリザベート・クルマンについてオペレッタにはまっている男さんとウイーンのはっぱさんと私の間で一寸もめましたけれど、彼女が5月にに大阪シンフォニカーとマーラー「子供の不思議な角笛」を共演するとのこと。(大阪のグルベローヴァのリサイタルに出かけた折知りました) クルマンは矢張り只者ではなさそうです。私は大阪まで行けませんが東京でも当然公演があると思いますのでもしご覧になったら是非当ブログに載せてください。


Posted by: Unicorn(ユニコーン) | April 18, 2007 23:50

ユニコーンさん、こんにちは。お待ちしておりました。
言い訳がましくなりますが、本物の仕事が忙しく、本DVDは一回、通してみただけなので、細かい分析はできておりません。さすが、ユニコーンさん、よくご覧になっていますね。

イヴォンヌ・ケリーですが、特典映像の方を見ると、失礼ながらお若い感じがしました。確かに舞台の方は、私も「おばさま」という感じを抱きました(失礼をお許しくださいませ)。
そのため、「なんで、スコウフス扮するダニロが恋するの?」という疑問がでてしまいましたが…(歌唱力とかは、別で雰囲気の問題です)。

キルヒシュラーガーですが、私も一番のお気に入りです。ユニコーンさんは、ご存じかと思いますが、以前、ウィーン国立歌劇場で「メリーウィドウ」を上演していた時に、やはりヴァランシェンヌをやっていましたね。私は、結局、フォルスクオパーでキルヒシュラーガーが出演した「ソフィーの選択」は見ることができませんでしたが、こちらも良かったとのお話を聴いております。

ユニコーンさんが、フォローしていただいたように三幕は、確かに豪華絢爛な舞台になっているため、逆に、一番盛り上がる「唇は黙しても」の印象が薄くなってしまったのは、私も感じました(何度も「メリーウィドウ」を見ている方は、「そろそろ出るぞ」という感じで待ちかまえていますから、やや拍子抜けといったところでしょうか)。

なお、ワイヤレスマイクについては、恐らく「セリフ用」だと思います。オペレッタの場合、セリフが多いため、歌手によっては苦手な方がいらっしゃるようです(歌のような感じで、セリフを言うと、おかしな感じになるようです)。

ユニコーンさんもご存じのように、ウィーンでは、フォルクスオパーに限らず、敏腕総裁率いる国立歌劇場以外は、経営が厳しいようです。私も個人的には、きらびやかな舞台のオペレッタが大好きなのですが、最近のフォルクスオパーは、いかにも「節約しました」(というか、この程度で勘弁してね)という舞台装置になっているのが、残念です(「魔弾の射手」なども、どの代表でしょうかね)。

ところで、グルベローヴァさんのリサイタルですが、東京と名古屋はオーケストラ付きで実施しましたが、大阪公演はハイダーさんのピアノ伴奏で行われたと思います。そちらのご感想もお聴かせいただければ、幸いです。

ところで、オペレッタものの話題ですが、次は恐らく「DER KUHHANDEL」になると思います。このプログラムですが、やっとの事で輸入盤CDを入手したものの、詳細がわからず、ちょっと残念です。

Posted by: オペレッタにはまっている男 | April 19, 2007 00:28

お尋ね頂いた大阪のE・グルベローヴァのリサイタルですが、ここだけはオーケストラが付かず、彼女の夫君F・ハイダーのピアノ伴奏で行われましたので下記のとおり曲目はガラリと変わっておりました。
[第1部]
モーツァルト:ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いた時(K.520) 
        すみれ(K.476)
        鳥よ、年ごとに(K.307)
        寂しい森の中で(K.308)
        静けさはほほえみ(K.152)
        われ心に踊らんばかりの喜びを感じ(K.579)
シューベルト:ます(D.550)
        流れ(D.693)
        森で(D.738) 
        糸を紡ぐグレートヒェン(D.118)
        休みない愛(D.138)
ブラームス: 4つの歌より「ひばりの声」(Op.70)
        5つの歌より「ひめごと」(Op.71)
        リートと歌より・青春歌1「私の心は緑にもえ」(Op.63)
        5つの歌より「乙女は語る」(Op.107)
[第2部]
ドニゼッティ:「シャモニーのリンダ」より「ああ、余りにも遅すぎた~私の心の光」
        「ランメルモールのルチア」より「あたりは沈黙に閉ざされ~うっとりとして」
アリャビエフ:「夜鳴きうぐいす」
[アンコール]
E・デラクア:「牧歌」
J・シュトラウス:「こうもり」より「田舎娘のように」 

**その他、イヴァン・パレイ(Br.)がシューマンの歌曲を5曲と「ドン・パスクァーレ」および「死の都」より各1曲 **

ご覧のとおり女王様は20曲熱唱なさいました。東京、名古屋よりこちらのほうが玄人好みの内容です。第1部は私の知らない歌曲が多く不勉強を恥じるばかりですが、女王様の美声に時のたつのも忘れました。第2部は超絶技巧の連発で異次元の世界に連れ込まれたような興奮でした。最後は彼女も聴衆もリラックスして楽しく終わりました。
玄人がどんな批評を下すか分かりませんが、幸い私はミーハーなので難しいこと抜きで楽しめました。
残念ながら会場は満席ではありませんでした。(多めに見ても90%) それでも終演後は楽屋口にサインを求める熱心なファンが100人以上並んでいました。         

Posted by: Unicorn(ユニコーン) | April 19, 2007 13:14

ユニコーンさま、詳細、ありがとうございます。

東京の方は、オケ単独の演奏があったため、曲目が少なかったので、どちらが良かったかは、微妙なところですね。

本当は両方、鑑賞できれば良いのでしょうが…

Posted by: オペレッタにはまっている男 | April 20, 2007 13:06

はじめまして。メリーウィドウについて調べてみたところ、このページがヒットし、拝見させていただきました。オペレッタについてすごく詳しいんだなあと関心してしまいました。
愛の2重唱の冒頭にハンナとダニーロのセリフがあると思いますが、それの日本語訳などご存知ないですか?
英語版だと、なんとも意味がわかりづらくて、翻訳ができません・・・

Posted by: DURA | July 06, 2009 07:12

DURAさま、ご訪問、ありがとうございます。

お問い合わせ頂いた件ですが、手持ちの資料を調べてみます。しばらくお待ちください。

これからも、当ブログをご覧頂ければ幸いです。

Posted by: フェリ | July 06, 2009 07:31

DURAさま

お問い合わせいただいた部分ですが、「メリーウィドウ・ワルツ」の前のやり取りですが、

ダニロが、ハンナに「個人と祖国の名にかけてロシュとの結婚を禁止する」と告げると、ハンナは了解します。そして、ハンナは四阿での「真相」を告白しますよね。

これで、喜ぶダニロ(何もなかったのか!といった感じですね)。で、「メリーウィドウ・ワルツ」の直前、ハンナが“ダニロ、私たちは本当に告白しなければならないのかしら…”といったニュアンスの台詞を言って、曲に入るようになっているようです。

ですから、「唇は語らずとも」というワルツの日本語題名が生きてくるのでしょう。

Posted by: フェリ | July 09, 2009 14:41

ありがとうございます!

ニュアンスがだいたいわかったような気がします。
実は明日、街のレストランでセリフを含めて演奏してみることにしました。僕は伴奏なのですが(笑)

メリーウィドウは見たことないのですが、調べていくうちに是非見たいと思う毎日です。

重ねて御礼申しあげます。

Posted by: DURA | July 09, 2009 23:09

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