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May 2007

May 28, 2007

困った「ハッピーアワー」とは?

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今日は、ちょっと「真面目な」話です。

ここ、オーストリア、とくにウィーンでは、未成年者の飲酒問題が表面化しているようです。

というのは、若者向けのバーなどでは、「ハッピーアワー」と称して、「定額制で飲み放題」(どこかの国にもありますが)といったサービスを行っているからです(写真のバーでは19時から24時までがハッピーアワーとなっていました。お値段は、4.5ユーロ。安いですねぇ。日本は2時間程度の時間制限があるので、大盤振る舞いといった感じです)。まぁ、節度ある「大人」が利用する分には、良いのでしょうが、ある意味で、限度を超えて飲酒をしてしまいそうな若者には、どうかと思います。

しかも、その際、各種のお酒を混ぜた「バクダン・カクテル」を提供し、しかもストローで飲むそうです。当たり前ですが、酔いが回るのは、言うまでもありません。

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May 21, 2007

シュパーゲル 四方山話

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5月のウィーン名物といえば、なんと言ってもシュパーゲル(いわゆるホワイトアスパラガス)です。

日本人が大好きな「季節限定メニュー」で、ウィーン市内のレストランやカフェでも、シュパイゼカルテに仰々しく紹介されています。また、表に看板を掲げたり、日にちを限定してシュパーゲル・フェアといった催しを行う店もあります。

この時期、街角にはシュパーゲルを専門に扱う屋台が出ます。当たり前の話ですが、スーパーマーケットなどが近くにない、場所に「ひっそり」と出店しているのが特徴です。

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May 14, 2007

CD「オペレッタ・ライブ2」発売中

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さて、今日はフォルクスオパーがかかわる商品のお話です。

多角化経営を進めるフォルクスオパーですが、前作の「オペレッタ・ライブ」の続編にあたるCDが発売されました。

収録されている作品は“こうもり”、“ルクセンブルク伯”、“白馬亭にて”の3作品(いずれもハイライト)です。

今は、フォルクスオパーを離れた中嶋彰子さんの歌声(ルクセンブルク伯)も収録されているので、貴重な一品と言えるでしょう。

お値段はフォルクスオパーの売店では、18.1ユーロでした。この他にも、CDでは“売られた花嫁”、“マルタ”“サウンドオブミュージック”(いずれもライブの全曲版)、DVDでは“エヴァンゲリマン”、“シカゴの公爵夫人”なども発売されています。

録音にはORFが協力しているようで、市内のCDショップ等でも購入できるものもあります(「オペレッタ・ライブ2」は、まだ市内では見ませんでしたが…)。

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May 12, 2007

恐るべし 「オペレッタ国家」の実力

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さて、ウィーンから日本にやってきて、じゃなかった、戻ってきて、新聞を見たら、なかなか興味深い記事が出ていました。

その記事とは、スイスの有力ビジネススクールIMD(経済開発国際研究所、ローザンヌ)が、5月10日に発表した「2007年世界国際競争力年鑑」の話題です。

日本の新聞ですから、日本の順位および昨年との比較が中心にまとめられています。日本は、昨年の16位から24位に後退したそうです。
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ちなみに、新聞記事によると評価項目は、「マクロ経済」、「政府の効率性」、「ビジネスの効率性」、「インフラ」の4分野、323項目に関する統計や聞き取り調査の結果を集計し、国の競争力を示すランキングを作成しているそうです。日本人は、ランキング好きだから、注目するのでしょう。

ちなみに、日本は4分野すべてのランキングで、後退したそうです。そして、同じアジア圏の中国が15位に大躍進しています。

ちなみに、ベスト10ですが、第1位はアメリカ(昨年も1位、以下同じ)、第2位はシンガポール(3位)、第3位は香港(2位)、第4位がルクセンブルク(9位)、第5位がデンマーク(5位)、第6位がスイス(8位)、7位がアイスランド(4位)、8位がオランダ(15位)、9位がスウェーデン(14位)、10位がカナダ(7位)だそうです。

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May 09, 2007

男性が一人に減りました

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今日は、市営交通に必ず付いている「優先座席のシンボルマーク」の話です。

ウィーンの地下鉄、路面電車、バスなどには各車両に優先席が設けられています。優先席の対象は、ご年配の方、体の不自由な方、小さな子供連れの方、妊娠中の方で、それぞれシンボルマークで表示されています。
日本の場合、文字による説明が多いのですが、こちらウィーンでは、結構リアルなイラストで表示されているので、誰でもすぐにわかるという仕掛けです。

今まで、ご年配の方は「めがねをかけて、ひげを蓄え、杖をついている男性」、体の不自由な方は「腕章を巻いて、めがねをかけ、杖をついている男性」、小さな子供連れの方は「ショートカットの女性」、妊娠中の方は、当たり前ですが「お腹の大きい女性」でした(上段の写真)。

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ところが、最近現れた新バージョンでは、下の写真のように「ご年配の方」「体の不自由な方」が女性に、逆に「小さな子供連れの方」が男性に代わりました(妊娠中の方は、変えようがないので、そのまま)。この結果、男性が一人に減少しました。

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May 08, 2007

“ランマムーアのルチア”にまつわるお話

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国立歌劇場の2006/2007シーズンで、注目される公演の一つが、エディタ・グルベローヴァがタイトルロールをつとめる“ランマムーアのルチア”です(この後、ある意味、注目されるドミンゴの出演や指揮もありますが、これは別)。

5月3日が初回で、何と相手役のエドガルドにはサバッティーニが登場しました。当たり前ですが、大人気でチケットは、すぐに売り切れたようです。

今回の“ランマムーアのルチア”ですが、国立歌劇場でグルベローヴァが主演するのは、2002/2003シーズン以来だと思います(当時は、ビオッティが指揮をしていました)。
指揮者ですが、最近、グルベローヴァ主演の場合、ハイダーが多いのですが、今回は、PaoloArrivabeniが振りました(国立歌劇場初登場のようです)。

この他の出演者ですが、エンリーコ役がVladimir Moroz、エドガルド役がGiuseppe Sabbatini(7日はKeith Ikaia-Purdy (^^;)でした)、アルトゥーロ役がMarian Talaba(7日はJohanDickie)、ライモンド役はIn-Sung sim、アリーサ役がSophie Marilley(3日が国立歌劇場、初登場のようです)、ノルマンノ役がCosmin Ifrimでした。
注目のグルベローヴァが登場するのは、第2場からとなります。ここは、ルチアとエドガルドが、二人で歌う唯一の場面なので、前半の見所でしょう。

国立歌劇場発行の月間予定表では、エドガルド役は、すべてサバッティーニでした。実は、7日、プログラムを十分確認せずに、見始めたのですが、2場でエドガルドとして出てきたのは、サバッティーニではないで、びっくり仰天してしまいました。

プログラムを見るとKeith Ikaia-Purdyという歌手で、一生懸命やっている姿は十二分に伝わってきましたが、グルベローヴァの相手としては力不足を感じました(歌以上に、雰囲気がしっくりこない感じがしました)。一方、

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May 07, 2007

フォルクスオパー2007/2008シーズン続報

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フォルクスオパーで年間プログラム(3.5ユーロ)を購入し、来シーズンの詳細が判明しました。来シーズンからディレクターが、ルドルフ・ベルガー氏から、ロベルト・マイヤー氏(ブルク劇場の俳優さん)に交代するため、注目されるシーズンでもあります。

まず、料金体系が、再び変更されました。座席のカテゴリーが、従来よりも細分化され、かつ最上位のカテゴリーが来シーズンも値上げとなります(^^;)

フォルクスオパーでは、今まで、平戸間は10列目まではカテゴリーⅠで、以降、二区分だったのですが、来シーズンからは、8列目までがカテゴリーⅠ、それ以降、カテゴリーⅡからⅣまで細分化されます。また、二階のバルコンも、最前列だけがカテゴリーⅠ(中央部は4列目まで)となりました(従来は4列目までが、カテゴリーⅠでした)。ちなみにカテゴリーⅠは、プログラムAで5ユーロ値上げされ、75ユーロとなっています。カテゴリーⅡは65ユーロ、カテゴリーⅢが50ユーロ、カテゴリーⅣが33ユーロ、カテゴリーⅤが19ユーロです。
今シーズンの料金表と見比べると、カテゴリーⅠとⅡを細分化して、値上げした感じです。まぁ、値上げは致し方ないかもしれませんが、内容の充実を期待したいところです。

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フォルクスオパーのバレエ

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私は、バレエの単独公演は観ないのですが、今回、このブログにも時々お寄り頂く、はっぱさん一押しの“アンナ・カレーニナ”がフォルクスオパーで上演されていたので、行ってみることにしました。

鑑賞した日が日曜日だったため、開演時間が18時と早く、かつお開きも早い(20時)ため、子供さんを連れたお客様が多いという印象でした。私の隣も小さな女の子を連れたお父さんでした。確かに、歌や台詞がなく、ビジュアルだけで勝負する訳ですから、子供が観ても飽きないかもしれません。

ところで、バレエの単独公演の場合、主役級は外部から招へいするケースが多いようです。また、現在、バレエ団に関しては国立歌劇場とフォルクスオパーは一緒になっているので、かなりレベルの高い内容が期待できます。
タイトルロールのアンナ・カレーニナ役はOlga Esina、恋人役(浮気相手)のヴォロンスキー伯爵役がViadimir Shishov、カーレニン役がKirill Kourlaevでした(はっぱさんの日記によると、出演者は数組あるようです。今日のメンバーが当たりだったのかどうかは、私は存じません)。チャイコフスキーの曲を使ったクラシック・バレエなのですが、演出と曲がテンポが良いこともあり、優雅さよりも、感情を踊りに込めた演出で、正直、驚きました(モダン・バレエの要素も入っているのでしょうかね)。逆に、見応えはありました。

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May 06, 2007

“DER KUHHANDEL”プルミエ・レポート

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5月5日、ルドルフ・ベルガー氏が、フォルクスオパーのディレクターに就任してから力を入れている「退廃音楽の復権」の最後を飾る、クルト・ヴァイル作曲による異色のオペレッタ“Der Kuhhandel”がプルミエを迎えました。
“DER KUHHANDEL”(“クーハンデル”という読みで良いのか、自信がないので原語のまま紹介します)ですが、最近は上演される機会が少ないようで、実際、プルミエ前に調べましたが、資料が少なく、あんだんてさんから助言を戴きました。

さて、本作品は、1935年にロンドンのサヴォイ劇場で、英語版(英語版の題名は“A Kingdom for a Cow”)として初演されたそうです。

当時の世相を反映してか、当初は1934年にパリかチューリヒで上演を予定していたようですが、「ファシズムを風刺した内容」であるところから、イギリスでの初演となったのでしょう。

“DER KUHHNDEL”は、カリブ海にある「架空の国」、サンタマリアに住んでいるファン(牛を飼っています)と、その恋人ファニータの結婚にまつわるお話です(いかにもオペレッタ的な話です)。
冒頭、舞台上に大きな地図が出てきますが、サンタマリアとウクアという二つの国が、ひとつの島に存在しています(実は、この地図が女性のシルエットになっています)。

サンタマリアとウクアの住人は、今まで平和に暮らしているという設定です。オープニングでは、両国の国民が出てくる場面(合唱団によるコーラス)があるのですが、帽子(赤と緑)を取り替えながら歌い、友好的な雰囲気を演出しています(ちなみにカリブ海の国なのに、国民は皆、チロル風のコスチュームです。さすがに「架空の国」です)。

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May 05, 2007

路面電車博物館祭り

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5月5日は、日本では「こどもの日」ですが、ここオーストリアでは、普通の土曜日です。しかし、ウィーンでは某政党主導のシュタットフェストが賑々しく開催されました。

さて、一方、ウィーン路面電車博物館でも、オープンハウスが行われました。
路面電車博物館は、以前もご紹介したように夏期の土曜日、日曜日にオープンしていますが、今日は2007シーズンのオープン初日なので、特別な「お祭り」を行っているようです(翌6日も行われたようです)。

そのため、南駅から路面電車博物館まで、オールドタイマーによる「無料送迎電車」が運転されました(30分間隔、2編成を使っていました)。

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ウィーンのシュタット・フェスト

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5月5日、日本では「こどもの日」ですが、こちらウィーンではシュタット・フェストが開催されました。

旧市街に仮設のステージが登場し、様々な演奏やパフォーマンスが繰り広げられました。仮設のステージと行っても、結構、設営に手間がかかるようで、3日の午後くらいからセットアップが始まっていました。

また、旧市街の一部は駐車禁止となる他、路面電車や市バスも一部路線が運休になるなど、本格的な「お祭り」です。

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May 04, 2007

5月のシェーンブルン宮殿

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今日は、定番観光地、シェーンブルン宮殿のお話です。
日本で発行されているオーストリア旅行のパンフレットを見ると、必ずといって良いほど庭園の花壇を背景としたシェーンブルン宮殿の写真が掲載されています。

日本の場合、5月上旬になると季節の花が咲き乱れるので、日本からのお客様も、パンフレットの写真のような光景を期待していらっしゃると思います。

その昔、私もその一人でした。しかし、実際に5月の上旬にシェーンブルン宮殿に行くと、正直びっくりします。
というのは宮殿とグロリエッテの間にある庭園には、花が一輪もないのです。というのは、シェーンブルン宮殿(他の公園も基本的には同じですが)では、花は別の場所で栽培しており、季節に合わせて、庭職人の皆さんが花壇に地植えをしているのです。

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May 03, 2007

フォルクスオパーのゲネプロに潜入

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一度観てみたいと思っていたものにオペレッタのゲネプロがあります。

今回、偶然にもウィーンの友人から、フォルクスオパーのゲネプロのチケットを戴くことができました。実は、私は日本国内でもゲネプロは、経験がありません。

演目は、5月5日にプルミエが行われる「DER KUHHANDEL」です。夜の公演は通常通り行われるため、ゲネプロは11時から行われました(終演は14時)。

まず、チケットを戴いてびっくり仰天。というのは、自由席かと思ったのですが、通常の公演と同じく指定席制で、正式のチケットが準備されていました(ただし、プライスは0ユーロ)。
Generalprobeは、関係者以外は入ることができないので、お客様が少ないかと思っていたのですが、フォルクスオパーに到着して、またまたびっくり。予想以上にお客様多いのです。劇場の中でざっと見た感じでは、6割程度は埋まっていたと思います。

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公園の卓球台

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久しぶりに現地からの更新です。まずは、第一段は街歩き編です。

ウィーンの市内を歩いていると、本当に公園が多いことに気づきます。シュタットパークやフォルクスガルテンといった有名どころだけではなく、街角にも市民の「憩いの場」として小さな公園がたくさんあります。いずれもきれいに整備されている点も注目されます。

公園の中には、スポーツの練習ができるような施設を設けているところもあります。お国柄でしょうか、スポーツ関連の施設では、サッカーが多いようです。ただし、市内の公園なので、シュート練習ができる程度の施設ですが、ボールが外へ出ないように、柵で囲ってあります。この他、バスケットボールなどの施設もあるようです。このあたりは、予想が付く範囲なのですが…

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May 02, 2007

「さまよえるオランダ人」小澤征爾氏復帰第二戦

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5月2日に小澤征爾氏の国立歌劇場復帰第二戦となる「さまよえるオランダ人」を鑑賞する機会を得ました。

ウィーンでワーグナー…という話は抜きで進めます(何しろバイロイトを観た方からすれば、別物だそうですから)。

開演前、指揮台をのぞくと、譜面がありません。話には聴いていましたが、小澤征爾氏は、暗譜で演奏されるのですね。上演開始後、双眼鏡で指揮ぶりを拝見しましたが、かなり細かい部分まで指示を出しているような雰囲気が感じられました。反面、世界観を創り上げるという視点が、不足しているようにも思われました。

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May 01, 2007

小澤征爾氏、ウィーンに復活

皆様、ご存じのように昨日、小澤征爾氏がウィーン国立歌劇場で“さまよえるオランダ人”を振りました。

病気で長期休養をしていたため、1年5ヶ月ぶりの復帰となります。
日本の新聞各紙では、復帰の模様を紹介しています。新聞記事の引用は控えますが、末永いご活躍をお祈りしたいと思います。

なお、5月2日から、久しぶりに現地から臨時ブログ更新ができると思います。今回の滞在中は、多彩な公演があり、非常に楽しみです。

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