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May 12, 2007

恐るべし 「オペレッタ国家」の実力

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さて、ウィーンから日本にやってきて、じゃなかった、戻ってきて、新聞を見たら、なかなか興味深い記事が出ていました。

その記事とは、スイスの有力ビジネススクールIMD(経済開発国際研究所、ローザンヌ)が、5月10日に発表した「2007年世界国際競争力年鑑」の話題です。

日本の新聞ですから、日本の順位および昨年との比較が中心にまとめられています。日本は、昨年の16位から24位に後退したそうです。
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ちなみに、新聞記事によると評価項目は、「マクロ経済」、「政府の効率性」、「ビジネスの効率性」、「インフラ」の4分野、323項目に関する統計や聞き取り調査の結果を集計し、国の競争力を示すランキングを作成しているそうです。日本人は、ランキング好きだから、注目するのでしょう。

ちなみに、日本は4分野すべてのランキングで、後退したそうです。そして、同じアジア圏の中国が15位に大躍進しています。

ちなみに、ベスト10ですが、第1位はアメリカ(昨年も1位、以下同じ)、第2位はシンガポール(3位)、第3位は香港(2位)、第4位がルクセンブルク(9位)、第5位がデンマーク(5位)、第6位がスイス(8位)、7位がアイスランド(4位)、8位がオランダ(15位)、9位がスウェーデン(14位)、10位がカナダ(7位)だそうです。

で、驚いたのは、本ブログの「主人公」たるオーストリアの順位です。何と、日本を遙かに上回る11位(昨年も13位)なのです。あのドイツ(16位、昨年は25位ですから、大躍進)よりもランキング上なのです。

日本の新聞なので、「日本のランキングがなぜ低いか」については、詳細に解説されていますが、ほとんど関係ないオーストリアについては、当たり前ですが、何も出ていません。

なお、IMDのサイトには、要約版が掲載されているようです。

http://www.imd.ch/research/publications/wcy/announcing.cfm

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昨日、ある日本の会社の方と、お話をする機会があったのですが、今の日本では、コストカットを徹底して、会社が利益を上げると、株価が上昇するという仕組みになっているようです。そのため、コストカットのあおりをうける従業員のモチベーションが低下する一方だとか(何しろ仕事を取り上げられたり、別会社になったりする訳ですから)…。

一方、オーストリアはと言うと、普通の金曜日は、14時頃に退社する社員が多いとか。実際に聞いた話ですが、金曜日の午後にアポイントをとろうとすると、“その時間は、もういないよ。もっと早く来られない?”と言われてしまうそうです。

そして、休日の谷間に当たる平日は「窓の日」と呼ばれ、皆さんが平気でズル休みをしてしまう(何とお役人も「窓の日」になっちゃうそうです)…

平日は、もちろん、朝早くから仕事をしていますが、夜になれば、さっさと切り上げてオペレッタやコンサート、スポーツへ…夏休みは、皆さん、しっかりと1ヶ月ほどおとりになる…

通勤の往復3時間もかかるような日本人の平均的な会社員が、この光景を見て、日本よりも競争力順位が上と聞いたら、脱力感で一杯になることでしょう。

しかし、オーストリア人の声が聞こえてきます。“日本人は、そんなに無理してどこへゆくの?” やはり「オペレッタ国家」はすごい…

ますます、オーストリア人の「血」が濃くなりつつある私でした。と言いつつ、土曜日にブログを更新しているところは、日本人してますね(^^;)

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