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May 07, 2007

フォルクスオパーのバレエ

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私は、バレエの単独公演は観ないのですが、今回、このブログにも時々お寄り頂く、はっぱさん一押しの“アンナ・カレーニナ”がフォルクスオパーで上演されていたので、行ってみることにしました。

鑑賞した日が日曜日だったため、開演時間が18時と早く、かつお開きも早い(20時)ため、子供さんを連れたお客様が多いという印象でした。私の隣も小さな女の子を連れたお父さんでした。確かに、歌や台詞がなく、ビジュアルだけで勝負する訳ですから、子供が観ても飽きないかもしれません。

ところで、バレエの単独公演の場合、主役級は外部から招へいするケースが多いようです。また、現在、バレエ団に関しては国立歌劇場とフォルクスオパーは一緒になっているので、かなりレベルの高い内容が期待できます。
タイトルロールのアンナ・カレーニナ役はOlga Esina、恋人役(浮気相手)のヴォロンスキー伯爵役がViadimir Shishov、カーレニン役がKirill Kourlaevでした(はっぱさんの日記によると、出演者は数組あるようです。今日のメンバーが当たりだったのかどうかは、私は存じません)。チャイコフスキーの曲を使ったクラシック・バレエなのですが、演出と曲がテンポが良いこともあり、優雅さよりも、感情を踊りに込めた演出で、正直、驚きました(モダン・バレエの要素も入っているのでしょうかね)。逆に、見応えはありました。

お話は、主人のカーレニンに愛想をつかしたアンナが、舞踏会でであった美男子(確かにかっこいい)ヴォロンスキー伯爵と愛し合い、カーレニンに離婚を迫るものの、世間体を気にして離婚には応じず、二人はイタリアへ駆け落ちする…後半は、モスクワに残した子供が忘れられず、アンナとヴォロンスキー伯爵はモスクワに戻るのですが、不倫カップルなので、社交界から冷たくされて、アンナが精神的にまいってしまい、鉄道自殺する…という「失楽園風」のお話です。

カーレニンは、どちらかというと敵役的な存在なのですが、バレエの場合、踊れないと話にならないので、でっぷりしたおっさんを当てる訳にはいきません。今回、カーレニン役をやったKirill Kourlaevも、ォロンスキー伯爵役のViadimir Shishovに、負けず劣らずかっこいい男性でした。実際、衣装と振り付けで、敵役を印象づけていましたね。

ところで、オーケストラピットを観ると、昨日、オペレッタの“DER KUHHANDEL”を演奏してメンバーが、ほとんどのようです。一昨日は、ミュージカル、今日はチャイコフスキーと、まぁ、本当に器用なメンバーがそろっています。これが、フォルクスオパーのすごいところかもしれません。

お開き後、カーテンコールの際、フォルクスオパーでは、本当に珍しい「床鳴らし」がありました。それだけ、良い舞台だったのでしょう。

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Comments

オペレッタに嵌まった男さん、
昨日のキャストはロシア組で大当たりです。
あの3人組は国立オペラ座の「マノン」にも出演していて
踊れてビジュアル完璧のバレエ・ダンサー。

ただし、最後のアンナの自殺場面が
照明係のミスで、上からの投身の時に、ライトを早く消し過ぎてしまって興ざめ。あれは、アンナが上からフッと落ちてくる場面がないと、締まりません。・・・ったくもう、照明のアホっ!!

Kourlaev はちょっとお顔が Shishov ほどハンサムではないので
悪役とか割り当てられる場合が多いのですが
どんなバランスでも楽々とこなす、情熱的なダンサー。
これが、別の組の Peci になると、もっと内省的でおとなしいカレーニンになります。

Shishov はモロに王子さまタイプですよね。
足も長いし、スタイル抜群だし、絵に描いたようなバレリーノ。

オーケストラもチャイコフスキーにも慣れてきて
バレエ・ダンサーも確固としたテクニックで、演技をしっかり前面に出した素晴らしい舞台になっていたと思います。
4回目ですが、何回観ても飽きません。

13日は別の組が踊ります。この組は以前には踊っていなかった組で、興味はあるものの、ガランチャのコンサートと同じ日では、残念ながら行けません(涙)

Posted by: はっぱ | May 07, 2007 18:03

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