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May 02, 2007

「さまよえるオランダ人」小澤征爾氏復帰第二戦

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5月2日に小澤征爾氏の国立歌劇場復帰第二戦となる「さまよえるオランダ人」を鑑賞する機会を得ました。

ウィーンでワーグナー…という話は抜きで進めます(何しろバイロイトを観た方からすれば、別物だそうですから)。

開演前、指揮台をのぞくと、譜面がありません。話には聴いていましたが、小澤征爾氏は、暗譜で演奏されるのですね。上演開始後、双眼鏡で指揮ぶりを拝見しましたが、かなり細かい部分まで指示を出しているような雰囲気が感じられました。反面、世界観を創り上げるという視点が、不足しているようにも思われました。

さて、歌手陣ですが、ゼンタ役のNinaStemmeが、雰囲気も含めて非常に良いという印象です。ただし、最後の自殺シーン(オリジナルでは海に身投げするらしいのですが、今の演出では焼身自殺になっています)では、ちょっと無理をしている感じで、聴き手にスーッとはいってくるという「歌い方」ではありませんでした。これは、好みの問題かもしれません。ダーラント役のJanuszMonarcha、エリンク役のStephenGouldもなかなか良い味を出していました。

「さまよえるオランダ人」休憩なしの1幕ものなので、指揮者や演奏者には、かなり負担がかかると思います。小澤征爾氏が、前回、地元紙から集中力のことを指摘されていたようですが、これだけ長い時間集中力を持続するのは、非常に大変だと思います。

予定通り、21時35分にお開きとなりました。小澤征爾氏が、ソロの演奏者に丁寧にお礼をしていることが印象的でした。また、舞台に上がってから、歌手とハイタッチしていたようです。全体的に、歌手、演奏者に気を遣っているように感じられましたが、長期間、離脱していたための配慮かもしれません。なお、小澤征爾氏が出演する公演では、日本人のお客様がいつもよりも多いように感じられました。興行的にも、小澤征爾氏の存在が大きいことを改めて、感じた次第です。

そういえば、楽屋口に集まっていたファンも日本人がいつになく多いような気がしました。

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