ウィーンのシュタット・フェスト

５月５日、日本では「こどもの日」ですが、こちらウィーンではシュタット・フェストが開催されました。

旧市街に仮設のステージが登場し、様々な演奏やパフォーマンスが繰り広げられました。仮設のステージと行っても、結構、設営に手間がかかるようで、３日の午後くらいからセットアップが始まっていました。

また、旧市街の一部は駐車禁止となる他、路面電車や市バスも一部路線が運休になるなど、本格的な「お祭り」です。

で、シュタット・フェストですが、実はオーストリアの某政党が開催しているとのことです。もちろん、政党がすべての経費を負担できるはずもなく、民間企業の支援を得て実施しています。いわば、政党のPR活動ということになるのでしょうか。オーストリアは二大政党制なので、このような行事を行って、有権者の支持を集めようという魂胆なのでしょう。

５月５日は、午前中小雨模様でしたが、午後２時くらいからは晴れ間も広がり、それなりの盛り上がりを見せていました。ただし、夜は大雨になり、外のイベントがどうなったのかは、存じません（フォルクスオパーにいたものですから…）。

如何せん、電気楽器を使うポピュラーミュージックには余り関心がないので、どのようなバンドが出ていたのかは、存じませんが、皆さん、ビアを片手に盛り上がっていたようです。

しかし、二大政党制とは言え、政党主導で、この手のイベントを開いてしまうところが、すごいと言えば、すごいですね。なお、教会に配慮しているのか、土曜日限りのイベントでした。