« 怪しげな三輪タクシー | Main | 番外編 日本オペレッタ協会30周年記念コンサート »

June 07, 2007

すったもんだの後任選び オーストリアの面目躍如?

Img_7402b

今日は、臨時の更新です。

2010年に任期が切れるウィーン国立歌劇場の総監督ホーレンダー氏と、音楽監督の小沢征爾氏の後任人事がやっと決まったようです。

オーストリアのシュミード教育科学文化相から発表された後任人事ですが、総監督は、パリのシャンゼリゼ劇場総監督ドミニク・マイヤー氏(51歳だそうです。お若いですね)、音楽監督には、チューリヒ歌劇場音楽監督を務める指揮者のフランツ・ウェルザー・メスト氏(46歳のオーストリア人だそうです。こちらもお若い)となりました。

実は、この後任人事、すんなりとは決まらなかったようです。というのは、人選もさることながら、昨年行われたオーストリア国民議会選挙で、社民党が与党国民党を破り、第一党になったものの単独では過半数に届かず、新政権の発足が大幅に遅れたことが影響したようです(新政権の発足が、何回か遅れ、その間、前の政権が国勢を運営していたとか。さすがオーストリア。あきれた国民の声を受け流すこの姿勢が、たまりません)。

新政権の発足と、国立歌劇場トップの後任人事はあまり関係がないように思えますが、実は政府の承認が必要なそうです。さらに、与党が推薦する候補と野党が推薦する候補が入り乱れ、各党の思惑も絡んで、まさにオペレッタ状態。

一時は、“このままでは、2010年以降の公演プログラムや出演者招へいが難しくなるため、ホーレンダー氏の任期を1年ほど延ばそうか”という話が出たとか、出ないとか。

まぁ、口の悪い人は「守銭奴」とも言いますが、経営の才覚に優れたホーレンダー氏の後は、芸術的な観点は別にして、やりにくいでしょうね。いずれにしても、2010年以降は、ご両人の年齢などを考えると、思い切った改革が行われそうな予感がします。

なお、写真は、国立歌劇場の開演前風景ですが、記事とは全く関係ありません(^^;)

|

« 怪しげな三輪タクシー | Main | 番外編 日本オペレッタ協会30周年記念コンサート »

Comments

自己RESですが、地元ウィーンでは、この人選、好意的に受けとめられているようです。

しかし、日本のマスコミは、「小澤征爾氏の後任決まる」といったタイトルで報道していましたね(まぁ、当たり前か)。

小澤さんには、残る任期で、印象に残る演奏を行っていただきたいと思っています。

Posted by: オペレッタにはまってい男 | June 08, 2007 18:33

半分地元人のはっぱです F(^^;)

ホレンダーの任期を2年延ばす、という話もあったのですけれど、さすがに、何回も任期を延ばしていて、これが限界だったでしょう。

誰に聞いても「あれ以上の人事はなかっただろう」との事。
グーゼンバウアー首相のオトモダチ、テノール歌手のネイル・シコフという前評判が凄くて、本人も「ドイツ語を習い始めた」というコメントがあった程。

グーゼンバウアー首相が芸術を解するかどうかについては、疑問視する傾向が強かったので(笑)、ドミニク・メイエル(朝日新聞による発音)氏の起用はシュミード文化大臣に喝采を送る人がほとんどです。

Meyer とあれば、ついついマイヤーと読んでしまうんですけど、かの氏はフランス人なのですよね (^^;;;
経済関係にも強い人らしいですし、ウィーン・フィルとの関係も良いようなので、これからが楽しみです。

フランツ・ヴェルザー=メストはコンサートやオペラ(アラベラ)で経験していますが、非常にバランスの取れた正確な指揮をする人ですし、久し振りのオーストリア人指揮者という事で、地元の評判も上々。
シーズンに最低何回振る、という契約も交わすようで、かなりウィーンで聞くチャンスが増えそうです。

Posted by: はっぱ | June 09, 2007 03:14

はっぱさん、お久しぶりです。

新人事ですが、地元の評判はよろしいようですね。考えてみると、久しぶりにオーストリアの方が音楽監督に就任する訳ですから、期待は大きいことがわかります。

さて、私としては、国立歌劇場も気になりますが、トップが交代したフォルクスオパーの方も、これまた、気になります。まぁ、9月になれば、わかりますが…

Posted by: オペレッタにはまってい男 | June 09, 2007 10:05

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 怪しげな三輪タクシー | Main | 番外編 日本オペレッタ協会30周年記念コンサート »