« 臨時更新 コンサート・エージェンシー・ムジカ倒産 | Main | やっぱり? 残念? ザルツブルク落選 »

July 02, 2007

「焼きたてのセンメル」を食べたい

3202071_img

7月になりましたね。そろそろ、夏休みが見えてきました。

さて、今日は、オーストリアでは定番の食べ物、センメルのお話です。

私がオーストリアを訪問するようになった頃、ある本(確か、文庫本)に出会いました。この本の中に、オーストリアでは、「美味しい」のことを「焼きたてのセンメルのように」という表現を使う…ということが書かれていました。

当時、私と一緒にオーストリアにはまっていた友人も、この本を読み、「焼きたてのセンンメルのように…」というフレーズが気に入り、一緒に旅行していた頃、よく会話の中で使っていました(今から20年も前の話ですが…)。

で、実際に「焼きたてのセンメル」は、確かにおいしいのですが、なかなか旅行者が食べる機会はありません。もちろん、早起きをして、ベッカライに出かけていけば、買えますが、私は、そこまで「気合い」が入っていない「軟弱者」です。

何とか、日常のホテルライフで、「焼きたてのセンメル」を食べることができないか…と姑息なことを考えていました。

実際、地方のホテルに泊まると、当日の朝、地元のベッカライまで、従業員がセンメルを買いに出かけているところもあります。

実は、私が毎年の夏、お世話になるザルツブルク州、某町のホテルは、数年前まで、この方式でした。そのため、ベッカライが休みになる日は、センメルではなく、保存がきくブロート(日本では、ドイツパンなどと言われるスタイルのもの)が提供されていました。
この心遣いがうれしくて、毎年、利用していました。しかし、残念ながら現在では、数日に一回の仕入れになってしまったようで、「焼きたてのセンメル」を食べることは、難しくなってしまいました。ちなみに、下の写真が、お気に入りのホテルでの朝食風景です。

1080865_img

さて、私がオーストリア旅行中、「最も美味いセンメル」に当たった場所は、実は、ザルツカンマーグートのモンドゼーでした。

たまたま、観光案内所で紹介された宿だったのですが、いわゆる朝食だけを提供するホテルでした。翌朝、泊まっていた屋根裏部屋から、1階に下りていくと、ゼンメルの入った袋を抱えたホテルのお姉さんとばったり…
リゾート地なので、他のお客様は朝食時間が遅いのですね。という訳で、私が一番乗りになってしまいました。さっそく、そのお姉さんが、センメルをカゴに入れて、朝食の準備を始めました。天気が良かったので、“テラスで朝食をどう”ということになり、モンドゼーをわたる風を感じながらの朝食となりました。

この時に、食べたセンメルの美味しかったこと!! 皮はパリパリ、中はやわらかい…本当に、「これぞセンメル」という食感でした。ただ、困ったことは、テーブルの上にのっていたジャムを目当てに、蜂の皆さんが朝食に訪れてきたことでしょうか。

残念ながら、ウィーンのホテルでは、買い置きを使うケースが多いようで、なかなか美味しいセンメルに巡り会うことはありません。

まぁ、朝、早起きしてベッカライに出かければ、良いわけですが…
「教訓 美味いものを食べるには、努力しなければならない」

|

« 臨時更新 コンサート・エージェンシー・ムジカ倒産 | Main | やっぱり? 残念? ザルツブルク落選 »

Comments

オペレッタに嵌まった男さん、

「焼きたてセンメルのように」というのは、その製品が良く売れる、という意味でも使います。
ほとんどのホテルで、朝はセンメルは焼きたてをパン屋さんから仕入れていると思いますが、自宅で焼きたてを食べる方法もあるのです。うっふっふ。
スーパーで売っている半生のセンメル。オーブンで焼くと美味しいですよ~!!!

ところで、Kaisersemmel が、何故、あの形になったか知ってます? 今度いらした時にお話しますね。(って、知っていらしたらごめんなさい)

Posted by: はっぱ | July 03, 2007 01:09

はっぱさん、お久しぶりです。

「半生のセンメル」かぁ。いいなぁ。でも、ホテルにはオーブンはないしねぇ。アパートを借りて、二重生活をすれば、お安く美味しい朝食を食べることができそうですねぇ。

ウィーンに支店か出張所を出せると良いんですがね。

Posted by: オペレッタにはまっている男 | July 03, 2007 07:47

「よく売れる」を英語ではsell (go) like hotcakes と言うらしいですよ。
ところで最近ウィーンでは日曜営業のパン屋さんが増えましたね。

Posted by: おじゃまむし | July 03, 2007 16:06

コメント、ありがとうございます。

確かにウィーンでは日曜日営業のパン屋さんは増えましたね。また、地方でも、土曜日に営業しているパン屋さんも増えているようです。

良いのか、悪いのか…

これからも、お気軽にお立ち寄りください。

Posted by: オペレッタにはまっている男 | July 03, 2007 22:16

オペレッタに嵌った男 さん
ゼンメルの記事が出るとは思ってもいませんでした。
普段から、ゼンメルの買える店を探しているのですが、都心でドイツパンの店といっても、ゼンメルを置いている店にはまだお目にかかったことがありません。
静岡の方に地方発送してくれる店があるそうなので、インターネットで注文すれば入手できるようですが、冷蔵便などで送ってもらうと2倍くらいのお値段になるので、まだ踏ん切りがついていません。
この間、日本橋三越の中のCafe Wienで、料理にはゼンメルが付くようで見本がおいてありましたので、ゼンメルだけどこかで買えないかと聞いてみたら、特殊の仕入先から仕入れているので教えられない、とけんもほろろに断られてしまいました。
日本のパン屋さんでは、いわゆるフランスパンはあっても、ゼンメルのような食感のパンは売っていませんね。残念です。

Posted by: Njegus | July 03, 2007 23:09

Njegusさま

お久しぶりです。センメルですが、確かに日本国内では、「完全なセンメル」はなかなか手に入りませんね。

実は、私の地元の某パン屋さんでは、カイザーブロートという名称で、「センメルもどき」を売っています。

また、以前、リトルマーメードでも、似たようなパンを売っていました。

ただし、日本は湿度が高いため、同じ製法で作っても、オーストリアで食べるセンメルの食感は得られないようです。このあたりは、やむを得ないでしょうね。

ところで、はっぱさんから情報提供をいただいたスーパーで売っている「半生センメル」…非常に興味がありますね。でも、日本には持ってこれないでしょうね。残念、無念。

Posted by: オペレッタにはまっている男 | July 03, 2007 23:36

さきほど書くのを忘れましたが、スーパーなどで売っているのはみんな機械で作ったものですが、パン屋さんには職人さんによる手作業の「ハンドセンメル」があり、これがまた美味しいのです。お値段もちょっと高めです(といっても僅かですが)。

Posted by: おじゃまむし | July 04, 2007 02:18

初めまして。いつも楽しく拝見させて頂いております。
センメルといえば、まだこちらに来て間もない頃、周りの人が上手にナイフで半分に切っているのを見て驚いたことを覚えています。

まだ下の子が幼稚園だった時、遠足の度にシンケン入りセンメルを食べたと言うのを聞き、栄養は?と疑問に思ったことも・・・

スーパーの半生センメル、出たての頃珍しく思い、日本の両親に送ったことがありますが、美味しく食べられたようですよ。

個人的にはデュルンシュタインのパン屋さんで売っているちょっと小さめのセンメルが一番好きです。いつかお試しください。

Posted by: Lilie | July 04, 2007 16:03

Lilieさま、ご来場頂き、ありがとうございます。

こちら(どこが、「こちら」だかわかりませんね)にお住まいのようですが、肉屋さんに行くと、センメルにシンケンを挟んだ「調理パン」を販売していますね。

私も、昼食を軽めにすませない時などは、時々利用します。
肉屋のセンメルだからたいしたことはないと思っていると、意外と美味しいセンメルに当たることもあります。

>デュルンシュタインのパン屋さんで売っているちょっと小さめのセンメル

メモ、メモ。機会があったら(というか、機会を作って)試食しに行きたいと思います。

これからも、どうぞ、お気軽にお立ち寄りくださいませ。

しかし、センメルで、こんなに盛り上がるとは、思いませんでしたが、お好きな方が多いので、私も安心しました。

もっと、センメルの情報をいただければ、幸いです。

Posted by: オペレッタにはまっている男 | July 04, 2007 18:40

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 臨時更新 コンサート・エージェンシー・ムジカ倒産 | Main | やっぱり? 残念? ザルツブルク落選 »