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September 24, 2007

電柱の不思議

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京都で、日本では珍しい本格的な景観条例が施行されました。とくに、今まで野放し状態だった建物の高さや色について、民家も含めて規制がかかるようになったようです。しかし、相変わらず電線の地中化は義務づけられていないようなので、どんなに建物を規制しても、コンクリートの電柱や大量の電線が景観を台無しにしてしまうと思います。

さて、以前、ウィーンをはじめとする大都市では、「電線の地中化」が行われているため、空がすっきりしているというお話を紹介しました。

実際には、大都市以外でも景観を重んじる場所では、小さな町でも電線の地中化が行われているところもあります。

しかし、さすがに小さな町では、費用のかかる電線の地中化は難しいのが実情です。しかし、そんな地方都市でも、町中では日本のように電柱を見かけることは、ほとんどありません。

実は、電線の張り方にすばらしい工夫があるのです。写真が、その「答え」です。つまり民家の屋根に小型の電柱を取り付け、民家を実質的な電柱にしているのです。そして、民家の間を電線が渡っている…という訳です。そのため、道路には電柱は立っていません。もちろん、民家の距離がある場所については、電柱で間をつないでいますが、町の中心部は、意外と建物が隣接しているため、十分この方式で対応することができます。

当然、自宅屋根の「電柱」から、自宅に電気を引き込むことになります。
なかなかよいアイデアだと思いますが、一つ心配なのは、建物の建て替えや取り壊しの際です。さすがに取り壊しの際には、何らかの対策を考える必要があるとは思いますが、実際、そういった場面をみたことがないので、今後の調査テーマです。

なお、住宅の建て替えについては、日本のように頻繁に行われないので、意外と問題が少ないのかもしれません。

日本で、自宅の屋根に電線のポートを設置するということになったら、高さやデザインの問題などもあり、大もめになるでしょうね。

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