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October 29, 2007

侮れない狭軌鉄道

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日本では10月14日が「鉄道の日」なので、10月最後の更新は「鉄道の話題」にしました。

日本では、狭軌鉄道のことを、「軽便鉄道」と表現する場合が多いようです。ところが、こちらオーストリアで、「軽便鉄道」といったイメージで狭軌鉄道を利用すると、びっくりすることが多々あります。

日本の鉄道ファンにもおなじみのムールタールバーンは、現在、シュタイヤマルク州営鉄道に所属しています。旅客輸送は、ディーゼルカーとバス(道路を走ります)の両方で行っており、お世辞にも健全経営には見えません。

しかし、貨物列車なども運転されているようで、立派な貨車(日本のJR並)が多数配置されています。

一番驚くのは、実は線路かもしれません。写真のように、コンクリート枕木を積極的に使い、バラスト(砂利)も、日本のJR並と言っても良いでしょう。また、線路が強いてある路盤や橋も改良されている点も見逃せません。少なくとも、安全運行に必要なインフラには十分な費用をかけているように感じられます。

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このように、インフラ整備に力を入れているところは見事なのですが、如何せん、並行して走る道路(制限速度は一応80km/h)が完備しているため、利用者が少ないのが残念なところです。特に地元の乗用車は、制限速度を大幅に超えて走っていますから、Murau-Tamsweg間は30分ほどで走ってしまうと思います(鉄道の場合、比較的速度の速い定期列車でも1時間弱かかります)。

なお、日本の軽便鉄道に近いイメージの鉄道は、こちらでは「土木作業用軌道」(フェルド・バーン)と呼ばれる産業用鉄道かもしれません。

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