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December 08, 2007

またまた「ノルマ」

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時々、このブログにもご登場いただく「はっぱさん」は、今回、「ノルマ」を3回もご覧になるそうで、うらやましい限りです。私は、7日に、2回目を観ました。出演者は、ノルマの父役がIn-Sung Simに変わった以外は、前回と同じです。

同じ演目を何回か観ると、様々な視点で見ることができ、興味深いものがあります。当然、人間がやっている訳ですから、日によって調子の善し悪しもあります。また、お客様の反応も違いますから、興味は尽きません。

12月1日も、国立歌劇場のどこかに「はっぱさん」がいらっしゃったようで、ウィーンでは悪いことはできませんね(別に悪いことはしていませんが…)。

はっぱさんは、ご自身の日記でガランチャを高く評価されていましたが、確かに、私も正直、ガランチャがここまでやるとは思ってもみませんでした。今まで、ガランチャが出るオペラは何回か観ていますが、このようにすばらしいガランチャは、正直、始めてみました。日本流に言えば、「ノルマで一皮むけた」といった感じでしょうか。

また、グルベローヴァも、相手役がこれだけ気合いを入れてやってくると、良い意味で「燃えた」と思います。そういう意味で、一幕後半と二幕前半の、二人のデュエットが前回以上にすばらしいと感じました。

恐らく、今回のグルベローヴァとの共演が、きっとガランチャのキャリアに大きな影響を与えることになったと確信しています。残念ながら、国立歌劇場では、今後、2007/2008シーズン中のガランチャの出番はないようです。
しかし、来シーズン、きっと大きく飛躍した彼女にであうことでしょう。

一方、ホセ・クーラは気の毒だと思います(カーテンコールで、ブーがでていました)。というのは、一週間に準主役級を2本担当するのは、例え、ホセ・クーラでも厳しいと思います。実際、グルベローヴァ、ガランチャとも、今回は6日間間を置いての登板です。

ホセ・クーラとしても準備不足になる上、役作りに十分な時間を割くことができなかったと思います。とくにコンサート形式とは言え、グルベローヴァ、ガランチャとも、回を追うごとに役作りに気合いが入っているだけに、ホセ・クーラだけが取り残されてしまった感じがします。やはりプロである以上、自分自身が一番ふがいないと感じたと思います。

それにしても、一幕後半や二幕では、ノルマが出ずっぱりになるのですが、声の質を維持したまま、フィナーレまで持ち込む、グルベローヴァは本当にすごい!!

なお、7日はグルベローヴァの先生がいらっしゃっていたそうです(ご高齢の女性ですが)。

グルベローヴァさんも、今回は例の「守衛室サイン会」に応じてくれ、遅くまでファンの行列ができていました。

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Comments

カイロ在住の中野と申します。12月1日の「ノルマ」の後
出待ちにてお声を掛けさせていただいたものです。実は「はまった男」さんには2年前の3月「清教徒」で隣合わせになり「グルベローヴァさんが登場してくれて良かった!」など
お話したことがありました。その後「はっぱさん」にお会いして「はまった男」さんの外見の特徴を得て確信し今回お声を掛けた次第です。不躾な挨拶となり誠に失礼いたしました。
実は私達も2003年3月の「カヴァレリア・・」以来ガランチャを注目しておりますが、今回は本当に素晴らしかったですね。ところで来年3月「ナクソス・・」にガランチャが<作曲家>で出演するものと思っていましたが変更があったのでしょうか? 少々寂しいですね。

いつもブログを大変楽しく拝見しております。
「はまった男」さんのご活躍とご健勝をカイロからお祈り
しております。 中野正道・眞由美

Posted by: 中野正道 | December 10, 2007 08:17

先日は、突然でしたので、失礼いたしました。
その後、はっぱさんから、「中野様ご夫婦でしょう」と教えていただきました。
私も、コメントを読んで、ご一緒したことがあったことを思い出しました。

しかし、さすが、オペラに詳しい中野様。実は、私もシーズン当初、2008年3月の「ナクソス島のアリアドネ」にガランチャが出ることを年間プログラムで知り、実は、航空券の手配をすませてしまいました(他に、フォルクスオパーでも定番オペレッタが上演せれることもありますが)。

で、先日、ウィーン滞在中にガランチャの次回作出演の話になって、「3月は変わっちゃった見たいですよ」とはっぱさんに教えていただきました。がーん。ショック。

次のシーズン、ガランチャが何に出るかが、楽しみですね。ちなみに、はっぱさんと良く話題になるのが、「アルジェのイタリア女」を観てみたいね…という話です。

いずれにしても、ガランチャの来シーズンに注目したいと思います。

Posted by: オペレッタにはまってい男 | December 10, 2007 15:43

こらこら(笑) 本人のはっぱです。
本人のいないところで盛り上がってますねっ (^^)v

中野さま、最近、お声をかけていただけなくて、ちょっと淋しい限り。いつも「たかって」ばかりではないですから、どうぞ、気楽にご連絡下さい。

ガランチャはコンツェルトハウスのクリスマス・イン・ヴィエナで歌います。(クリスマス・ソング好きじゃないので私は行きませんけれど)
以前もリサイタルしたり、ウィーン交響楽団とベリオの歌曲集を演奏したりと、最近はコンサート活動にも力を入れている模様です。
これからが楽しみな歌手の一人だと思います。

来年の私の楽しみは、何といってもカプリッチオです(フレミング+シャーデ)!!! 6月のチケット、取れると良いな~。

1月のウエルテル、ヴィラソンがキャストに載っていますが、みんな「どうせキャンセルかも」と疑っているようで、安いチケットは売り切れですが、高いチケットは余っています。私も、ちょっと様子見です。

音楽オタク(失礼!)が集まって、こんなに楽しい交流が出来る事、オペレッタに嵌まった男さんにも、中野さまご夫妻にも感謝しています。
これからも、どうぞよろしく。

Posted by: はっぱ | December 12, 2007 02:10

おぉっー、はっぱさんにこちらで出会えるとは!
はっぱさんにどうやってご連絡しようかとサイトへ試みたのですが良くアクセスのしかたがわからず、思わず「エフタハ、シムシム!」(開け、ゴマ)と叫んだこと数知れず・・。
またウィーンに居りますときは連日コンサートを入れてしまい、はっぱさんに会えずおりますことをもどかしく思ってました。軽やかにウィーンの街を駆け抜けているはっぱさんを想像しておりました。(と、時には「スっ転ぶ」ことも・。
だ、大丈夫でしょうか!?)ぜひ来年お会いしましょう。
6月はこの時期は外せませんね。加えてスロバキア歌劇場のPコンヴィチュニーの「バタフライ」チケット手配もお願いするかと思います。ガランチャ情報も有難うございました。
嵌った男さま、6万件のヒット、お目出とうございます!
嵌った男さまのおかげで鼓吹された方々は私達同様数多く
世界にいらっしゃるかと思います。
これからのいっそうのご活躍をお祈りしております。


Posted by: 中野正道 | December 15, 2007 16:13

妙な盛り上がりを見せているようですが、中野さま。この時期、最新記事でご紹介しますが、ウィーンはEURO2008の真っ最中。町中、大変な騒ぎになっているように思います。

チケットがとれても、お宿が…ウィーン人の「はっぱさん」は、お宿の心配がないからいいなぁ。

Posted by: オペレッタにはまってい男 | December 16, 2007 10:39

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