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December 22, 2007

ヤマハのベーゼンドルファー買収が正式決定

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ウィーンでも話題になっていたオーストリアのプレミアムピアノ製造販売会社ベーゼンドルファーですが、ついに日本のヤマハが買収することが、正式に決まったようです。

12月21日に日本で発表された情報では、
1.ヤマハがBAWAG(色々と問題のあった銀行)からベーゼンドルファーの全株式の譲渡を受ける
2.株式譲渡時期については、法的な手続きを終えた後、2008年早期を予定
3.ベーゼンドルファーの製造拠点は、基本的にオーストリアに残す
となっています。

さらに、22日の新聞には、4年間で黒字化する、ベーゼンドルファーのピアノにヤマハ得意の自動演奏機能を付加した製品を開発する、アメリカ市場を開拓する…といったような構想も紹介されていました。
ウィーンをはじめとするオーストリアの皆様が、どのような意見や感想をお持ちになったのか、興味があるところです。

ところで、ベーゼンドルファーのピアノは、フランツ・リストの激しい演奏に耐え抜いたことで、多くのピアニストや作曲家の支持を得るようになったと言われています。

ところで、オーストリアでは、YAMAHAは楽器屋さんとしてよりも、バイク屋さんとしての方が有名な気がします(何と言っても、街中のバイクショップで、KAWASAKIと並んで、YAMAHAの文字をよく見かけます)。

いずれにしても、オーストリアの「老舗」だけに、オーストリアの皆さんが誇りを持てるような形で、再建できることを祈るばかりです。

このニュースの前には、ベーゼンドルファーの日本代理店である日本ベーゼンドルファー(株式会社浜松ピアノセンター)倒産が報道されていました。

同社は本社にベーゼンドルファーの各種ピアノをコレクションしていたようです。今回の倒産で、貴重なコレクションが散逸することが危惧されているとのことでした。

こちらも心配な話題です。

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Comments

ベーゼンドルファーをヤマハが買収したそうで、安心と不安が半々です。ANAグランドホテルの二の舞にならないように、ベーゼンドルファーの持つ独特の音色を維持して頂きたいですね。
日本で聞ける機会は少ないのですが、数年前に偶然新宿の角筈区民ホールで聞くことができました。
日本歌曲の伴奏でしたが、今までになくしっとりと声に交じり合う音色に、どこのピアノだろうとよく見てみたらベーゼンドルファーでした。日本のヤマハがベーゼンドルファーの音色を変えたら・・・・ウィーンに行けなくなりますね。

Posted by: どてら親父 | December 24, 2007 19:43

どてら親父さん、お久しぶりです。

>ANAグランドホテル
良い例を出されましたね。正に、その通り。
ヤマハですが、同社ではウィーンの古典楽器の保守なども行っているようですから、期待しましょう。

ただ、「黒字化」という事業目標があるため、どのように事業展開をするかが気になります。
しかし、個人的にはオーストリア側で買収に乗り出した企業は、元ベーゼンドルファー社員が立ち上げた会社だったので、こちらにも頑張ってもらいたかったところです。

Posted by: オペレッタにはまってい男 | December 24, 2007 20:04

ベーゼンドルファーを好んで弾くピアニストは、今は亡きフリードリヒ・グルダをはじめ、クラシック畑には結構多いようですが、つい先日亡くなったジャズ・ピアニストのオスカー・ピーターソンもその一人でした。

2003年にはベーゼンドルファー創立175周年を記念してムジークフェラインザールで行われたガラコンサートに出演しています。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1831232

オスカー・ピーターソンのご冥福をお祈りします。

Posted by: ys | December 26, 2007 13:03

ysさま、コメント、ありがとうございます。また、オスカー・ピーターソンの情報、ありがとうございました。

ベーゼンドルファーのピアノですが、クラシック以外でもファンが多いらしいですね。

ウィーンの「老舗」だけに、今後の動向が注目されます。

Posted by: オペレッタにはまってい男 | December 27, 2007 08:50

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