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December 16, 2007

番外編 森野由みさんのサロン・リサイタル

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さて、今日は「番外編」です。
先日、ウィーンで北九州出身のソプラノ歌手、森野由みさんとお会いする機会がありました。その時、いったん日本に戻り、コンサートを行うというお話を伺いました。

ご出身地が北九州ということで、九州方面での活動が多いのですが、12月15日、東京で「ウィーンの歌とオペレッタ」と題したサロン・リサイタルのご案内を頂きました。
という訳で、表題が表題なので、出かけてきました。今日は「番外編」として、その模様をお伝えしましょう。

会場は、東京千駄ヶ谷にある二期会会館の第一スタジオ(本来は二期会の皆さんが、オペラの練習などをする会場のようです)でした。

会場に行って、意外なことに「通好み」の選曲でした。私などは、喜んでしまう内容です。ちなみに当日、披露された曲は「ウィーンでは、みんなそう歌うもの」(ヨハン・シュトラウス)、「こんな素敵な日には」(シュトルツ)、「故郷」(シュトレッカー)、「ワルツこそは私の愛の歌」(シュトルツ、これは、オペレッタ「白馬亭にて」に出てくる有名な歌で、私が好きな歌の一つです)、「チャルダッシュ」(レハール)、「私の故郷は山の中」(カールマン、おなじみオペレッタ「チャールダーシュの女王」の冒頭、シルヴァが歌う名アリア)、「私の夢の王子様」(オスカー・シュトラウス)、「私の唇、そして接吻は熱し」(レハール、こちらもおなじみのオペレッタ「ジュディッタ」でジュディッタが歌う名アリア)でした。アンコールとして、ウィーン情緒あふれる「ウィーンわが夢の町」と、クリスマスシーズンに合わせて賛美歌106番「グロリア」が披露されました。

オペラにも出ていらっしゃるということで、歌うときの表情の作り方など、なかなか魅せるものがありました。
ところで、ピアノ伴奏は、森野さんがウィーン留学時代に、学校でたまたま知り合ったという志茂貴子さんでした(出会いのエピソードも披露されました)。

「皆さんに気軽にウィーン情緒を楽しんでもらいたい」という森野さんの要望があったようで、休憩には森野さんがウィーンから持ち帰ったシュトレーンとカフェーが振る舞われました。

観客は違いますが、雰囲気としては、ウィーンの公共施設で時々行われる「地域の方を対象としたリサイタル」に似ていました。恐らく、森野さんも、このあたりを念頭に置いて、運営を考えられたのだと思います。
歌の途中には、楽曲の紹介だけではなく、ウィーンにまつわるお話などもあり、楽しい一時を過ごすことができました。

森野さんと志茂さんは、ディアンドル姿で登場し、ディアンドルの紹介などもされていました。ファッションのお話は、女性のお客様には好評だったようです。

ちゃんとしたコンサートやリサイタルも良いですが、このように皆さんが気軽に集まって、すばらしい音楽に一時耳を傾ける…こういったサロンコンサートが増えてくると、日本の音楽文化ももっと成熟するだろうと思います。
ちなみに森野さんは、意外とレパートリーが広く、夏にはチロル地方で開催される音楽祭で、ワーグナーのオペラにも出演されているそうです(これも興味がありますね)。

なお、森野さんは、2008年2月24日(日曜日)、東京のJTアートホールで「ウィーンからの贈り物」(良いタイトルですねぇ Was mir Wien Schenkt…)という本格的なリサイタルを行うことが決まっています。伴奏は、今回と同じ志茂さんです。マチネなので、関東地方の方は、足を運んでみてはいかがでしょうか。

※森野さんへ 写真が下手で申し訳ありません。

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