幻のホイベルガー作「メリーウィドウ」
実際、「オペラ舞踏会」を観ると、曲の多くがメロディーラインのきれいなワルツになっているので、「お馬鹿な騎兵さん」のようなリズムを持った曲を創り出すのは難しかったと思います。実際、ホイベルガー自身もできあがった曲に納得できず、当然、依頼主も失望し、レハールに白羽の矢がたったというエピソードがあるようです。つまり、レハールは代役だった訳ですね。
依頼主のレオンが妥協せず、代わりの作曲家を捜した結果、名作「メリーウィドウ」が誕生した訳ですが、もし、このままホイベルガーの作曲で上演していたら、どうなっていたでしょうか。
もしかしたら、今頃は上演されることもない「幻のオペレッタ」になっていたかもしれません。作曲家の交代が名作を生んだというのも皮肉なものです。



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