謎のキャバレー・こうもり
2008年最初の記事は、お正月にふさわしいキャバレー(カバレット)の話題です。
ウィーンには、オペレッタの作品名にちなんだお店を時々見かけますが、先日、旧市街で「CABARET FLEDERMAUS」なるお店を、やっと見つけました。朝っぱらだったので、もちろん営業はしていませんが、「ウィーン流キャバレー」(カバレット)ですね。そう、日本のおじさま達がお好きな「怪しげなお店」ではありません。いわゆる「小劇場」です。
山城 薫氏の著書「ウィーン便り」にも、キャバレーに関するエッセーがありますが、それによると基本的には、一人で楽器を演奏し、歌い、お芝居もするといった公演内容です(内容そのものも、時事ネタだけではなく、古典の一部を引用したりするそうです)。そのため、舞台に立つ芸人さん(キャバレティスト)は、オペレッタ歌手以上のマルチパフォーマーだそうです。日本の寄席に近い雰囲気があるようですが、ウィーン人でないと、理解できないギャグやパフォーマンスがあるようです。
オペレッタもお芝居に部分でアドリブが連発されると、残念ながら、私もついて行けないことが多々あるのですが、こちらのキャバレーは、オペレッタに輪をかけたようなアドリブ大会。しかも、相手は地元ウィーンのお客さまなので、ウィーンなまりのマシンガントーク…ウィーン在住の山城氏ですら、「いすを暖めるだけ…」と記述されていますので、観てみたい気はしますが、尻込みしてしまいます。
最近では、ORFのインターネットラジオで、時々キャバレーの公演を放送しているので、雰囲気を味わうことはできます。放送を聴いている限りでは、ものすごい盛り上がりです。オペレッタどころの騒ぎではありません。一つには、若い観客が多いことも影響しているのかもしれません。口笛を吹き鳴らして、カーテンコールをしているようです。うーん、すごい。
ここ「キャバレー・こうもり」でも地元密着のパフォーマンスを日々展開していることでしょう。しかし、同時通訳をしてもらっても、笑うタイミングはずれちゃいますしねぇ。
今度、どなたかを誘って、キャバレーのレポートをお届けしたいものです。
なお、ウィーンのCDショップなどでは、オペレッタ、オペラと並んでキャバレーのコーナーがある位なので、熱心なファンが多いことがわかります。
ところで、別の日には、今、フォルクスオーパーで、バレエとして上演している「Max und Moritz」という名前の飲食店も見つけました(こちらは、普通のレストランだったので、悪ガキがたむろしていそうな店ですね)。



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