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February 21, 2008

GENERALPROBEこぼれ話

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何でも省略するのが好きな日本人は、「ゲネプロ」と行っている舞台稽古があります。過去、フォルクスオーパーで「クーハンデル」のゲネプロを見たことがありますが、今回、幸いにも2月23日にプルミエを迎える「微笑みの国」のゲネプロに潜り込むことができました。

もちろん、「潜り込む」とは行ってもチケットが必要なので、ウィーン在住の「ある方」に頼み込んで、無料のチケットを手に入れていもらいました(写真がその現物、一部加工してあります)。

Generalprobeは、実際には色々な種類があるようなのですが、私が見たのは、「プレス用の通し稽古」にあたるものです。つまり、新聞や雑誌に掲載する、テレビなどで放送するための写真やビデオを撮影するために開催されているもののようです。そのため、舞台装置は、衣装も含めて、本番と全く同じでした。プルミエの二日前に行うゲネプロに関しては、おおむね同じ趣旨で開催されることがよくわかりました。

前回の「クーハンデル」では、6割程度の埋まり方でしたが、今回はほぼ満席でした(それにしても、皆さん、どこでチケットを手に入れるのでしょうね)。

前回同様、平戸間席の中央、前から3列目までは、カメラマン席となっており、プレス用もしくは広報用のスチール写真を撮影していました。

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また、ビデオカメラも入っており、撮影を行っていました。さらに、中央の10列目付近に、録音用のミキサーコンソールが仮設されていた点です。実際、オーケストラピットにもマイクがたくさん立てられており、本格的な録音をしている様子がわかります(そういえば、フォルクスオーパー内で上映しているビデオは、このタイミングで撮っているのでしょうね)。最後の「通し稽古」だと思いますが、楽団員は私服でした。
「微笑みの国」の内容面については、プルミエ終了後に改めて、ご紹介したいと思いますが、ゲネプロならではの話題から…

○指揮者が観客にお願い?
「微笑みの国」は三幕ものですが、一幕と二幕の長さが中途半端なため、休憩を取るタイミングが難しいオペレッタです。理想的には「こうもり」のように二回休憩を入れれば良いのでしょうが、そうすると上演時間が長くなってしまいます。そこで、今回は、二幕を二つに分けて、二幕前半終了後に休憩が入りました(二幕前半は、スー・ホンが四人の妻と結婚式を挙げる場面まで)。ところが、一幕が終わったところで、休憩が入ると思っていたお客さまが多かったようで、暗転中の雑談がとまりません。ついにしびれを切らした指揮者が、客席に向かって、「シーッ」という合図を送るはめになりました。しかも、一回では雑談が収まらず、二回やっていましたね。これには、びっくり。

○カーテンコールはなし
通常の公演では、カーテンコールも楽しみの一つですが、ゲネプロの場合は、カーテンコールはありません。そのため、「私たちはただ微笑むだけ、それがみほとけの教え」という名アリアをスー・ホンが歌うドラマチックなエンディングで、幕が下りると、本当にそれで終わりでした。まぁ、通し稽古ですから、しょうがないですね。

○リラックス気分の客席
今回、二階席だったので、一階席のカメラマンの様子がよく見えましたが、皆さん、デュエットの場面などでは、立ち上がって写真を撮っていました。通常、「ゲネプロ」の場合、指揮者が途中で演技や演奏を止めて、指導するケースもあるようです。この、この場合は、指揮者が観客に対して厳しく注意を行うこともあると聞いたことがあります。その点、今回の「ゲネプロ」は、先ほどの二幕スタートに代表されるように、観客席にはリラックス気分が漂っていました。
また、お客さまの中には、子供さんをつれている方が結構いらっしゃいました。学校はズル休みかな? さて、本番が楽しみな「微笑みの国」です。
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