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March 29, 2008

ミスター・オペレッタの共演

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今シーズン、たびたびルドルフ・ビーブル氏が、フォルクスオーパーで指揮を執るようになりました。

先日もルドルフ・ビーブル氏が振る「メリーウィドウ」を観る機会がありました。さすがにウィンナ・オペレッタを知り尽くしている同氏らしく、譜面台には楽譜がありません。つまり、暗譜でふっているわけです。

また、舞台の進行状況に合わせて、タイミングをとりながら演奏を指揮する姿は、本当に見事です。指揮者の近くだったので、よく見えましたが、一部は口ずさみながら指揮をしているようでした。

指揮棒は使わず、手のひらの動きで、微妙なニュアンスを指示しているようです。うぅーん、老練な指揮者らしい。また、楽団員からも慕われているようで、皆さん、楽しそうに演奏していました。レハール、独特の小節などを見事に再現していましたね(当たり前か)。まさにミスター・オペレッタと言っても良いでしょう。

いつまでも、お元気でオペレッタを振っていただきたいものです

さて、当日ですが、フ「メリーウィドウ」に、こちらにもミスター・オペレッタが登場しました。そう、ハロルド・セラフィンさんがゼータ男爵役で起用されました。指揮はルドルフ・ビーブル氏だったので、メルビッシュ・コンビの再現です

メルビッシュの場合、マイクがあるので、声の衰えはカバーできますが、フォルクスオーパーの場合、「生」ですから、そうもいきませんね。さすがに、お歳のためか声は衰えているものの、存在感は抜群です。舞台にいらっしゃるだけで、オペレッタがより魅力的になります。何気ない仕草にウィーン情緒が感じられました。また、ロベルト・マイヤーとセラフィンさんの共演も、楽しかったですね(何となく、お互い意地の張り合いみたいな雰囲気がありましたね。もちろん、良い意味のですが…)

なお、当日は、フォルクスオーパーでは少なくなった「歌って踊れる歌役者」マルティナ・ドラークがベラシェンヌに起用され、カンカン・ソリストを演じていました。彼女は、バレリーナなみの踊りを披露しつつ、歌も上手なので、私の好きな歌手の一人です

なお、ダニロ役はMathisa Hausmann、ハンナ役はElisabeth Flechlでしたが、Mathisa Hausmannは歌はだいぶうまくなりましたが、如何せん、雰囲気がねぇ。個人的には、ダニロ役はKurt Schreibmayerの方が好きですね(贅沢なFeri)

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この他、脇役ではありますが、存在感のあるおばさまMirjana Irosch(「伯爵令嬢マリッツア」のタシロの叔母がはまり役)も登場していました。Mirjana Iroschも舞台に立っているだけで、存在感があり、場の雰囲気を盛り上げています。実は、オペレッタの場合、オペラ以上に脇を固める歌手陣が重要な鍵を握るのですね。

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