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March 22, 2008

番外編 ウィーン室内合奏団 特別演奏会

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さて、今日は久しぶりの「番外編」ですheart02

ウィーン室内合奏団(Wiener Kammerensembele)の来日公演が、3月12日から21日にかけて行われました。普段、室内合奏団系の演奏会にはあまり顔を出さないFeriですが、今回、ご招待を受けたので、観てきましたfree

ご存じの方も多いと思いますが、ウィーン室内合奏団は1970年に故ゲアハルト・ヘッツェルが、ウィーンフィルのメンバーに声を掛けて結成した楽団です。1992年にゲアハルト・ヘッツェルが不慮の事故で亡くなってからは、ヨゼフ・ヘルが後任を務めています。また、メンバーについても、何度か交代しています。

今回来日したメンバーは、ヨゼフ・ヘル(第一ヴァイオリン)、純ケラー(第二ヴァイオリン)、トバイアス・リー(ヴィオラ)、タマーシュ・ヴォルガ(チェロ)、ヘルベルト・マイエル(コントラバス)、ゲラルト-アロイス・バッヒンガー(クラリネット)、ミヒャエル・ウェルバ(ファゴット)、エリック・ターヴィリガー(ホルン)という8名でした。

ウィーン室内合奏団に関するエピソードで興味深いのは、かつてオーストリア大統領がスペインを公式訪問した際、スペイン国王夫妻をお招きした答礼演奏会に登場したことがあるそうです。大統領訪問国に「お土産」として、演奏を持って行けるところが、オーストリアのすごいところですね。

東京では紀尾井ホールが会場となったのですが、3月20日には、通常の演奏会(こちらはマチネ)の他に「特別演奏会」が催されました。

この「特別演奏会」は、同カンパニーを招へいしているNBS(財団法人 日本舞台芸術振興会)が主催したものです。NBSは、ウィーン・フォルクスオーパーやウィーン国立歌劇場、ミラノスカラ座、バイエルン国立歌劇場、ベルリン国立歌劇場などの来日公演を一手に引き受けている団体としても有名です。

さて、今年は「ウィンナー・フェスト2008」と題して、ウィーン・フォルクスオーパーとウィーン国立歌劇場が来日しますが、この両カンパニーの来日公演チケットをまとめて購入した「会員」(都合6公演分をまとめて事前予約購入した人)を対象とした特別演奏会(ガラ・イブニング)でした。なお、NBSでは、過去、数年にまたがるオペラフェスティバル会員も募集しており、その皆さまも来場されたようです。

「ウィンナー・フェスト2008」の会員になるにも6公演分を前払いするため、かなりの金額になります(実際には、割引になりますが)。そのため、熱心なオペラファン以外、申し込まないと思います。当然、特別演奏会のご来場者も、そのような熱心なオペラファンばかりでした。そのため、通常の演奏会とは、雰囲気も若干異なりました(ちなみにFeriは、このようなクローズドの演奏会に行ったのは初めてでした)。

当日、演奏された曲目はモーツァルトの「ディベルティメント 変ロ長調 K.137」、クライスラーの「弦楽四重奏曲 イ短調 Op.122」、リヒャルト・シュトラウスの「バラの騎士 組曲よりワルツ」、休憩を挟んで、ヨハン・シュトラウスの「ジプシー男爵より 入場行進曲 いざ、ともに戦いに」、ランナーの「ワルツ 求婚者」、ヨハン・シュトラウスの「ポルカ トリッチ・トラッチ」、「エジプト行進曲」、「無窮動」、「皇帝円舞曲」、「狂乱のポルカ」でした。

ウィーンフィルのメンバーが多いだけに、モーツァルトやシュトラウスなどの演奏はお手のものです。また、お客さまの鑑賞姿勢もすばらしく、拍手のタイミングなども絶妙でしたhappy01

おもしろかったのは、休憩時間で、通常の倍、40分間の休憩がありました。そして、「特別演奏会」らしく、主宰者側からアルコールを含む各種ドリンクのサービスがありましたwine。ガラ・イブニングなので、“オペラをはじめとする音楽談義、ウィーン談義に華を咲かせて下さいね”という粋な配慮です。ただ、日本人の場合、このようなパーティは慣れていないので、どうしても身内だけで集まって、盛り上がってしまう傾向があるのが残念でしたが…皆さんのお話が耳に入ってきてしまうのですが、オペラ通の方が多いようでした。

また、会場ロビーには、かつてNBSが招へいしたカンパニーから寄贈されたオペラ衣装が数点、展示されていました。当然、この衣装を観て、皆さんも盛り上がっていましたね。何となく、ウィーン国立歌劇場のロビーのような雰囲気を醸し出していました。

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ちなみに写真の衣装は1996年にフィレンツェ歌劇場来日公演で上演された「ランメルモールのルチア」で、グルベローヴァが着用したルチアの衣装です。余談ですが、2008年はグルベローヴァのオペラ・デビュー40周年になるそうです。それにしても40年間、第一線でオペラを歌う…本当にすごい歌手ですね。まさに、女王さまですcrown

さて、Feriも今年の来日公演が、今から楽しみですheart02

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Comments

Feriさん、こんにちは。

私もウィーン室内合奏団の公演に行って参りました。
もちろん、通常公演でしたが。

個人的に楽しみにしていたのは、ニューイヤーでもプルトを組んでいた
ヘルさんとケラーさんの演奏でした。
二人とも音楽の方向性がぴったりで魅せられました。
ケラーさんが2nd Vnとしてヘルさんに寄り添う様子は素敵でしたね。
ケラーさんは、来年のニューイヤーが終了次第、
Duoで来日されるとのこと、新たな楽しみが増えました。

お礼が遅れましたが、その節はありがとうございました。
交渉の結果、チケットはザルツブルグのホテルに
責任を持って届けていただくことになりました。

ただ、すでに音楽祭シーズンのホテルは予約で一杯です。
旧市街に泊まりたかったのですが厳しそうです。
何とか予約できないものかと思っているのですが。。。

Posted by: ウィーン初心者 | March 24, 2008 at 04:16 PM

ウィーン初心者さま、東京でご観覧でしたら、プログラムAかBですね。Bはモーツァルトとシューベルトでしたね。

やなりモーツァルトなどは、お得意の楽曲でしょうから、やはりいい音色をだしていましたねnotes

さて、チケットの件、良かったですね。ホテルに関しては、現地の旅行会社が枠を持っている可能性もあります(当たり前ですが、Webサイト等では満室でも、旅行会社経由でリクエストをかけるととれることがあります)。
もし、現地の旅行会社に当たっていたら余計な話ですが…

直前になると、出てくることもあるので、できればリクエストをかけておかれたらどうでしょうかね。

余談ですが、最近、メルビッシュ近郊のホテルもオペレッタシーズン中は、本当にとれなくなりましたweep

ただ、実際に現地に行ってみると、何てことはない。空いているhotelがある…ということもあります(ただし、これは夜の予定が決まっている場合、精神的に良くないですね)。
で、今年は、1月に8月のホテルの予約を入れました(それでも、即決ではなく、調整後の連絡でしたがsad)。

Posted by: Feri | March 24, 2008 at 04:33 PM

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