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March 25, 2008

オペレッタのようなカフェ

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今日は、ウィーンのカフェにまつわるお話です

最近は、ウィーンでもアメリカ系のカフェ(というかコーヒーショップか)が増えてきましたが、やはり伝統的なカフェには「ウィーンらしさ」がありますね。実際、新聞を片手に、のんびりと過ごしているおじさんや、お話に興じているおばさんをよく見かけます。

ウィーンに行った方ならばおわかりのように、カフェといっても食事もとれるところが大多数で、かつ深夜まで営業しているところもあるので、利用者も多いのでしょう。

ところで、Feriは、普通、オペレッタやオペラを観るとき、観劇前に夕食をとらない主義です。

理由は、上演中、眠くなってしまう可能性があるためなのですが、本音は、お開きになってから軽く一杯やりながら観劇の余韻を楽しむことが好きだからです。とくに、知り合いの方と一緒に観た場合は、音楽談義に花が咲くので、舞台がはねてからのカフェでの一時は、「至高の一時」と言っても良いでしょう。

また、こういったカフェに時々、先ほどまで舞台に立っていた歌手がやってくることもあります。それも、ごく普通に…(この時も、フォルクスオーパーに今日出演していたKurt Schreibmayerがご友人と一緒に来店され、を飲みながらご歓談されていました)。

さて、先日、オペレッタがはねてから、フォルクスオーパー近くの某有名カフェに、オペレッタをご一緒したYさんと入ったときのお話です(前置きが長いですねぇ)。

その日も、開演前は食事をしていなかったので、私は白ワインとブルストをオーダーしました(余談ですが、日本と違って、カフェにアルコールがしっかり置いてあるところが、たまりませんなぁ)

小一時間ほど、今観たオペレッタの話題(つい出演した歌手や演出の品評をしちゃうのですね)や音楽の話で盛り上がってから、お会計ということになりました。

ウエイターを呼んで、会計をしていると、そこへ、先輩のウエイターが通りかかりました。

先輩ウエイター曰く、“あれ、お客さんのテーブルクロスにシミがついているなぁ。これはお客さんからクリーニング代として○ユーロ頂かないとね。○○君”
会計を担当した若いウエイター君も、これに応えて“先輩。そうですねぇ”

実は、私がブルストを食べているときに、グーラッシュのソースをちょっとテーブルクロスの上に垂らしてしまったのです。そのシミを先輩が見つけたのです。もちろん、先輩ウエイターは冗談で言っているのですが、今の日本だったら、お客さまが逆ギレしかねませんね。

もちろん、ウエイターも相手を見て言っているのは、言うまでもありません(ということは、冗談がわかる「ウィーン風の2人組」と思われたのでしょうかね)

半分まじめな顔で、お客さまに冗談を言っているウエイターを見て、ふと、オペレッタの一幕を観ているような感じでした。実際、オペレッタのお芝居には、このような冗談が多いですよね。まさしく「オペレッタのようなカフェ」です。

この時は、思わず、ご一緒したYさんと大笑いしてしまいました。そして、会計をお願いした若いウエイター君には、ちょっぴりチップをはずみました。

日常生活の中にもオペレッタのようなウィットに富んだ会話があるウィーン。こんなウィーンにFeriは、ますますはまっていくのでした

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