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March 19, 2008

電車の中の「非常用ハンマー」

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今日は、乗り物のお話です

日本でも電車の中には、乗務員への非常通報装置や緊急停止ボタンが設置されています。また、最近では列車の中も物騒なので、“何か緊急事態が発生したら非常通報装置を使って欲しい”といった案内も行われることがあります。

さて、写真はウィーン市内を走る地下鉄U6の車内で見つけた緊急停止装置です。ご存じの方も多いと思いますが、U6で使用されている車両は、他の路線と異なり路面電車型車両を使用しています。現在は、低床式の新型にだいぶ転換されてきましたが、それでも形は路面電車スタイルです。

この緊急停止装置ですが、下のハンドルを引くと非常ブレーキがかかる仕組みです

で、上の方を見ると、非常ブレーキのハンドルを引くと外れる「非常用ハンマー」が取り付けられていることがわかります。

このハンマーは、緊急時、車外に脱出する際、窓を割るために使用するものです。というのは、ヨーロッパの鉄道車両は窓が全部開かない車両が多いため、乗客が緊急脱出する際には、窓を破るか、窓を外す必要があります(実際、レバーで窓がそっくり外れるようなシステムを採用している車両もあります)。もちろん、ドアからも脱出はできると思いますが、如何せん、ドアの幅が狭いですから、速やかに脱出する際には、窓を破ることも考慮されているのでしょう。この非常ブレーキハンドルを下に引くと、非常用ハンマーのロックが外れるようになっているみたいですね。

「先端部が尖ったハンマー」で、これを窓ガラスに打ち付けることで、ガラスを破る訳です。基本的には、バスや自動車などにも搭載されているものと同じです。

そういえば、日本では、この手のハンマーを搭載した鉄道車両は見たことがありません。これも基準の違いなのでしょうか。

ところで、余談ですが、先日、ウィーン市内から空港までバスを利用した時、ふと天井のサンルールが目にとまりました。実は、このサンルール、単なる「光とり」だけではなく、万が一、バスが横転した場合の脱出口を兼ねているような表示がありました。なるほど、確かに横転した場合、上側の窓まで這い上がって脱出するのは大変です。横転時は、屋根のサンルールは横に来るので、脱出には便利かもしれません。もちろん、空港連絡バスにも目立つところに「非常用ハンマー」が設置されていました

まぁ、このハンマーにお世話にならないことが、一番ですが…

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