電車の中の「非常用ハンマー」
で、上の方を見ると、非常ブレーキのハンドルを引くと外れる「非常用ハンマー」が取り付けられていることがわかります。
このハンマーは、緊急時、車外に脱出する際、窓を割るために使用するものです。というのは、ヨーロッパの鉄道車両は窓が全部開かない車両が多いため、乗客が緊急脱出する際には、窓を破るか、窓を外す必要があります(実際、レバーで窓がそっくり外れるようなシステムを採用している車両もあります)。もちろん、ドアからも脱出はできると思いますが、如何せん、ドアの幅が狭いですから、速やかに脱出する際には、窓を破ることも考慮されているのでしょう。この非常ブレーキハンドルを下に引くと、非常用ハンマーのロックが外れるようになっているみたいですね。
「先端部が尖ったハンマー」で、これを窓ガラスに打ち付けることで、ガラスを破る訳です。基本的には、バスや自動車などにも搭載されているものと同じです。
そういえば、日本では、この手のハンマーを搭載した鉄道車両は見たことがありません。これも基準の違いなのでしょうか。
ところで、余談ですが、先日、ウィーン市内から空港までバスを利用した時、ふと天井のサンルールが目にとまりました。実は、このサンルール、単なる「光とり」だけではなく、万が一、バスが横転した場合の脱出口を兼ねているような表示がありました。なるほど、確かに横転した場合、上側の窓まで這い上がって脱出するのは大変です。横転時は、屋根のサンルールは横に来るので、脱出には便利かもしれません。もちろん、空港連絡バスにも目立つところに「非常用ハンマー」が設置されていました![]()
まぁ、このハンマーにお世話にならないことが、一番ですが…



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