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March 01, 2008

てんやわんやの生徒さん特別鑑賞日

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ウィーンでは、課外活動の一環として、オペレッタやミュージカルを鑑賞することもあるようです。以前、フォルクスオーパーで「こうもり」のマチネが行われたことがあります。その際も、実は、観客の大多数が生徒さんだった…ということがあります

さて、2月後半、フォルクスオーパーで不思議な現象が発生しました。というのは、ミュージカルの「アナテフカ」(屋根の上のバイオリン弾き)だけ、全く席が空いていないのです。発売日当日、Culturallのサイトにアクセスしても、席が取れないことがありました(Sさん、予備の席でごめんなさいね)。

以前、このブログでもご老人招待日の話題(12月1日にご紹介しました)をご紹介したことがありますが、開演時間が18時で、終演が20時45分と、通常よりも1時間繰り上がっていることからも、「何か特別な団体」が入っていることが予想されます。

ところが、面白いことに、一部の日程では、公演日が近づくにつれて、Culturallのサイトで「新しく」残席が出てくるようになりました。Feriも、この新しい残席のおかげで、やっとまともな席のチケットを入手することができました。

当日、劇場に行ってみると、その理由がすぐにわかりました。今度は、学校の生徒さん特別鑑賞日だったのです。学校単位で、先生に引率されて生徒さんのグループが集まっています。中には、劇場入り口で、先生が集合写真をとっているグループも散見されました。その後も、バスで続々と生徒さんが押し寄せてきます。

実際、席について劇場内を見渡してみると、8割以上が生徒さんとその関係者(先生など)で、一般のお客さまはごくわずかでした。

そのため、開演前の客席が騒がしいこと。まるで、学校のようです。劇場内が暗くなり、いよいよ開演となっても、おしゃべりが止まりません。そのうち、誰かが“しーっ”という合図を始めたら、それが伝染して、今度は客席内で“しーっ”の嵐(これは、世界共通なのでしょうかね)。

ある程度、客席が静かになったタイミングで、指揮者のMichael Tomashekがタクトを振り出しました。なお、ドイツ語版上演なので、地元の子は困らないようです(今日は英語字幕もありませんでした)。

フォルクスオーパーの「アナテフカ」は二回目なのですが、面白いのは、普通は受けない(沸かない)場面で、客席から反応が出ることです。これは、子供さんと大人では、感受性が違うところからくるのだと思います。

また、反応も、かけ声、拍手、口笛と、それは賑やかなこと。カーテンコールの際は、まるでロックコンサートのような乗りでした

お開きの後、ロビーを見ると、写真のような状態です。ロビーで先生が人数確認をしているため、なかなかロビーからお客さまが出ないのですね

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生徒さんの波をかき分けて、表に出ると、送迎用のバスは10台近くいました(Feriが出たときには、すでに出発しているバスもあったので、正確な台数はわかりません)。また、一部は路面電車でやってきたグループもあるようで、そちらは先生に引率されて、停留所に向かっている姿も見られました。

ところで、ふと気になった点が一つ。実は、同じ学校でも席が一つの場所に集められていないようなのです。平戸間の前方の子もいれば、三階の子もいるようです。この席割りはどのようにして決めているのでしょうね。実際、料金カテゴリーも違うわけなので、非常に興味があります。まさか、くじ引き…ということはないでしょうね。

今の日本だったら、親が黙っていないような気がします。絶対、“何でうちの子は、悪い席なの!!というクレームが入りそうです。最も、親の負担金額によって、子供の席が違うのならば、納得できると思いますが…

それにしても、普通、学生さんや生徒さんを中心にした公演の場合、貸し切りにして、一般のお客さまに残券をはんばいしないと思うのですが、さすが、ご商売熱心なフォルクスオーパーという感じがします

とにかく、賑やかなミュージカル鑑賞となりました。なお、「アナテフカ」そのものの記事は、改めてご紹介したいと思います。

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