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July 21, 2008

ご予約席はこちら

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7月7日のブログで、バーデン市立劇場の「小鳥売り」をご紹介しましたが、今日は関連した話題です。

夏期に使用される劇場は、屋根が空いているとは言え、どうしても中が暑いため、開演前や幕間には、表に出て一休みするお客さまが多いようです。また、バーもエントランス内の他、エントランス前の広場に仮設のワゴンが出ていました。

7月上旬と言えば、日の長い時期。開演前などは、まだ明るいのですが、皆さん、三々五々、劇場に集まり、ゼクトを傾けながら楽しそうに談笑していました 。ウィーンの中心部から、電車でも1時間足らずのバーデンですが、明らかに時間の流れが違うように感じられました。特にご年配の皆さまが、 グラスを傾けて談笑している姿は、「絵になる」光景ですね。

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Feriは、オペレッタやオペラそのものも大好きですが、幕が開くまでの「劇場での一時」というのも好きです。これから、始まるオペレッタやオペラに思いをはせる時間でもありますね。特に同行者が居ると、この時間は最高に楽しい時間になります

実は、この「幕が開くまでのアプローチ」が、日本国内では、今ひとつ…なのですが…まぁ、このお話は止めておきましょう

さて、ウィーン国立歌劇場などの劇場では、バーやビュフェで予約をしておくと、幕間には飲み物や軽食をあらかじめ準備し、テーブルにセットしておいてくれます。グループの場合には、予約を入れておくと、列に並ぶ必要がないため、休憩時間を有効に使うことができますね。当然、飲み物がセットされているテーブルには「予約席」のプレートが載っています

で、バーデンの劇場に話は戻りますが、ここにはバーはありますが、いわゆるビュフェはありません。そのため、テーブルや椅子がありません。当初、Feriは、“このように狭い場所だから予約のシステムはないのだろうな”と思っていました。幕間に、暑いので外に出て、ビアで咽を潤しているとき、エントランスの壁の上にゼクトのグラスがきれいに並んでいる光景が目に入りました。当初は、飲んだ人が、冗談半分でグラスをきれいに並べたのだと思っていました。

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が、近づいてみると「Reserviert」のプレートが立っているではありませんか。つまり、ここの壁が予約席だった…という訳です。

これには、Feriもびっくりしましたが、なかなか粋なことをするものだ…と思わず感心してしまいました。こんなウィットに富んだ対応が、オーストリアらしいですね

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