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July 23, 2008

アン・ディア・ウィーン劇場 四方山話

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「ルイザ・フェルナンダ」を観るために、先日、初めてアン・ディア・ウィーン劇場を訪れましたが、今日は劇場の印象をお伝えしましょう。

写真などでは、以前から見ていたのですが、劇場のファザードは「普通のビルディング」であるにもかかわらず、中は立派な歌劇場仕様。このギャップには、やはり驚かされます

また、実際に訪問するまでは、フォルクスオーパークラスの劇場かと思っていましたが、実際にはもっと小さいので、驚きました。小さい劇場ですが、オペラショップもありましたが、ここを運営していてのは、何と国立歌劇場でおなじみのアルカディア。当日は、すでに国立歌劇場のシーズンが終わっていたためか、いつも国立歌劇場の売店で活躍している「おばさま」ががんばっていました。私がドミンゴの写真を物色していたら、“おっちゃん、また来たね”といった感じで、応対を受けました。

劇場入り口の右側には本格的な レストランがあるので、開演前やお開き後などには、ここでお食事をしている人を多数、見かけます。また、ロビーが狭いため、夏期はエントランスのところにワゴンを出してゼクトなどを販売していました。

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劇場内のビュフェは、実は地下1階にあります。階段を下りていくと、意外と広いスペースが現れます。カウンターは一カ所ですが、ゼクトやビア、ワイン、ソフトドリンク、さらにカナッペなどを販売していました。ただ、地下なので窓がないのが難点でしょうか。

劇場内の方ですが、さすがに古い劇場だけあって、照明装置を取り付ける専用スペースがないらしく、バルコンの壁に金具で照明装置が取り付けられていました。さらに、舞台上部にも照明装置がつり下げられていたのですが、その結果、印象的な紋章が見えなくなってしまったのは、残念です。

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三層からなるロジェですが、楽友協会大ホールを思わせる彫刻の入った柱が印象的ですね。また、国立歌劇場に比べると、客席の装飾が豪華な印象を受けました

このほか、「ルイサ・フェルナンダ」は、スペイン語上演、ドイツ語字幕だったのですが、字幕はロジェ二層目両側に設置されていました。かなり小振りな字幕装置でしたが、劇場が小さいので、何と実用になりそうなレベルでした。

小さいながらも本格的な歌劇場仕様であるため、音響効果も抜群です。日本でも同規模の音楽ホールは多数ありますが、いずれも汎用音楽ホールであるため、オペラを上演するのには無理があります。こういった趣のある劇場があるのも、オペラの伝統が脈々と続くウィーンの魅力でしょう

ここで、「こうもり」が初演されたと思うと、感慨深いものがありました

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